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後半のゴールラッシュでエクセルシオールに勝利(第4節:エクセルシオール-thuis結果)

フェイエノールトは4節を終えても1ptも落としていない。監督 ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストのチームは蒸し暑いの夏の夜にデ・カイプで同郷のエクセルシオール相手に4-1で勝利。序盤の苦戦と0-1のビハインドを背負った後にディルク・カイト(2)、スティーヴン・ベルフハイス、イェンス・トールンストラがゴールを決め、最終的にデ・カイプはお祭り気分の夜となった。

 

この夜最も重要な瞬間はおそらくHT直前、ニコライ・ヨルゲンセンのパスからディルク・カイトが1-1としたシーンだろう。フェイエノールトのキャプテンは見事なボレーをゴール逆隅に決め、彼の今シーズン初ゴールでチームはなんとか多少ポジティヴな気分でロッカールームに戻ることができた。

 

フェイエノールトを同点に追いつかせたのがカイトだったのは偶然では無い。キャリア通算リーグ戦600試合のキャプテンは見るからに精力的で、9分にすでにゴールに迫っていたが、リック・カルスドルプのクロスにゴール前至近距離から強烈にポストを直撃。

 

これがホームチームにとって大量のチャンスの序章になると思われたものの、実際フェイエノールトのプレーはその後低調になる一方だった。チームはプレーテンポが低く、エクセルシオールのコンパクトで組織的な守備を驚かすことができず、時に集中力を欠いたプレーも見えた。そうした緩んだシーンの一つで26分に先制ゴールを許すことに。ナイジェル・ハッセルバインクが左サイドを突破し、完全にフリーになっていたステンリー・エルベルスによってフェイエノールトは今シーズン初失点。

 

しかしカイトの同点ゴールによって勢いの付いたフェイエノールトは、HT明けの出だしはかなり良いプレーに。チームはこの時間帯に良いチャンスをいくつも作り、58分にカイトのこの夜2点目でリードを奪う。HTにテレンス・コンゴロに代わって投入されたヤン・アーリー・ファン・デル・ハイデンの見事なパスを受けたカトワイカーは胸トラップから右足のワンタッチでゴール逆隅にシュートを決めた。

 

ヘット・レヒューンの歓声が鳴り止む前にさらにもう一度ネットが揺れる。カリム・エル・アマーディの丁寧なパスを足下に貰ったスティーヴン・ベルフハイスが、左足でバーの上部を叩いて決まる素晴らしいゴール。このバイテンスペーラーにとってはフェイエノールトでの初ゴールであり、自身の好プレーに花を添えた。彼は前半は左バイテンとして数回脅威になっていた後、後半は右サイドで自身の能力を十二分に発揮していた。

 

そして後半左スピッツとしてプレーしていたのイェンス・トールンストラが、その3分後にさらにゴール。エクセルシオールのGK トム・マイテルスを至近距離で楽々とかわし、6分間で3点目にデ・カイプは歓声が沸き起こった。

 

5点目は生まれなかったものの、途中出場 ミヒル・クラーメルはヘディングで惜しいシュート。残り10分にはヘット・レヒューンは19歳のモー・エル・ハンクーリをこれ以上無く力強い拍手で出迎えた。この夏プロ契約にサインした元ユース選手はベルフハイスに代わっての途中出場でフェイエノールト1にデビューし、数回の見事なアクションに観客にお礼。こうして苦しんだスタートからデ・カイプは最後は美しい夏の夜となり、フェイエノールトは良い気分で代表戦期間に入る。

 

Feyenoord - Excelsior 4-1

Scoreverloop:

26’ Elbers 0-1

45’ Kuyt 1-1

59’ Kuyt 2-1

61’ Berghuis 3-1

65’ Toornstra 4-1

 

Scheidsrechter: Liesveld

Gele kaarten: Koolwijk (Excelsior)

 

Opstellingen:

Feyenoord: Brad Jones; Rick Karsdorp, Eric Botteghin, Terence Kongolo (46’ Jan-Arie van der Heijden), Lucas Woudenberg; Karim El Ahmadi, Dirk Kuyt, Tonny Vilhena; Steven Berghuis (81’ Mo El Hankouri), Nicolai Jørgensen (66’ Michiel Kramer), Jens Toornstra.

Excelsior: Tom Muyters; Khalid Karami, Jurgen Matheid, Henrico Drost, Bas Kuipers; Luigi Bruins, Kevin Vermeulen (84. Dogucan Haspolat), Ryan Koolwijk; Stanley Elbers (62. Terell Ondaan), Nigel Hasselbaink (62. Anouar Hadouir), Fredy Ribeiro.

 

https://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/uitslagen/feyenoord-excelsior-netherlands-eredivisie-2016-2017/verslag

 

ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト

「私の目から見て前半最初の15分間はなかなか良かったが、ただゴールを決めないといけなかった。特にコンパクトに守って素早くカウンターを仕掛けられるチーム相手にはね。エクセルシオールの先制ゴールもまさにそう。我々は上手く対応できていなかった。結局前半残り10分になってようやく試合が我々のものになり、良いタイミングでディルクの同点ゴールが決まった。HT1-1は正当な結果だったと思う」

 

「HTに選手たちに前半については何も言わなかった。その代わりに後半はテンポを上げてエクセルシオールにプレッシャーをかけ続けるように指示を出したんだ。選手たちはそれを特に後半最初の20分間で見事にやってくれた。短時間に3得点ですぐに勝負を決められたのはポジティブなこと。スティーヴンのシュートはファンタスティックだったね」

 

