フェイエノールトは日曜に現在のランズカンピューン PSVとの差を広げることに失敗。ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストのチームはアイントホーフェンでジェフリー・ブルマのオウンゴールによって早々にリードを得るも、それを守り切ることができず。3-1で勝利したPSVがフェイエノールトとの順位表の差を1ptに縮めた。エルジェロ・エリアがフェイエノールトでのデビューを果たしている。
前半のフェイエノールトで最も際立っていたのがケネト・フェルメールというのが十分内容を物語っているだろう。フェイエノールトがHTまでにビハインドを負わずに済んだ大部分は、このGKの数回の好セーブにあった。
フェイエノールトが現ランズカンピューン相手にまだ好スタートを切れたのは右サイドでの素早い攻撃のおかげ。そこからビラル・バサチコグルが良いクロスを上げ、そのボールをPSVのDF ジェフリー・ブルマが自分のゴールに決めた。
良いスタートを切れたフェイエノールトだったが、そこからチームのプレーレベルは低下。ファン・ブロンクホルストのチームは次第に後方に押し込まれ、カウンターでもほとんどボールをキープできず。その結果ホームチームに数えられないほどの好チャンスが生まれ、フェイエノールトは数回の好セーブと幸運に助けられていた。
それでも前半終了10分前にマクシメ・レスティエンの同点ゴールを防ぐことはできず。このベルギー人サイドプレイヤーはデイヴィ・プロッペルのパスをフリーで受け、左サイドからシュートを決めた。
ここから後半半ばまでフェイエノールトは試合展開をほとんど変えられず。すでにPSVは左サイドからのルシアーノ・ナルシンのクロスを中に入りながら受け、フェルメールをゴロで抜いたサンティアゴ・アリアスのゴールによってリード。
また、フェイエノールトがいくつかの交代をしてもさらに酷くならないことも再び証明された。エリック・ボテギンが怪我でリック・カルスドルプと交代し、レクス・インマルスに代わってエルジェロ・エリアがデビュー。
これでディルク・カイトがアハター・デ・スピッツに入ったことで、フェイエノールトは勢いがつき、後半最初の大チャンスが生まれる。テレンス・コンゴロのパスを受けたバサチコグルがイェルーン・ズートに阻まれ、カイトのクロスをインマルスがヘディングも逸れる。さらにヴェイノヴィッチのFKをニコラス・イシマツ・ミリンが触って危うくオウンゴールになりかけたが、ボールはポスト内側を叩いて弾かれた。
この時間帯フェイエノールトは次第に主導権を引き寄せていたが、主審 カイパースの疑問の判定で試合は決着。この審判はエリアのファールを取ってPSVにPKを与えたがビデオ映像ではこのFWは相手に触れていなかった。ユルヘン・ロカーディアがこのプレゼントをモノにして3-1.
PSV - Feyenoord 3-1
Scoreverloop:
4’ Jeffrey Bruma (e.d.) 0-1
37’ Maxime Lestienne 1-1
50’ Santiago Arias 2-1
81’ Jürgen Locadia (strafschop) 3-1
Scheidsrechter: Björn Kuipers
Gele kaarten: Santiago Arias, Eljero Elia, Jorrit Hendrix, Karim El Ahmadi
PSV: Jeroen Zoet; Santiago Arias, Jeffrey Bruma, Nicolas Isimat-Mirin, Simon Poulsen; Andrés Guardado, Davy Pröpper, Adam Maher (64’ Jorrit Hendrix);
Luciano Narsingh (77’ Jürgen Locadia), Luuk de Jong, Maxime Lestienne
Feyenoord: Kenneth Vermeer; Sven van Beek, Eric Botteghin (60’ Rick Karsdorp), Jan-Arie van der Heijden, Terence Kongolo;
Marko Vejinovic, Lex Immers(68’ Eljero Elia), Karim El Ahmadi; Bilal Basaçikoglu, Colin Kazim-Richards (82’ Michiel Kramer), Dirk Kuyt
http://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/uitslagen/psv-feyenoord-netherlands-eredivisie-2015-2016/verslag
ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト
「もちろん失望している。我々はフットボールをするのを忘れてしまっていた。早々にリードを奪ったが、その後はあまりにも下がってしまい、PSVが試合に入るのを助けてしまった。なぜこうなったか?私にはわからない。我々はボールを持ちたい選手たちばかり。特にマルコは普段ならキープできるボールも失っていた」
