日曜午後に行われたエールディヴィジ第31節、フェイエノールトはフィテッセとの直接対決にグラツィアーノ・ペッレとレクス・インマルスのゴールで2-0で勝利、3試合を残して順位をPSVと同じ勝ち点での3位に上げた。フェイエノールトはあらゆる面でフィテッセを圧倒し、2-0というスコアはピッチ上の力関係を正確に反映していたと言える。ヨルディ・クラーシが60分過ぎに怪我のためピッチを去った。
監督 ロナルド・クーマンは怪我のジャン・パウル・ボエチウスの代わりにジョン・ホーセンスを起用。彼は左サイドで攻撃に置いて重要な役割を果たしただけでなく、守備面でも貢献し、良い選択だったことを証明した。
ホーセンスはこの試合フェイエノールトの最初の2つのビッグチャンスに絡む。10分過ぎには彼の代名詞でもある強烈なミドルシュートがゴールをわずかに外し、その少し後にもペッレとの良いコンビネーションから彼のこの試合初シュートを演出。しかしこのスピッツのシュートはフェルトハイゼンに阻まれ、リバウンドを狙ったレクス・インマルスも枠を外した。
この2チャンスから始まり、フェイエノールトは試合全体を通してピッチ上で最も強いチームだった。ヴィルフリード・ボニーとマルコ・ファン・ヒンケルという二つの切り札抜きでの試合を強いられたフィテッセが前半作れたチャンスはエルヴィン・ムルデルに阻まれたレナート・イバラのシュートのみ。フェイエノールトはゴールを決めるその時を時辛抱強く待ち続けた。
そしてHT直前に相応しい先制。良いコンビネーション・プレーから右サイドからのクロスがレクス・インマルスを経てそのままペッレへ。このスピッツが対面のカラスの背後へボールをタップすると、主審 バス・ナイハイスはこのDFのハンドと判断。その結果ペッレが11mから強烈な低い弾道のシュートを決めた。
ペッレのゴールによって後半も同じやり方で行けると自信をつかんだフェイエノールト。後半立ち上がりにペッレとルーベン・スハーケンからの速攻によってリードを広げた事でチームの自信はさらに強くなった。スハーケンのシュートはDFによって阻まれたが、その結果がボールがインマルスの足元へ。このMFがシュートを決め、昨年12月16日以来のゴール。
2-0になった後はフィテッセから良い結果を得られるという自信は失われ、残り3試合で2位が届く位置に来たフェイエノールトが落ち着いたフットボールでチャンスを何度も作りつつ、何の問題も無くプロフェッショナルに試合を終わらせた。
Feyenoord – Vitesse 2-0
Scoreverloop:
39’ 1-0 Pellè (strafschop)
50’ 2-0 Immers
Scheidsrechter: Nijhuis
Geel: Van Aanholt, Kalas (Vitesse)
Opstellingen:
Feyenoord: Mulder; Janmaat, De Vrij, Mathijsen, Martins Indi; Clasie (65’ Vormer), Immers, Vilhena; Schaken, Pellè en Goossens (84’ Leerdam).
Vitesse: Velthuizen; Kalas, Kashia, Van der Heijden, Van Aanholt; Kakuta, Pröpper, Janssen; Ibarra, Reis (63’ Qazaishvili) en Havenaar.
http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20130421_verslag_vit
ロナルド・クーマン
「今日の我々はとても良いプレーをした。信じられないほどフレッシュで前にしっかりプレッシャーをかけ、フィテッセに自分たちのプレーをさせなかった。これは自信になるし、賞讃に値する」
「もちろんPKでの先制が我々に落ち着きを与えた。後半は以前の姿のフェイエノールトが見れたよ。ゴールはもっと決められたがね。」
「チームにはこの数週間無かったフレッシュさが見えた。残り3試合へ自信になる。なるべく高い位置で終われるように全力を尽くすよ。4位以内という我々の目標は達成した。今シーズン何位で終えられるかはトゥエンテの結果次第。我々はアイントホーフェンでスリップを期待するしかない。PSVのプログラムはかなりハードに見えるからね。しかし我々は第一に自分たちの集中しないと。全てハッキリするのは5月12日だ」
「ケルヴィンはいつもプロフェッショナルに振る舞っている。彼を入れたのは、良い形でヨング・オランイェとEKへ行く助けになりたいと思ったから。それ以外のことは考えていない」
http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20130421_reactie_koeman
ステファン・デ・フライ
「今日はとても簡単だった。このところメディアで僕らがチームになっていないと言われていたけど、今日はそれが事実じゃないと証明できた。とても良いプレーだったし、誇りに思って良い」
「今日の勝利で2位になるチャンスはかなりでてきた。僕らがデ・カイプでどれだけ良いかは見ての通り。まだホームゲームが2試合あるし、自信はとてもあるよ。2位は賞ではないけど、チームから誰がいなくなったを見れば、このチームのトップパフォーマンスだろう」
レクス・インマルス
「今日はピッチに入った時にゴールを決められそうな気がしたんだ。決められてもの凄くホッとしたよ。最後にゴールを決めた時の日付は覚えてないけど、しばらく前だね。いずれにしてもこのゴールはいい気分にさせてくれる。特に試合を決めるゴールだったしね」
「今日の僕らは正真正銘一つのチームだった。一つのブロックとしてやれたし、結果も良かった。これからの数週間へ自信になる。残り3試合でまだホームゲームが二つ。2位は絶対に可能だ。今シーズンどれだけの新しい選手たちで始めたかを考えれば、これは世界的なパフォーマンスだ」
「フィテッセは臆病だった。前半彼らは下がってばかり。今日は彼らも前にプレーしてくると予想していたし、監督も警告していたけど、全くそうはならなかったね」
ルーベン・スハーケン
「自分たちの義務をしっかり果たして最後の数試合で最大限の結果を得なければならない。数週間低調だったけど、今日で良いフィーリングを取り戻せた。これを最後まで続けていかないと」
「みんなで本音を言い合って、今日で大きな一歩を踏むんだというモチベーションが高かった。この数週間hがすぐにロングボールを蹴ってしまっていたが、今日はまた僕らのフットボール能力をしっかりと見せる事ができた。これは今シーズンの僕らのベストゲームの一つ。素晴らしい気分だ」
http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20130421_reactie_spelers
ダリル・ヤンマート
「まだ3試合あるし9pts取らなければならない。もしアヤックスがNACとも引き分ければ最後のフローニンゲンとのアウエーゲームにプレッシャーがかかる。僕はまだこっそりとアヤックスの方を見ている」
「僕にとっては2位は勝利。僕らがそれを賞と言えなくても、トップ・パフォーマンスではある。僕にとってはこまでで最高のトップ・シーズンになる」
楽勝でした。まぁFCボニーではなくただのフィテッセが相手ならこれくらいの力の差はあります、という試合。それでも3試合のgdgdをようやく抜けて久々に良い内容だったのが大きいですね。ボエチウスの代わりもホーセンスが上手い事やってくれたので、もう少し連携が慣れてくれば十分穴を埋めてあまりある活躍をしてくれるはず。
クラーシ、ステファンも久々にそれなりの出来でしたが、今日はとにかくレクスが素晴らしい出来。やはり彼がいるといないでは雲泥の差ということをまざまざと見せつけてくれました。やっとシュートも枠内に飛んで久々のゴール。良かった良かった。
マタイセンもペッレも安定してハイパフォーマンスを発揮してくれているので残り3試合全勝に大きな問題は無いはず。きっちり9pts取ってpsvがこけるのを祈るのみ・・・。