「今日は途中出場で入った選手たちが後半重要な役割を果たした。ヤン・アーリーはとても良かったし、ディルクの2点目に出したパスはファンタスティックだった。ミヒルは数回ゴールに近づいたし、私はモーにも是非チャンスを与えたかった。彼はトレーニングで良くやっているし、どんどん力強くなってきている。遠慮無く堂々とプレーしていたし、素晴らしいデビューだったと言える」

 

「4試合12ptsはリーグ戦最初のブロックとして大満足できる。コップローパーで並んでいるのは素晴らしいこと。2週間休んでこれから迎えるハードな期間へ向けて最大限の準備をするよ」

 

https://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/van-bronckhorst-uitstekend-eerste-competitieblok

 

ディルク・カイト

「僕らは上手く試合に入れたと思うけど、相手のスピッツ陣のスピードにちょっと慌ててしまった。でも前半の内に追いつけて良かったよ。後半はガスを入れてもうエクセルシオールを寄せ付けなかった。昨年の僕らはまだビハインドを背負うとパニックになってしまうことがあったけど、今のこのチームにはそうならないだけのキャラクターがある」

 

「ヤン・アーリーのパスは1998年WKのデ・ブールのベルフカンプへのパスを思い起こさせたね。何とかコントロールして枠内にシュートしようとして、幸運にも上手くいってくれたよ」

 

「4試合で12pts. このスタートブロックにはとても満足できる。ここから次のブロックだ」

 

https://www.fr12.nl/nieuws/38469-kuyt-vorig-seizoen-in-paniek-bij-achterstand.html

 

スティーヴン・ベルフハイス

「カリムがパーフェクトなパスをくれたよ。上手くシュートできたかは自分ですぐに分かるものだけど、あれだけ綺麗に決まるとはね… 美しいゴールだった」

 

「ゴールを決めた後のスタンドの安堵感は凄かったね。正直にとてもスペシャルな感じだったと言うほか無い。このフィーリングが僕に欠けていたもの。昨年はほとんどプレーできなかったし、ゴールも決められなかった。このために僕はフェイエノールトに来たんだ」

 

「前半は左サイドでボールを受けてピッチを広く保とうとしたけど、右サイドからのプレーが僕にとってはより自然なフィーリングでやれる。でもサイドの入れ替えだけのせいとも思わない。ヤン・アーリーの途中出場も良かったし、彼が入ったことでよりフットボールになった。その結果、後半はチームとしても良くなったし、より高いテンポでよりガッツを持ってやれた。月曜は良い気分でオランダ代表に行けるよ」

 

https://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/berghuis-%E2%80%98heerlijke-ontlading-na-mijn-goal%E2%80%99-

http://www.fr12.nl/nieuws/38475-berghuis-het-was-mooi-ze-gingen-helemaal-los.html

 

モー・エル・ハンクーリ

「ずっとこれを夢に見ていた。僕はロッテルダム・ザイトで生まれ育ったし、フェイエノールトはずっとマイン・クラブ。小さい頃からデ・カイプの歓声を遠くで何度も聞いていた。そうやって育てば誰だって考えるのは一つ。『いつか自分のあそこでプレーしたい』ということだけ。19歳という年齢でデ・カイプのような美しいスタディオンでフェイエノールトにデビューできたのはとても素晴らしいこと。僕にとっても、ずっと僕を支えてくれた両親にとってもね」

 

「僕は自分にとても自信を持っているし、常に勇敢にプレーする。だからデビュー戦でもすぐに数回アクションを起こせた。観客らかの賞賛の声も聞こえていたよ。あれは最高の気分にさせてくれた。この週末の残りはこの夜のことを思い出して味わうよ」

 

「プレシーズンはとても良いフィーリングでやれたし、どんどん良くなっていたっけど、こうしてもうデビューできるのは期待していなかった。これは僕が毎日しているハードワークへの良いご褒美だと思っている。これからもハードワークを続けて地に足を付けてやり続けるのが大事。その上で今後もっと出場時間があるのを期待するよ」

 

https://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/el-hankouri-%E2%80%98hiervan-heb-ik-altijd-gedroomd%E2%80%99

 

 

結果的に大勝。後半の出だしはかな~り良かったです。これがせめて45分間、できれば60分間、欲を言えば90分間続く試合が増えれば、というところ。失点シーンはまずリックが前に詰められずにパスを許し、ボテギンが前に詰められずにハッセルバインクに前を向いてボールをコントロールしてスピードに乗る十分な時間を与え、ゴール前へのパスにテレンスもルーカスもボールを見て走り込んでくるエルベルスに誰も付いていなかったというシーン。ボテギンが一番悪い気はします。だいぶ良くはなっているものの、前進守備に躊躇しているシーンはちらほらとあり、チームとしてもスピッツ陣だけがボールを追いかけてスペースが広がってしまう時間帯があり、もっと強力なカウンターを仕掛けてくるチーム…PSVとかPSVとかPSVとか相手だとどうなることやら。

 

ディルクが突然の2ゴールでとても良かったですが、今日は妙にニコに近い高い位置でプレー。ただ前半はカリムとトニー&ディルクの距離が離れすぎていたのか、中盤でのパス回しが少なくて結局最後はリックのクロスという単調な攻撃が目立ちました。中盤のバランスはまだもう少し…

後半はその当たりのポジショニングのバランスが目に見えて良くなったのと、ベルフハイスが右に回ったことで明らかにバリエーションが増えたこと、そして全然期待してなかったヤナーリーが妙に良くパスを配球してテンポを作ってくれたのが大勝の要因。特にヤナーリーのプレーは層の厚みを考えると嬉しいところ。マルコも活躍できると良いですが。そしてモーがデビューしてなかなかの好印象を残し、ビラルと十分競争できる予感。