ディルク・カイトが土曜夜にフェイエノールトい復帰後初ゴール。Olympiakosとの練習試合で60分過ぎに自ら得たPKを決めた。だがカイトもフェイエノールトが来週のFC ユトレヒト戦でリーグ戦がスタートする前最後のテストでフェイエノールトが1-3で敗れるのを防ぐことはできず。シモン・グスタフソン、ミケル・ネロム、ジャン・パウル・ボエチウスがこの試合体調不良で欠場している。
フェイエノールトはプレシーズン最後の試合で自分たちがようやくフットボールを始めるのに30分を要した。チームは特に序盤はギリシアのカンピューンにほとんどプレッシャーをかけることができず、コンビネーションから初めて相手ゴール前に迫れたのはHT前残り15分に入ってからだった。
この時すでにフェイエノールトは0-2のビハインドを背負っていた。Olympiakosはどちらのゴールもカウンターから。6分にイェンス・トールンストラが危険なポジションでボールを失い、そこからケネト・フェルメールが突然相手と1対2に。一人目のシュートは防いだが、リバウンドに詰めたFranco Jaraには為す術が無かった。20分過ぎには勢いのあるカウンターでほとんどピッチ全体で圧倒され、最後はFelipe Pardoが0-2に。
フェイエノールトはこの時間帯に少なくとも追い上げのゴールを決められなかったことで自分たちを責めるべきだろう。チームは2回の大チャンスを作り、そのどちらもビラル・バサチコグルのクロスからだった。30分過ぎにそのクロスからディルク・カイトのヘディングはバーを越え、直後にエルヴィス・マヌいも素晴らしいアシストをゴールに繋げられず。HT直前にビジターチームが再び勢いのある組み立てから最後はKonstantinos Fortounisが0-3としたことで、この二つのミスはさらに高く付くことになった。
HT明けのフェイエノールトは少なくとも敗戦は受け入れたことでもう一つの顔を見せた。後半、ヘット・レヒューンは何度か良いコンビネーションを目にし、ベスト・チャンスもファン・ブロンクホルストのチームの側にあった。そのため、60分過ぎにカイトがフェイエノールト復帰後初ゴールを決めたのも全く相応しい結果と言える。このスピッツはPKを得るとそれを自ら決めた。
だがこれが最終スコアとなり30分後に敗戦が決定、フェイエノールトは来週のFC ユトレヒトとのホームゲームへ向け、特に後半の内容から自信を得るだろう。試合終了後にはヘット・レヒューンから拍手が送られたのももっともな光景だった。
Feyenoord – Olympiakos 1-3
Scoreverloop:
6’ 0-1 Jara
24’ 0-2 Pardo
45’ 0-3 Fortounis
62’ 1-3 Kuyt (strafschop)
Scheidsrechter: Van Boekel
Geel: Van Beek, Toornstra, Manu, Vejinovic (Feyenoord), Pardo, Durmaz, Jara (Olympiakos)
Opstellingen:
Feyenoord: Vermeer; Karsdorp, Van Beek (59’ Dammers), Kongolo, Vilhena; El Ahmadi (83’ Nieuwkoop), Vejinovic, Toornstra (46’ Immers); Basaçikoglu, Kuyt en Manu (63’ Kazim-Richards).
Olympiakos: Jimenez; Elabdellaoui, Avlonitis, Vouros, Do Carmo (86’ Masuaku); Milivojevic (89’ Zdjelar), Fortounis (Dominguez), Bouchalakis (82’ Kasami); Pardo (76’ Fuster), Jara (75’ Pulido) en Durmaz (46’ Dossevi).
