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10人のローダ JCに大勝

日曜午後に行われたエールディヴィジ第12節、フェイエノールトはホームでローダ JC ケルクラーデ相手に大勝。前半こそビジターチームに粘られたが、後半に引き離して5-2。グラツィアーノ・ペッレが2ゴールと1アシストで大貢献した他、レクス・インマルスとヨルディ・クラーシ、ダリル・ヤンマートがスコボードに名を刻んだ。ローダ JCはバルト・ビーマンスがレッドカードを受けて後半の大部分10人でのプレーに。

 

前半高い効率の良さを見せようとしたフェイエノールトだが、それと同時にあまりにも簡単に2失点。HTまでに3ゴールは今年の3月の終わり(NAC ブレダ戦)以来ではあったが、ローダ JCにも2点を返されて満足にはほど遠い気分でロッカールームに戻ることになった。

 

余計に辛いのがどちらの失点もCKからということ。監督 ロナルド・クーマンはこの数週間セットプレーからの失点が多すぎると強調していたにも関わらず、前半ローダ JCにCKから2点を決められてしまった。10分過ぎにはサンハリブ・マルキがフリーでヘディングを決め、HT5分前にはビーマンスが続き、どちらのシーンでもフェイエノールトの守備は良くは見えなかった。

 

セットプレーを除けばローダ JCはほとんどプレーすることなく、圧倒的にボールを持ったフェイエノールトはローダ JCとは逆にコンビネーションプレーから危険なシーンを作り出した。ペッレの先制ゴールは試合開始直後。ペナルティ・エリア際で相手をかわすとゴール左隅に美しい弧を描くシュートを決め、わずか20秒で先制。

 

前半半ばにもペッレはこの午後2点目。左サイド ルーベン・スハーケンからの測ったようなクロスにイタリア人スピッツはマーカーの前に出てワンタッチシュートを決めた。フェイエノールトはその10分後にも同じような方法でゴール。再びスハーケンのクロスから、今度はレクス・インマルスが飛び出してのワンタッチシュート。

 

こうして前半だけで5つのゴールが生まれたデ・カイプだが、フェイエノールトはスコアボードにも相手の二人の名前を残してしまった。しかし後半フェイエノールトが試合を決めるのに長くはかからず。これはビジターチームのDF バルト・ビーマンスのお陰だった。ルーベン・スハーケンがローダ JCのゴールに向けてフリーで抜け出し、GK フィリップ・クルトもかわすと、ビーマンスがレクス・インマルスとぶつかってその手がボールに触れた。主審 ブラームハールはPKを宣告し、ビーマンスにはレッドカードを提示。

 

インマルスがそのキャリアで初めてPKを失敗し、リバウンドも押し込めなかったが、2分後にはヨルディ・クラーシがペッレのパスに抜けだし、ゴール隅にしっかりと決めて4-2。

 

これでローダ JCのチャンスは完全に無くなった。FW クリスティアン・ニメトに代えてDF ロブ・ヴィーラールトを投入したことでも、大量得点を狙うフェイエノールトに対してビジターチームがさらなる失点を防ぐことに集中したことは明らか。

 

終盤大チャンスを逃し続けたフェイエノールトは、終了15分前に素晴らしいコンビネーションからヤンマートが強烈なシュートを決めて5点目。インマルスは2回のシュートを放つも狙いを定めることができず、終了直前にスハーケンがシュートを決めたがオフサイドポジションで取り消された。

 

Feyenoord – Roda JC Kerkrade 5-2

Scoreverloop:

1’ 1-0 Pellè

12’ 1-1 Malki

24’ 2-1 Pellè

35’ 3-1 Immers

40’ 3-2 Biemans

55’ 4-2 Clasie

73’ 5-2 Janmaat

 

Scheidsrechter: Braamhaar

 

Geel: Janmaat (Feyenoord) Kadar (Roda JC Kerkrade)

 

Rood: Biemans (53’, Roda JC Kerkrade)

 

Bijzonderheden: 53’ Immers mist strafschop.

 

Opstellingen:

Feyenoord: Lamprou; Janmaat, De Vrij, Mathijsen, Martins Indi; Vilhena, Immers, Clasie (84’ Vormer); Verhoek (74’ Boëtius), Pellè (76’ Achahbar) en Schaken.

Roda JC Kerkrade: Kurto; Monteyne, Biemans, Danilo, Kadar; Fledderus (64’ Hupperts), De Beule, Donald; Németh (55’ Wielaert), Malki en Affane (81’ Hempte).

