フェイエノールトは2008年以来のKNVBベーカーを勝ち獲った。監督 ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストのチームは日曜夜にデ・カイプでFC ユトレヒトとの緊張感あるフィナーレに2-1で勝利。ミヒル・クラーメルの先制ゴール、後半開始直後のラモン・レーウヴィンのゴールの同点ゴールの後、残り15分にエルジェロ・エリアが決勝ゴールを決めた。これによりフェイエノールトはクラブ史上12回目のベーカー獲得。
デ・カイプのスタンドを埋めたフェイエノールト・サポーターは全体の半分にも満たなかったが、それでも7:30にスタディオンの基盤が揺れた。その数秒前にエリアは素晴らしい個人技からポストの内側を叩き、GKが自分のゴールに決めてフェイエノールトが2-1のリード。ロッテルダマースは後半は長時間ユトレヒトに苦しんでいたため、このバイテンスペーラーのゴールは大きな解放感をもたらした。
これは全てHT明け直後に何もないところから生まれた同点ゴールのためだ。FKからアンラッキーにもボールがラモン・レーウヴィンの足元に落ち、ゴール隅へのシュートにケネト・フェルメールは全くノーチャンスだった。このユトレヒトDFのゴールによってクラーメルの先制ゴールも帳消しに。
見事なヘディングでこのスピッツはHT直前にチームにリードをもたらす。ディルク・カイトのクロスは多少後方に逸れていたが、このスピッツはヘディングで綺麗にゴール隅を突き、GK フィリップ・ベドナレクの手は空を切った。この先制ゴールで喜んだ人物は誰よりもクラーメル本人だろう。このスピッツは先制の大チャンスを逃すミス。13分にマルク・ファン・デル・マーレルのパスを奪ってベドナレクの前にフリーになるもボールは枠を逸れた。
フェイエノールトが最初のチャンスを得たのは偶然では無い。デ・カイプの素晴らしいベーカー戦ムードの刺激されたか、チームは勢いよく試合に入り、ボールを失った後も度々すぐに取り戻すことができていた。これはスフェン・ファン・ベーク、エリック・ボテギン、テレンス・コンゴロの集中力のある守備のおかげでもあるが、鍵を握っていたのは中盤だろう。ファン・ブロンクホルストはそこでのエクストラ・マンとして予めリック・カルスドルプを挙げていた。この戦術は前半上手く結果を出し、ユトレヒトがセバスティエン・ハレルのヘディングによって初めて危険なシーンを創ったのは前半ようやく最後の1分になってからだった。
後半最初のベストチャンスで即ゴールが決まり、この同点ゴールがピッチ上の関係も多少変えてしまう。ユトレヒトは自信を増し、一方でフェイエノールトは前半よりプレーが雑に。しばらく両チームともチャンスを作れなかったが、イェンス・トールンストラのFKをベドナレクがパンチングで弾き、リバウンドを狙ったボテギンのシュートはライン上でクリアされた。それから間もなくしてエリアがヘット・レヒューンに歓声をもたらす。このFWはカイトが怪我で交代した終盤いも3点目を狙ったがシュートは枠を逸れ、最後まで緊張感を残したが、フェイエノールトは無事に2008年以来最初のメインタイトルを手にした。
Feyenoord – FC Utrecht
Scoreverloop:
42’ 1-0 Kramer
51’ 1-1 Leeuwin
75’ 2-1 Elia
Scheidsrechter: Kuipers
Geel: Leeuwin (FC Utrecht), Kongolo, Toornstra (Feyenoord)
Opstellingen:
Feyenoord: Vermeer; Karsdorp, Van Beek, Botteghin, Kongolo; El Ahmadi, Kuyt (88’ Nelom), Vilhena; Toornstra, Kramer (80’ Basaçikoglu) en Elia.