「我々がフットボールを始めたのは実際2-1になってから。そこから2-2にするチャンスは確実にあったが、チャンスを決められなかった。そしてクラーメルを投入して勝負をかけようとした直前にPKになった。それで試合は終わったが、今日は3-3, 4-3, 3-4になってもおかしくなかった」
「失点は2回とも直接の相手を視界から外してしまった。我々はこのミスから学ばなければいけない。スフェンの右バック?1点目はビラルがついているべきだった。2点目はディルクだ」
PK判定について
「我々は自分自身に目を向けるべき。PKを得られることもあれば与えることもあるのは誰でも分かる」
「フットボールを良くしなければならないのはみんな分かっている。だが一方で我々は4試合で9ptsを得た。代表期間の後でこの流れを続けていかなければいけない。今日はPSVの方がよかった。ただ2-2にするチャンスがあれだけあったのだから決めないと。レクス?彼だけのせいにするのはちょっと安易だろう。ビラルの数回のチャンスも決めなければいけなかった」
http://www.fr12.nl/nieuws/33270-van-bronckhorst-baalt-flink-we-vergeten-te-vo.html
ディルク・カイト
「良いスタートの後、僕らはチームとして完全に下がってしまった。あまりにも早急にロングボールを選び、急ぎ過ぎていた。PSVは間違いなくとても良いチーム。上手く対応したかったけど、大事な瞬間で力不足だった」
「2-1のゴールは僕の不注意。もちろんとてもガッカリしている。そんなに無いことだけど、決定的な瞬間だったからね。でもこれもフットボール」
「PK判定のシーンはカイパースは見ていないと言っていた。副審の助言に頼ったということらしい」
http://www.fr12.nl/nieuws/33268-dirk-kuyt-doodziek-van-moment-van-onachtzaamh.html
ミヒル・クラーメル
「ライン間が離れすぎて、PSVのCBデュオに簡単にドリブルをさせてしまっていた。後方に押し込まれて、それをは防げなかった。残念だよ」
「ビラルにはチャンスがあったし、ボールがポストに当たった。もう少し運があれば2-2になっていた。PK判定?僕らは自分自身を見るべき」
「今日のコリンは間違いなく良いプレーをしていた。唯一落ち着かせる起点になっていた。それ以上僕に言うことは無い。ここまでの成り行きには納得できる」
http://www.fr12.nl/nieuws/33269-kramer-kan-leven-met-reserverol-kazim-was-goe.html
エルジェロ・エリア
「もちろん怒っている。僕は何もしていないと100%確信している。僕の初プレーの一つだったし、納得はできないよ。実際何が起きたのか僕にはわからない。僕は全く何もしてないからね。彼には全く当たってない。つかんでもいない」
「主審に突っかかっていったのは馬鹿な真似だった。でもOK, また次の試合がある。PSVも僕らのところに来ないと行けない。まだまだ試合はある。20分しかプレーできなかったの残念だけど、出場時間はどんどん増えていくだろう」
http://www.fr12.nl/nieuws/33272-elia-aast-al-op-revanche-psv-moet-nog-naar-de.html
ケネト・フェルメール
「今シーズンいこれほど忙しかったことはなかったよ。思うようにいかずに僕らがあまり良いプレーでない時も、まだ勝つことができていた。OSVは決めるべき時を決め、僕らより優っていた」
「終盤僕らが優勢に立ったのは、PSVももちろんハイテンポを90分間維持はできないし、ボテギンの交代の後でスフェンがCBのポジションを上手く埋めたから。スフェンはより前へ向けてプレーする勇気がある。でもあの時点でPSVの選手たちがちょっとやり終えていたというのもある。そこで僕らはこの試合ベストチャンスを数回作った」
http://www.fr12.nl/nieuws/33277-vermeer-over-wissel-sven-durfde-meer-vooruit.html
さ~すがに上手いこと続くわけもなく、最初のトッパーで納得の完敗。確かにボテギンの負傷、交代で間ができた直後から妙にチャンスが生まれてましたが、90分間で見るとほぼフルボッコ。非常に雑でほとんどボールを持てず、守備も連携が取れずに相手を何度もフリーにしてピンチの連続。これで「勝つチャンスもあった」というのはさすがに無理があるというもの。
実はカジムが一番良かったんじゃないかというくらい今日はいつにもましてみんな酷かったですが、特に中盤はほとんど何もできず。マルコは悉くボールを失い、レクスは決定機も決められず。
ディルクの左サイド起用は最初から諦めてますが、ビラルがチャンスに絡んでる割にフィニッシュが決められないという… この先どうやって点を取っていくのかまだまだ頭の痛いところ。今日はエリアが入ってディルクの10番起用を試み、ビラル、エリアとディルクで上手く入れ替わっていくシーンもあったので、これはオプションになるかも…。
果たしてこのチームがちゃんとフットボールできる時が来るのかどうか、まだまだ何とも言えませんが代表戦を挟んで9月10月、若干楽な対戦でどれだけ連勝できるか…