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ヴィレムIIに危なげなく勝利

日曜午後に行われたエールディヴィジ第13節、フェイエノールトヴィレムII相手に比較的簡単に勝利しエールディヴィジのトップ5争いに留まった。デ・カイプで差を作ったのは先制ゴールのレクス・インマルスと2点目と3点目を決めたグラツィアーノ・ペッレで、二人とも共に今シーズン8ゴール目でトップスコアラーリストの上位に名を連ねている。インマルスは膝を痛めて60分を前に交代した。

 

HTのグッドニュースはフェイエノールトが危なげなく1-0のリードを奪ったこと。30分過ぎにスローインからペッレが足元で収めたボールをスハーケンが繋ぎ、ゴール向かって左からインマルスがゴール隅に永しむシュートで先制。

 

ただ約4万人のデ・カイプの観客にとって、先制までの高揚感に欠けるフットボールは嬉しくないニュースだった。最下位 ヴィレムIIが守りを固め、フェイエノールトにほとんどフットボールをさせずにプレーを壊すことに喜びを見出していかのように思えた。

 

クーマンのチームはしっかりした姿勢でフットボールをしようとしていたが、前半は全般的にローテンポでビジターチームの守備を本当に苦しめるには至らず。それでも数回だけ、ハイテンポのコンビネーションからヴィレムIIの守備を分断する動きは見せていた。例えば10分過ぎのペッレの落としからインマルスのスルーパスにヨルディ・クラーシが飛び出したシーン。先週ローダJCケルクラーデ戦でゴールを決めたのと同じようなシーンだったが、今回はシュートが横に逸れた。

 

後半はデ・カイプのレヒューンがずっと楽しめる内容に。フェイエノールトは完全にヴィレムIIを圧倒し、ここ2試合で計9失点の相手に得失点差を稼ごうとより前へプレッシャーを掛けたフットボールを展開。そしてヴィレムIIが粘れたのもペッレが2-0にするまでだった。CKからマタイセンがシュートを放つと、ゴール前のイタリア人がボールのコースを変えてGK ダヴィド・ムールを破った。

 

これでまだ試合は終わらず、7分後にはペッレがこの午後2点目、今シーズン8ゴール目を決める。そしてこのゴールはこの試合最も美しいシーンであり、事前練習の賜物だっただろう。途中出場 ハルメート・シンがコーナーフラッグ付近で見事なハックボールを見せると、クラーシダイレクトタッチで相手をかわし、測ったようなスルーパスを受けたペッレが強烈なシュートを決めた。

 

フェイエノールトは3人の交代枠を使いつつ3点差の安全圏で最後まで圧倒。クーマンのチームはもう本当の危険なシーンを作れなかったが、同時に一つのチャンスも与えることなく勝利した。

 

Feyenoord – Willem II 3-0

Scoreverloop:

33’ 1-0 Immers

53’ 2-0 Pellè

60’ 3-0 Pellè

 

Scheidsrechter: Delferiere

 

Geel: Immers (Feyenoord)

 

Opstellingen:

Feyenoord: Lamprou; Janmaat (83’ Elabdellaoui), De Vrij, Mathijsen, Nelom; Clasie, Immers (58’ Singh), Vilhena; Verhoek, Pellè en Schaken (69’ Boëtius).

Willem II: Meul; Mulder (71’ Monteiro), Akouili (66’ Sanusi), Peters, Piqué; Ippel, Vossebelt, Haemhouts, Hocher; Misidjan en Snijders (12’ Lumu).

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20121118_verslag_w2

 

ロナルド・クーマン

「問題なく勝つことはできたが、もっとゴールを決めたかったね」

 

「グラツィアーノは今シーズンの我々にとって非常に重要な存在。だから相手が戦術を彼に合わせて来るのは当然。それで今日の我々は苦しんだ。そうなったらやり方を変えてもっとサイドを使わないといけないが、前半の我々のプレーは良くなかった」

 

「グラツィアーノにはそれほどプレッシャーをかけないようにしようw。彼は期待以上にやってくれているからね。ただ今日の彼はあまり良くなかったと思う。ヴィレムIIが上手く抑えていたというのはあるが、アグレッシヴさが足りなかった。これからはどこも自分にスムーズにやらせてくれるとは思うべきじゃない。後半は決めるべき場面で今日もしっかりと決めてくれた。彼はとても自信を持ってやっているし、決め時を心得ている。フェイエノールトにとって非常に重要な存在だ」

 

「今日は先週よりもセットプレーで警戒心があった」

 

「レクスは膝が腫れていた。正確な具合は明日まで待ってみないと分からない。レクスを代えなければならなかったのは残念。ハルメート・シンはまた違ったタイプの選手であり、レクスの特殊な役割は他の選択肢があまりないんだ」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20121118_koeman_reactie

 

ステファン・デ・フライ

「全くチャンスを与えずに無失点に抑えたのはポジティヴ。前半は相手の保守的なスタイルに苦しんだし、僕ら自身も正確さが足りなくてほとんど危険なシーンを作れなかった。後半テンポを上げて試合を決めれたけど、3点目以降さらにゴールを続けられなかったのが残念。でも今日は一瞬もトラブルがなかったのが何より重要なこと。自信になるよ」

「昨年は格下相手に不必要な敗戦があったけど、今はそこが良くなっている。これは経験のおかげ」

「砂が多すぎてピッチがあまり良くない。試合後に話し合ったよ」

「僕はまだ100%になってないけど、良くはなってきている。新しい選手たちとの連携もね」

 

ハルメート・シン

「今日はチームに上手く貢献できて嬉しい。比較的簡単な午後だった。特に先制してからは何の問題も無かったよ」

「僕はフットボールのために生きているし、みんな同様にプレーしたい。チーム内の競争がとても激しいからチャンスを待たないといけない。だから今日はプレーできて良かったよ。これからもハードワークを続けて出場時間を増やせることを期待している」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20121118_wedstrijd

 

グラツィアーノ・ペッレ

「昨日のトレーニングでヨリスに、シュートしろよ、僕が触ってコースを変えるから、って言ってたんだよ、ハハハ。今日は相手がとても守備的でスペースがほとんど無い難しい試合だった。でもこういう試合で忍耐強くプレーしなければいけないのも分かっていた」

 

 

前半は上手く対応されたのもあってなかなか思うようにいかない感じでしたが、終わってみればまぁ快勝。終始優勢ではあったけれど圧倒したのは後半最初の20分くらいか。ある意味効率良い勝利。もっと点差を付けたかった試合ではありましたが。

 

前半はステファンとクラーシがあまり良くなくて組み立てのテンポが上がらず、ペッレも潰されがちというすったもんだ状態。全く怖さはなかったものの、相手のカウンターで相手選手をフリーで走らせすぎるなど結構ルーズな感じでしたねぇ。後半はあっさり圧倒できたので毎度メンタル面の問題かどうか・・・。

 

ペッレとレクスだけでゴールを量産してますが、そろそろウィンガーも頑張って欲しいところ。来週は日曜にアルクマールでAZ戦。ここを乗り切るとウィンターストップまで全勝が見えてきます。レクスの膝が悪くないことを祈りましょう。