FC Utrecht: Bednarek; Van der Maarel, Leeuwin, Letschert, Kum (86’ Joosten); Strieder, Ramselaar, Janssen (86’ Ligeon, Ludwig (77’ Boymans); Barazite en Haller.
https://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/feyenoord-wint-knvb-beker-2016
ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト
「チームは今日とても積極的な姿勢を示し、なんとしてもこの試合に勝ちたいという気持ちを見せてくれた。我々はユトレヒトに力を出させなかった。前半先制した以外にも数回危険なシーンも作っていたが、結局HTまで自分たちのチャンスを掴めなかった。HTに選手たちに『後半何が起きても我々はしっかり対応できる』と言った。このチームは失点にすぐ落ち込むことなく、試合に勝つために何をすべきか分かっている」
「2-1のゴールはエリアのファンタスティックなアクションのおかげ。彼は何度も得点ポジションに入ってくる選手。今週彼に、危険な存在になるには頭にゴールを思い描いてシュートするように言っていたんだ。それを今日、しっかり意識したアクションで中に切れ込んで隅を狙ったシュートで見せてくれた。エルジェロは我々にとって違いを作れる選手であり、今日もそれをやってくれた」
「延長にならなくて良かったよ。カイトとクラーメルが怪我で下がっていたからね。自分たちのスタディオンでベーカーを獲れたのはファンタスティックなこと。この試合は全てがかかっていた。チームをとても誇りに思う」
「私は低調な時期に選手たちにベーカーの重要性は言い続けてきたし、それがこうしてタイトルで報われた。選手たちは大きな賞賛に値するよ」
「勝った後にアドフォカートのことを思った?ディックだけじゃなくとても多くの人々のことを想ったよ。毎日曜にしっかり準備をしてくれるスタッフのこともね。ディレクターもファンも、全員で掴んだベーカーだ」
「私にとってもスペシャルな瞬間。1年目だからね。私のチームがタイトルを獲るのを見る1回目だ」
http://www.fr12.nl/nieuws/37018-gio-ik-denk-aan-veel-mensen-ook-advocaat.html
ディルク・カイト
「僕にとっては5年連続のタイトルだけど、決して慣れない。タイトルを獲る気分は言葉にできないもの。特に何年も苦しい年月を過ごしてきたフェイエノールトではね。ここのみんながずっとこれを待ち望んでいた。僕ら選手以上にサポーターがね。フェイエノールトはタイトルを獲るべきクラブ。これからはもっとタイトルを獲りたい。実際これを良いことの始まりにしないといけないんだ」
「僕らはなるべく長く首位を争うと言う目標を持っていた。苦しい時期でそれができなかったけど、ベーカーもメインタイトル。僕らが倒してきた相手を見れば、僕らは相応しいウィナーだ。それに僕らはベーカーを獲っただけでなく、欧州戦もこれで勝ち獲った。少なくともELのグループステージ6試合をやれる。これはクラブにとってとても意義のあること」
https://www.fr12.nl/nieuws/37010-kuyt-vanaf-nu-gaan-we-meer-prijzen-winnen.html
ミヒル・クラーメル
「ずっとこれを目指していた。僕らは今シーズンのベーカー戦では最も相応しいうぃな0.全ラウンドで相応しい商社だった。これはフェイエノールトに関わる全ての人にとって素晴らしいご褒美」
「後半のスタートに失敗?誰だってロッカールームからしっかり戻って来たい。でも僕らはそこからちゃんと立ち直り、個人技で勝つこともできた。特にサポーターにとって素晴らしいことだと思う。彼らはこれ以上なくタイトルに相応しい人たち」
http://www.fr12.nl/nieuws/37009-kramer-supporters-verdienen-het-het-meest.html
エルジェロ・エリア
「自分のゴール後は全身に鳥肌が立ったよ。この数週間調子が良かった。波に乗っていたし、良い試合ができてアシストもしていた。そして今回は自分で決められた。昔の自分に戻った気分だ。僕はもうキャリアで何度かカンピューンになってるけど、これほど喜びを爆発させた経験は無かった。自分のゴールがロッテルダムを緊張から解き放ったんだ。月曜のセレモニーでもそれを見れるのが楽しみ
僕はj左バイテンであり、偽の左バックでもあった。だから全てしっかりこなした上でアクションを起こさないといけなかった。ユトレヒトは前半は守りを固めていたけど、後半1-1にして信じる気持ちが生まれ、スペースが広がった。そこで僕がドリブルを仕掛け、アクションを起こして牽引したんだ」
