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アイントホーフェンで決定的な勝利

日曜午後に行われたエールディヴィジ第32節、フェイエノールトは欧州戦を争う直接のライバルであるPSV相手に0-2の勝利を収め今シーズンの目標を公式に達成した。ロナルド・クーマンのチームにとって、これはさらに2位に向けても大きな意味を持つ勝利。フェイエノールトはあと2試合を残して3位のトゥエンテに4pts差を付けており、ティートル争いもまだ公式には決まっていない。PSV相手のゴールは足首の怪我からスタメンに戻ったヨリス・マタイセンと、ダリル・ヤンマートによるもの。

 

クーマンアイントホーフェンで1ヶ月以上前にFC フローニンゲンに0-2で勝利した時のフォーメーションを選択。3人のCBに加えてオーバーラップする二人のバックスで守備を確実なものとし、前戦はグラツィアーノ・ペッレのボールキープとルーベン・スハーケンのスピードに賭けた。

 

序盤を除けば前半のPSVフェイエノールトのプレーに対する答えをほとんど見出せなかった。時たま両バイテンスペーラーのメンフィス・デパイとブライアン・ルイスが個人技で危険なシーンを作ったが、ホームチームがHTまでに大チャンスを得る事は無かった。PSVはエルヴィン・ムルデルがハイボールをこぼした際の1回だけゴールに近づいたものの、ブルーノ・マルティンス・インディが間に合ってクリア。

 

その時魔ではフェイエノールトはヨリス・マタイセンのゴールによってゲーム内容に相応しいリードを奪っていた。このDFはトニー・フィレーナのFKからヘディングでネットを揺らし、この非常に重要なタイミングでクラブに来て以来初ゴール。0-1にして自信を得たフェイエノールトは、スタンドからボンズコート ルイ・ファン・ハールと元フェイエノールダー ロビン・ファン・ペルシが見守る中でHTまでにアイントホーフェンの日を消しにかかる。

 

前半終盤にチームは2回のこれ以上ないほどの大チャンスを作り、それはどちらもペッレの足元に。先週RKC戦で2ゴールを決めたこのスピッツだったが、この1分間に2回の至近距離からの決定機を謎のミス。1回目はテレンス・コンゴロのサイドからの測ったようなクロスを空振り。2回目はルーベン・スハーケンのクロスも、このイタリア人はバーの上に浮かせて決める事ができなかった。

 

後半のフェイエノールトはまるで試合の緊張感をなるべく長く保たせることに全力を尽くしているかののようなプレー。そうでなければチームがあれだけ得ていたスペースを使えなかった事に説明が付かないだろう。後半開始直後にレクス・インマルスがシュートチャンスを得るもボールを失い、右サイドからも左サイドからもクロスはあらぬ方向に飛んでいった。

 

そうして得られたはずの大量リードをフイにしてホームチームを長く生き永らえさせたフェイエノールトだが、残り15分前になって0-2。ここにいたってようやくスペースをどう最大限に利用するかを披露して見せた。奥行きを出すことを狙ったボールをペッレがコントロールし、落とした所に勢いよく駆け上がったヤンマートがそのまま荒々しい強烈なシュート。このゴールにより最終スコアの0-2となった。

 

’'’PSV – Feyenoord 0-2’’’

’'’Scoreverloop:’’’

29’ 0-1 Mathijsen

76’ 0-2 Janmaat

 

’'’Scheidsrechter:’’’ Kuipers

 

’'’Geel:’’’ Mathijsen, Immers (Feyenoord), Locadia, Wijnaldum, Arias(PSV)

 

’'’Opstellingen:’’’

’'’Feyenoord:’’’ Mulder; Janmaat, De Vrij, Mathijsen (67’ Van Beek), Martins Indi, Kongolo; Clasie, Immers, Vilhena; Schaken (73’ Boëtius) en Pellè.

‘'’PSV:’’’ Zoet; Arias, Bruma, Hendrix, Willems (42’ Brenet); Maher (71’ Narsingh), Wijnaldum, Hiljemark; Ruiz, Locadia en Depay.

