フェイエノールトは木曜午前にエルジェロ・エリアと2年契約を結んだとクラブサイトで発表した。28歳のウィンガーは水曜にメディカル・チェックを済ませており、Werder Bremenから即移籍。フェイエノールトではFC Baselに移籍したジャン・パウル・ボエチウスが付けていた背番号11を背負う。
「エルジェロがフェイエノールトを選んだのは他でもなくスポーツ面での挑戦のため」とテクニカル・ディレクター マルティン・ファン・ヘール。「彼はこの数年間欧州のビッグリーグのフロート・クラブでプレーしてきた。その経験とクオリティで間違いなく我々のチームを助けられるはず。エルジェロがフェイエノールトを選んだことを我々はとても喜んでいるよ」
フォールブルフ生まれのエリアは2005年にADO デン・ハーグでエールディヴィジにデビュー。2年後にFC トゥエンテにステップアップし、2年間スタメンとしてプレー。その後Hamburger SVへの移籍を果たした。
この4年間エリアはJuventus (2011-2012)、Werder Bremen (2012-2015)と契約。昨シーズン後半はWerder BremenからSouthampton FCへレンタルされ、元フェイエノールトの監督 ロナルド・クーマンのもとプレーした。
エリアはオランダ代表でここまで28試合出場。オランイェが2位になった2010年Wのセレクションの一員であり、この大会6試合に出場。フィナーレでは残り20分でディルク・カイトに代わって出場している。
http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/feyenoord-versterkt-zich-met-eljero-elia
エルジェロ・エリア
「フェイエノールトを選んだのはまず第一にとても美しいスタディオンを持つとても素晴らしいクラブだから。それに僕にとってはもう一度フットボールに戻るために、スタメンでプレーすることが何より重要。満員のデ・カイプでプレーするのが待ちきれないよ」
「僕はロッテルダムとクリックしるものがあるし、ここの人々のメンタリティに惹かれるんだ。ロッテルダムに友人も多いし、彼らはみんなフェイエノールトのファン。僕がフェイエノールトに行くかもという話をしたら、みんな感激してくれたよ。それ以降は2時間ごとに決まったかと連絡が来た。最後は自分の電話を切って、知りたかったら僕の彼女に電話するように言ったんだ」
「ここ最近はとても妙な時期だったよ。ドイツに残ることもできたし、トルコに行くことも、イングランドに行くことも、UAEに行くこともできた。サウジ・アラビアで大金を稼ぐこともできたんだ。そこには実際に見に行ったけど、サウジ・アラビアに良いフィーリングは持てなかった。僕あお金のために遠くに行くフットボール選手じゃないからね。そして代理人にフェイエノールトに行きたいと伝えた。クラブはすぐに動いてくれたよ。ファン・ヘールとファン・ブロンクホルストと話をして、結局5日間で全てまとまった」
「このチームには多くの可能性があると思う。とてもクオリティのあるチームだし、ポテンシャルは大きい。若手のお手本になって彼らを支えたいし、チームにプラスαの刺激をもたらしたいね。そしてみんなで手の届く一番高いところを目指さないと」
「オランダ代表復帰にプライオリティはおいていない。まずはフェイエノールトでなるべく高いレベルに届きたい。その先には自ずと続いていくと期待している」
本当に来ました。全く構想になかった選手ですが、逆オファーとボエチウスの移籍でトントン拍子の流れに。クオリティのある本格派バイテンスペーラーは歓迎ですし、2年契約なのでパッと活躍してパッとステップアップしてくださいということでしょう。思ったよりメンタリティも備わってるというか、いろいろ経験してさすがに落ち着いたのか、まともな印象。ただどう見ても駒が余ってるのはどうするんでしょうね、しかし。