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20121111_verslag_roda

 

ロナルド・クーマン

「攻撃面は非常に良いプレーをしていたし、素晴らしいゴールもいくつも見れた。ただ相手は10人だったのだからもっと決めるべきだっただろう」

 

「セットプレーの際にもっと警戒しないといけない。フットボールの点では昨シーズンよりも進んでいるが失点が多すぎるせいで毎試合勝つためによりエネルギーが必要になってしまっている」

 

「後半は相手よりも良いプレーをしてリードを広げることができた。全体で言えば我々にとっては良い午後だった」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20121111_reactie_koeman_roda

 

「ADが3回ほどマタイセンについて記事を書いていたが、あれは世論操作だと思う。間違いなく標的にしている。試合の翌日に誰かを批判するのはイメージできるが、火曜日にロッカールームとサラリーを問題にして試合の前日にマタイセンについてまた2ページの記事を組むなど、世論操作としか思えない」

 

「それほどガミガミ言うつもりはないが、こういう時には私は自分の選手たちを擁護しなければならない。フェイエノールトの監督として、メディアのやり方が度を過ぎていると思えば口にする」

 

マタイセンローダJC戦で最初にボールを触れただけでブーイングを受けていたら、それは新聞の責任であり、私はそのジャーナリストを責める。酷いやり方だ。フィテッセ戦でのボニーのゴールでも彼はほとんど謂われのない非難を受けていた。新聞が何をしたいのか疑問だ。彼らはマタイセンと何か問題があるのか?フェイエノールトの中に問題を生み出したいのか?」

 

「彼がもっと良いプレーをしなければならないというのは私も当然同じ意見。それはヨリスも話をしている。左バックのブルーノとももっと上手くやらなければいけない。守備はマタイセンだけでなく、全員でもっと良いパフォーマンスを出せるはず。今日だけでも十分では無いシーンがいくつもあった。特にセットプレーだ」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/20186-koeman----stemmingmakerij-rond-mathijsen--.html

 

ヨルディ・クラーシ

「この数週間もう少しでゴールというシーンが何度もあったから、今日はゴールを決められて嬉しいよ」

 

「僕らはもっとゴールを決められたし、しっかりと決めるべきだっただろう。10-2にすべきだったというのは言いすぎだと思うけど、終盤はたくさんチャンスがったのにテンポがスローになってしまった」

 

「この試合の最初の15分間ほど、今シーズン僕らがチームとして力強いプレーをしたことは無かったと思う。これはこれから数週間へ向けて大きな自信になる」

 

グラツィアーノ・ペッレ

「ルーベンがパーフェクトなボールを上げてくれたよ。あれをこの数週間たくさん練習していたから、試合に反映できて良かった。フェイエノールトでとても信頼されているのを感じられて喜んでいる。それがここに来た理由の一つでもあるしね」

 

ダリル・ヤンマート

「良いスタートを切れたし、僕らはこの勝利に相応しかったと思う。試合全体を通して僕らの方は良いチームだったけど、まったセットプレーで2失点。これはこれから数週間で本当になんとかしないといけない」

 

「またオランダ代表に加われるのはとても素晴らしい事。慣れること無いよ。ドイツ戦で勝てることを願っている」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20121111_reactie_clasie_janmaat_roda

 

レクス・インマルス

「セットプレーは僕らの弱点。眠ってしまっている。DFだけのせいじゃなくコレクティヴな問題。ポジションに入るのが遅すぎるんだ」

 

「チャンスを決められないという話はもう辞めて貰いたい。観客もだ。感情は理解している。もちろん僕のPKは酷かった」

 

「ゴール前でもっと落ち着かないといけない。タウメントとマカーイと一生懸命やる。僕はまだ学び終えた訳じゃない。僕はメッシじゃないからね。ルーベンもピッチ上で『おまえは7ゴール決めているんだ』って言ってくれたよ。僕がここから今シーズン21ゴール決めれば、チャンスを決められないとはもう誰も言わなくなる」

 

「トゥエンテ、フィテッセPSVのトップ3が上にいる。これからの数試合で勝ち点を取っていかないと」

 

 

フラールとエル・アマーディのお別れセレモニーの雰囲気から素晴らしい立ち上がりで先制。楽勝ムードだったのに毎度毎度今シーズンのセットプレーの守備の酷さはなんなのかと。最初の失点はマルキについていたブルーノがスクリーンでついていけず。2点は後方から入ってきた二人に誰も競り合えないというさらにアマチュアじみた対応ミス・・・。いくらなんでも簡単にやられすぎです。

 

他にも15分に中盤でクラーシがニメトにかわされると、横でフリーのアファネに繋がれ、マタイセンが前に出てクラーシもアファネに追いかけに行くと逆にフリーで前に出たニメトに出され、慌ててステファンが前に出たところで今度はそのスペースをマルキに突かれて普通なら逆転されていた場面も。いい加減4-4-2の相手にちゃんと対応できるようになってもらいたいものですね。数は足りているのに、全くマークに付けないという困ったシーン。

 

まぁローダ相手なので攻撃面ではほとんど問題なく、予想通りサイド勝負で楽勝。ステファンも良くなってきたし、クラーシも久々になかなかの出来。ボール捌けるトニーが入って前に上がる機会も増えてますね。ただ相手が10人になってからは得失点差を稼ごうという姿勢がもっと欲しかったです。ダリルが久々に楽しそうに攻撃参加してましたが、5点目を決めてからはトームが大きくペースダウン。アナスに初ゴールを決めさせてあげようという男気のある選手はいないのかと。

 

これでようやくユトレヒトに勝ち点で追いついて5位。代表戦挟んで今週末も日曜のデ・カイプでヴィレムII戦ということでさらに良いパフォーマンスと好結果を期待。