https://www.fr12.nl/nieuws/37016-elia-ik-ga-vanavond-helemaal-lam-worden.html
イェンス・トールンストラ
「ファンタスティック。僕にとって最初のフィナーレですぐにベーカーを獲れた。これは全ての流れを変えた試合。これで僕らにとって今シーズンはなかなか良いモノになった。僕らは必死にファイト↓。決して凄く良くは無かったけど、十分良かった。今夜は街で楽しむよ」
https://www.fr12.nl/nieuws/37017-toornstra-vanavond-gaan-we-lekker-de-stad-in.html
カリム・エル・アマーディ
「パトリックだけでなく、チームの多くの選手にとって苦しい1年だった。この場にいられてとても嬉しいよ。僕自身2回フィナーレに出て2回負けていたから今回3回目で遂にベーカーを獲れた。フェイエノールト・シャツを着て、僕らの観客とロッテルダム全体のためにこのタイトルを獲れたことをすごく誇りに思う」
http://www.fr-fans.nl/nieuws/24323/emoties-bij-feyenoord-niet-alleen-voor-patrick
ケネト・フェルメール
「ユトレヒトが後半一か八かでプレーしてくるのは誰でも分かること。そこでFKになり、ボールの転び方が悪く決められた」
「今日の選択肢は勝利の一つしかなかった。フェイエノールトがベーカーを獲ったのはかなり前のこと。期待は高かったけど、今日の僕らはそれに応えた」
ユトレヒト・サポーターの花火投げ込みについて
「僕は多少慣れたね。スチュワードに『僕にとっては挨拶のようなものだよ』と言ったよ。でもユトレヒト・サポーターが良いことをしたとは思わない。主審が上手く対応してくれたけど、試合が止まっていたらもっと酷いことになってもおかしくない」
https://www.fr12.nl/nieuws/37023-vermeer-het-mooiste-de-coolsingel-moet-nog-komen.html
スフェン・ファン・ベーク
「ファンタスティックだ。言葉が無いよ。小さな子供の頃からの夢が今日実現した。スーパーに嬉しいよ。僕らはチームとしてタイトルを獲りたかった。カンピューンスハップは取れなかったけど、こうしてベーカーを獲れた。僕らは深い谷間を経験したけど、こうしてそこから脱出してこの数ヶ月はかなり上手くやれている」
https://www.fr12.nl/nieuws/37019-van-beek-als-kleine-jongen-droom-je-hier-van.html
テレンス・コンゴロ
「本当に素晴らしい瞬間。僕らは先制し、その後追いつかれたけどしっかりファイトに戻れた。至極相応しい勝利。僕はずっと自信を持っていたし、信じる気持ちを強く持ち続けたけど、最後の数分は緊張した。フェイエノールト1での僕の最後のタイトルだからね。本当に素晴らしい経験・明日は初めてのコールシンゲル。とても楽しみだ」
リック・カルスドルプ
「今日は特にチームによる勝利。僕らはリーグ戦で9試合勝てない時期があった。多くのクラブはそのまま落ちてしまうけど、僕らはそうはならなかった。ここ最近の僕らは堅固なチームなのを見せているし、そのおかげで2月終わりからはもう負けてもいない。僕らはキャラクターを示しているんだ。今日も後半上手くロッカールームから出てこれなかったけど、同点にされてから再びキャラクターを示した。それが最終的に僕らに勝利をもたらしたんだ」
「このフィナーレに向けてはとても良い準備ができた。昨夜はハイス・テル・ダインにみんなで泊まったけど、それも普通ではないこと。テクニカル・スタッフも交えていろいろ議論したよ。最終的にこうやって試合を終えられたのはファンタスティックなこと」
「試合が終わった時の安堵感はとてつもなかった。僕らもスタンドもね。フェイエノールトの選手たなら一度はこのクラブでタイトルを獲りたいと夢見るもの。それが遂に叶ったんだから、泣き叫びたいほど嬉しいよ」
やったねコールシンゲル!
ユトレヒトがコンパクトに守ってカウンター狙いで来たのでテンポを上げるのに苦労しましたが、ユトレヒトもボールを持った時が雑なのでまぁかなり助かりました。試合自体は低調でしたが、内容的は全く正当な勝利。特にボテギンが良かったですね。冬場苦しんでいたリックとスフェンもしっかり活躍し、後半はエリアがかつての姿に戻ったかのような決定的仕事。このフォームが維持できれば本当に強力なカードですが、まぁ来シーズンに期待。
なにはともあれ、ようやく久々のタイトルです。今大会は本当にきつかったので喜びもひとしお…