 

http://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/wedstrijden/psv-feyenoord-netherlands-eredivisie-2013-2014/verslag

 

’'’ロナルド・クーマン’’’

「2位へ向けての大きなステップであり、相応しい勝利。我々は自分たちがPSVよりも上であることを見せた。自分たちのスタディオンは2位を決めるのに最高の場所だ。これ以上素晴らしいお別れは望めないよ。デ・カイプで2位を決めよう」

アムステルダムのフェストもこれで先送りになったし、私の狙い通りだね」

 

「我々は前半で試合を決めるべきだったし、後半ももっとスマートにやっていればもっと早く勝負を決められたが、落ち着きと視野が無かった。グラツィアーノが本当に良い状態だったらもっと簡単に勝てただろう。それは彼自身も分かっている」

 

「序盤は勝てるようには見えなかった。我々は雑だったし、デパイの役割に苦労していた。ボールを持った時に落ち着きがでるようになり、試合に入り始め、その結果0-1。HT前に2点目を決めるべきだっただろう」

「後半で判断すれば相応しい勝利だし、もっとゴールを決められたはず。2位へ向けてとてつもなく大きな一歩。我々はそれを目指して戦ってきたし、チームは賞讃に値する」

 

http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/koeman-%E2%80%98grote-stap-gezet-richting-tweede-plaats%E2%80%99

http://www.fr12.nl/nieuws/25731-een-mooier-afscheid-kan-ik-me-niet-wensen.html

 

’'’ヨルディ・クラーシ’’’

「これは正真正銘のチームパフォーマンス。最初の15分間以外は僕らはとても上手くやった。僕らの組織は力強く、しっかり機能していた。相応しい勝利。ただもっと早く勝負を決めないといけない。2-0か3-0でHTに入るべきだった」

 

アヤックスが非公式なカンピューンなのは間違いない。最も強いチームがティートルをつかむ。単純な話だ。僕らはあまりに多くの勝ち点を落としてしまった。でも是非2位で終わりたい。これがいま僕らがつかめる最高の順位だし、僕らはそこへ向かっている。今シーズンをなるべくいい形で締めくくりたい」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/25732-clasie-het-was-een-echte-teamprestatie.html

 

’'’ヨリス・マタイセン’’’

「僕の初ゴールは大事な時に取ってあるんだといつも言っていたんだよ」

「大差を付けられない時もあるけど、大事なのはリードを保つこと。でも僕らはピッチ上で2点目を取りに行かなければいけないと感じていた。残念ながら何度も失敗したけど、ダリルが見事に決めてくれたね」

 

「交代はこの数週間怪我だったせいもある。いきなりトップゲームで90分間は長すぎるかもしれないからね。それでにイエローカードを1枚貰っていたし」

 

「今日は僕らのチームスピリットがとても強かった。みんなここで良い結果を出したいと望んでいたし、これで2週間後にホームで2位を決められる」

 

’'’ダリル・ヤンマート’’’

「僕のキャリアで最も美しいゴール?そう思うよ。あれで試合が決まった。僕らにとって相応しい勝利だ。序盤は手こずったけどね。デパイがかなり中へ入っていって、どう対応すべきか探り探りになってしまった。でもその後はしっかり捕まえることができたよ」

 

「僕はこのシステムでプレーするためにいるような選手。僕らがこの方法でプレーすると、僕は右バックとしてかなり前に出れる。そこが僕のストロング・ポイントだからね。それでトップゲームでは戦術が勝利を導く。これで2位にかなり近づいた。素晴らしい結果だ」

 

http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/mathijsen-%E2%80%98doelpunt-bewaard-tot-juiste-moment%E2%80%99

 

 

よ~やっとpsv-uitのリーグ戦で勝利。実に10年ぶりです。相手の状態が悪かったので、結果的にはほとんど問題は無かったですが、今回も5-3-2だか3-5-2だかのフォーメーションが嵌り、相手の攻撃をほぼ完璧に抑え込んで完勝。カードを貰ったマタイセンに代えてファン・ベークなど石橋を叩いて渡ったクーマンの勝利。ちゃんと決めてれば結構な差を付けられたでしょうが、まぁそれはまた今度ということで。とにかくこれで2位はほぼ手中にしたと言える状況。2週間後のホームゲームが楽しみです。

 

流れ的には序盤明らかに雑で前進守備も機能せずに、厚く守った最後の所で止めるだけ、という感じでしたが、数回チャンスを創ってからは攻守に落ち着きが出て、その後は問題無し。むしろ後半の雑なカウンターはなんなのかなぁと思わずにいられません。まぁこういう大事な試合でマタイセンの初ゴールと久しぶりのダリルのゴールと、上手い感じに決まってくれるのは良い流れ。

 

こういう試合を観ると本当にもったいなかったシーズンですが、とにかく2位フィニッシュまでいよいよ最後の一歩というところまで来ました。この顔ぶれで試合が見れるのもあと2試合です・・・