フェイエノールトは土曜夜にライバルのAZ、FC ユトレヒト、ヘラクレス・アルメロが勝ち点を落としたのを最大限に活かした。監督 ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストのチームはエクセルシオールとのスターツダービーで弟分への優しさを見せずに易々と3-0で勝利。ディルク・カイトが2得点、エルジェロ・エリアが1得点を挙げている。リーグ戦5連勝により4位AZとの差を5ptsとなり、フェイエノールトの3位はより強固になった。
正にフェイエノールトが切望していたとおりの楽勝だった。ここまでの別の降格候補であるSC カンブール、デ・フラーフスハップとのホームゲームではホームチームが勝負を決めるのに最後の15分間までかかったが、この土曜夜はエリアが2-0のゴールを決めるのに33分間しかかからず。この左バイテンは開始5分でルイジ・ブラインスのバックパスのミスからポスト直撃で突然のチャンスを逃したが、30分過ぎにエクセルシオールのDF ユルヘン・マタイを上手く追いかけてボールを奪ったカイトからこぼれ球を拾ったイェンス・トールンストラのパスを受けてネットを揺らした。
デ・フラーフスハップ戦の出場停止からチームに戻ったフェイエノールトのキャプテンは、すでに21分にトールンストラのCKからニアで見事なヘディングを決めてチームに先制点をもたらしていた。HT明け15分にはこの二人が再びお互いを見つけ、トールンストラのパスをファーのカイトが得点へと変え、今シーズンリーグ戦18ゴール目に。フェイエノールトは前半の内に3点目を決めることもできたが、ミヒル・クラーメルとトニー・フィレーナのシュートはエクセルシオールのGK トム・マイテルスに阻まれた。
観客はこの夜3点目に満足して席を離れ、エクセルシオールはフェイエノールトの今シーズン最大の勝利(FC トゥエンテ戦の5-0)に近づく犠牲者となるかに思われた。だが実際そうならなかったのはクラーメルのフィニッシュに運が無く、途中出場 ビラル・バサチコグルの見事なシュートがマイテルスにセーブされ、ロスタイムにはミケル・ネロムのチャンスポジションからのシュートがゴール前を通過したためだった。
フェイエノールトがリードをさらに広げられなかったのが、おそらくファン・ブロンクホルストがチームを責めることができる唯一の点だろう。それ以外の点では監督は満足して試合を振り返ることができるはずだ。彼のチームはようやくまた何の問題も無い勝利を挙げ、これによりエールディヴィジ3位は手の中でますます強固になった。さらにファン・ブロンクホルストはチームの支えであるベテラン カリム・エル・アマーディとカイトを終盤に休ませ、マルコ・ヴェイノヴィッチとアナス・アチャバールにリーグ戦での出場時間を与えることもできた。
Feyenoord - Excelsior 3-0
Scoreverloop:
21’ Kuyt 1-0
33’ Elia 2-0
59’ Kuyt 3-0
Scheidsrechter: Richard Liesveld
Gele kaarten: –
Opstellingen:
Feyenoord: Kenneth Vermeer; Rick Karsdorp, Sven van Beek, Eric Botteghin, Miquel Nelom;
Dirk Kuyt (82’ Anass Achahbar), Karim El Ahmadi (77’ Marko Vejinovic), Tonny Vilhena; Jens Toornstra, Michiel Kramer, Eljero Elia (63’ Bilal Basaçikoglu).
Excelsior: Tom Muyters; Khalid Karami, Jurgen Mattheij, Sander Fischer, Bas Kuipers; Luigi Bruins (57. Jeff Stans), Rick Kruijs (46. Henrico Drost), Adil Auassar; Stanley Elbers, Tom van Weert, Daryl van Mieghem (71. Brandley Kuwas).
ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト
「エクセルシオールが悪かった?私の目は自分のチームに向いている。間違いなく良かった。ボールテンポを高く維持し、プレーに多くのダイナミックさがあり、ゴールを目指し、早めにプレッシャーを掛けていた。ああいうふうに試合に入らなければいけない。今日は最終ラインもより前へとプレーしたことでスペースがそれほど広がらなかった。その点で今日はここれまでの数試合よりもかなり良かった」
「今日は前半で試合に勝った。こういう試合の入り方をして序盤にゴールを決められれば相手は何かを得られるという気持ちが持てなくなる。我々は前半でそれを上手くやった。この数ヶ月でベストの序盤の一つだった。もっと早く試合を決められたはず。HTにはこのまま続けてもっとゴールを決めなければいけないと話したし、あと3,4点は決められただろうが、最後のところでシャープさと運が無かった」
「これで4位と5pts差になったのはボーナス。我々にとってパーフェクトな週末だ。連勝が続いて喜んでいるし、チームを褒めたい。この試合はリーグ戦の終盤に向けて自信になるよ」
「ディルクがあの年齢でまだ多くのゴールを決め続けているのは特別なこと。チームにとって重要な存在だし、ディルク自身にとってもファンタスティックなことだ。ミケルがボールを転がさずに浮かせていれば彼はがら空きのゴールに3点目も決めていただろう。そういうところで我々はもっと良くなれる」
https://www.fr12.nl/nieuws/36668-van-bronckhorst-trainer-zijn-is-altijd-leuk-b.html
https://www.fr12.nl/nieuws/36669-dit-was-n-van-de-beste-beginfases-van-de-laat.html
イェンス・トールンストラ
「僕らは自分たちのタスクを見事に果たしたと思うよ。エクセルシオールは特に前半それほど力を見せられなかったけど、それは僕らのせいでもある。僕らは上手く試合に入って終始彼らにプレッシャーを掛け続けた。ようやく相手陣内で果敢にフットボールができた?確かに。デ・フラーフスハップ戦やカンブール戦を繰り返さないようにしなければいけなかったし、それに成功した」
「1点目はディルクが上手く頭で決めてくれた。最後の20分間は酷かった?最終的にもっと点差を広げられたはずなのに、ピッチを広くし過ぎてしまった。前線の僕らの気持ちが強すぎて行きすぎてしまったせいかもしれない」
https://www.fr12.nl/nieuws/36666-jens-toornstra-belangrijk-het-staat-prima-zo.html
ディルク・カイト
「出場停止は本当にウンザリだった。だから今日はピッチに戻れていっそう気分が良かったね。」
「今日もまたチームのために重要な存在になれて嬉しい。これで6試合6得点。トップ下のポジションをとても気に入っている。まだ3点目も決めたかったけどね。狙っていたし、チーム全体も今日は90分間主導権を取ってもっとゴールを決めようとしていた。チームにもしっかりリズムが戻ってきている。僕らが自分たちを責められる唯一の点はもっとゴールを決めなかったこと」
「チームはここ最近どんどん良くなってきている。僕らは自分たちの順位を守って3位にならなければいけないし、これから数週間はそれを目指して全力を尽くすよ」
来シーズンに向けて
「クラブも僕も心配はしていないと思うよ。僕は逃げ出すような男じゃない。するべきチャレンジが残っているなら立ち向かわなければいけない、たとえ逆境であってもだ。僕らは苦しい時期もあったけど、もうそれは抜け出した。僕は前から1年だけで終わりたくないとずっと言ってきたし、僕には大きな野望があるんだ」
https://www.fr12.nl/nieuws/36670-kuyt-ik-ben-geen-wegloper-en-heb-nog-veel-amb.html
言うほどハイテンポだったかはちょっと微妙で、実際組み立てがまだそんな良くないんですが、どうもエクセルシオールは毎回プレッシャーを掛けると簡単にボールを渡してくれるので話が早くなってしまいます。チームとしてのプレスもかかってるのかかかってないのか微妙なところなんですけど… 大丈夫かエクセルシオール。
とにかくトニーが良かったですね。まぁあと数週間のお楽しみ。イェンスも3アシストで結果を出し、もうスタメンの座は揺らがないでしょう。左サイドで試されたように見えたビラルはチームが悪い時間帯でほとんどボールが来ず、結局左右入れ替え。
まぁ雰囲気をさらに良くして自信を付けるならこの試合だったので、快勝で良かった良かった。ここからはまたタフな相手が続きますので、5pts差をしっかり守っていきたいところ。