http://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/programma/feyenoord-olympiakos/verslag
ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト
「来週のFC ユトレヒト戦が我々にとって本当のスタートであり、分かれ目になる。まだその試合げ向けて1週間準備できる時間がある。FC ユトレヒト戦ではしっかりやれるだろう」
「我々は先週のSouthampton戦と同じ失敗をしてしまった。そうした失敗からOlympiakosは危険なシーンを作り、ゴールも決めた。こういうタイプにチャンスを与えればゴールも許すことになるのは誰でもわかる。序盤の我々は自分たちのプレーが上手く出せていなかった。後半は良くなって、チャンスはほとんど与えなかったし、自分たちもふさわしいゴールを決めた」
「プレシーズンのこの段階でこういう試合は残念。特に先週も負けたからね。だが一方で我々は意識してトップチームを相手に選んだ。リーグ戦スタートまであと1週間ある。FC ユトレヒトとのホームゲームで良いスタートが切れるように全力を尽くすよ」
グループ内に風邪が流行
「先日はレクス・インマルスも体調を崩していた。これはスタッフ内の数人もだ」
ビラル・バサチコグル
「特に自分たちの観客の前だから練習試合シリーズをできれば勝って締めくくりたかった。でも来週3ptsを獲る方が重要。もちろんこの数週間の結果は気になるけど、練習試合では結果が何より大事というわけではない。要はチームとして上手くやって、悪い部分を改善していくこと。結局はそこをやっていくべき」
「0-2の時間帯に追い上げのゴールが決まっていればまだ本当の試合にできたかもしれない。0-2になってしまったのは僕自身の責任。でも相手がCLレベルのチームだったのも忘れてはいけない」
ディルク・カイト
「先週もそうだったけど、今日も僕らは同じナイーヴさを見せてしまった。僕自身もショックを受けいている。僕らはチームとして今日見せたものよりももっとクオリティがあるんだ。こういう負け方はガッカリ。やるべきことはまだまだある」
「レクスとコリンが入ってパワーが増した。これも僕らのチームに必要なこと」
http://www.fr12.nl/nieuws/32736-kuyt-schrikt-van-naiviteit-vorige-week-ook-al.html
レクス・インマルス
「僕は10年間プロ・フットボールでやってきて、常にプレーしてきた。だからカイトが僕をスタメンで出るべき選手だといっても驚かないよ。でも選択権は監督にある。僕はやるべきことをやるだけ。決して諦めずに100%を出す」
http://www.fr12.nl/nieuws/32738-immers-voelt-zich-basisspeler-maar-volgende-w.html
クラーシがいなくなって失点が増えるのは計算済みなので、問題は昨シーズン少なすぎた得点を増やせるのかどうかなんですが、ほとんど光明が見えないままリーグ戦に入ることに。ファン・ヘールへの風当たりはなかなか厳しいものがあります。
失点はそもそもボールにプレッシャーをかけられず、相手に競り合いにもいけない脆弱なメンタリティにあり、後半多少マシになったとは言いつつもHT 0-3では終わってる試合なので何とも言えません。まぁイェンスとマルコの中盤二人が特に揃って酷ければこうなります。テレンスもどうもぱっとせず、困ったも…。ジオが真剣なオプションと言うフィレーナの左バックは後半多少マシになりましたが、vdハイデンが入ってテレンスが左バックでやれる状況でさらに選択肢を増やす意味があるのか、ただのガス抜きにしか思えませんが。
結論を言えば今日はレクスの重要性が再び証明されただけの試合。そしてカリムがあからさまにポジションを下げたので、カリムを使うならやはりプント・ナール・フォールでレクスを10番に置くのがベストでしょう。
チームとしてフットボールの低調さが目に余りますが、まずマルコが組み立てでほとんど役に立たず、いったい今日は何回前にパスを出せただろうというほどの低調さ。周りの問題でもありますが、マルコが役に立たないと根本的な問題を抱えることになるのでここは早急になんとかして欲しいところ。
前線はビラルが悲しいかな唯一の光明。ゴール前にクラーメルがいればと思わずにはいられません。結局ディルクとカジムとビラルの組み合わせか。
前半はさっぱりファイティング・スピリットが見えないがっかりな内容。風邪が流行ってるようなのでその影響もあるかもしれませんが、コンディション調整にまた失敗、というのだけは勘弁してほしいところ。来週からはいよいよdkdkの本番です。