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ナイメヘンでN.E.C.に快勝

日曜午後に行われたエールディヴィジ第25節、フェイエノールトはN.E.C.とのアウエーゲームにジャン・パウル・ボエチウス(2x)とグラツィアーノ・ペッレのゴールで0-3の快勝。これによりフェイエノールトは依然エールディヴィジの上位争いに留まり、9試合を残してコップローパー PSVと3pts差につけている。

 

予めナイメヘンでの試合がフェイエノールトにとって決定的な試合だと語っていたロナルド・クーマン。先週のPSV相手の重要な2-1勝利も、N.E.C.相手に結果を続ける事ができなければ価値を失ってしまうと監督は理解していた。さらにホッフェルト・スタディオンでの試合が始まる時点でフェイエノールトエールディヴィジの首位を争うライバルたちが全て前日に勝利していたのも分かっていた。

 

フェイエノールトにとってN.E.C.戦で求められるのは3ptsだけであり、チーム全体もそれを分かっていることをピッチ上で見せた。非常に意欲的な姿勢を見せたチームは、シーズンここまでのベストと言えるプレーをHTまでに披露。守備面でしっかり組織されていただけでなく、攻撃面でも素晴らしいものを見せ、クーマンはベンチからフェイエノールトが今シーズン度々苦労していた、ピッチ上のパフォーマンスを安全圏のリードに転換することができるかどうか、ベンチでじっくりと確かめることができただろう。

 

まず試合序盤にトニー・フィリェナがボエチウスへの非の打ち所のないスルーパスで先制点の起点に。左サイドから勢いよく中へ走り込んだウィンガーは逆隅へのシュートでGK ガボール・バボシュを破った。前半終了直前にはペッレが決めて0-2。1点目同様にこのゴールも見事な連携からの攻撃の結果だった。レクス・インマルスのパスを受けたルーベン・スハーケンが挙げたクロスはGKを越えて正確にペッレの頭へ。このスピッツはこれ以上ないチャンスをしっかり決めて今シーズン19ゴール目。

 

後半二人のFWを投入したN.E.C.はフェイエノールトをより苦しめる。前半ダーン・ボーフェンベルフのヘディングがポストを叩いた以外ほとんど危険なシーンが無かったアレックス・パストールのチームは後半はより前へとプレッシャーをかけるプレーに。

 

フェイエノールトは相手のプレッシャーをかわしてフットボールをすることに度々苦労していたものの、このプレースタイルの転換に動じることは無かった。数多くのチャンスを作り出した前半のプレーには及ばないものの、後半も半ばにはヨルディ・クラーシミドルシュートでポストを叩いてゴールまであと一歩というシーンを作る。

 

残り15分はフェイエノールトは守備に気を遣い、そのお陰もありエルヴィン・ムルデルが追い上げのゴールを決められることは無かった。ニック・ファン・デル・フェルデンの至近距離からの強烈なシュートもムルデルが見事なセーブ。

 

試合終了まで残り7分、フェイエノールトはボエチウスのこの午後2点目でようやく勝利を確かなものに。カウンターからペナルティエリア外でボールを受けたFWは強く、低い弾道のシュートで自らのマン・ファン・デ・ヴェーツトライトに花を添えた。

 

N.E.C. Nijmegen – Feyenoord 0-3

Scoreverloop:

11’ 0-1 Boëtius

42’ 0-2 Pellè

83’ 0-3 Boëtius

 

Scheidsrechter: Makkelie

 

Geel: Nelom, Van der Velden

 

Opstellingen:

N.E.C. Nijmegen: Babos; Bovenberg (70’ Stutter), Van Eijden, Breuer, Amieux; Koolwijk, Falkenburg Palsson; George (46’ Rieks), Platje (57’ Boymans) en Van der Velden.

Feyenoord: Mulder; Janmaat, De Vrij, Mathijsen, Nelom; Clasie, Immers, Vilhena; Schaken (82’ Verhoek), Pellè en Boëtius.

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20130303_verslag

 

ロナルド・クーマン

「特に前半35分間は本当にファンタスティックなフットボールをしていた。先制点は我々が話し、トレーニングしてきたものがピッチ上に反映されたもの。そういうのを見れるのはとても嬉しい。その後も圧倒し、良いフットボールをしたが、効率性が低すぎた。HTまでに2点目を決められてラッキーだったよ」

 

フットボールは後半雑になったが、しかし一方で我々の守備はとても上手く行っていたからそれほど心配はせずに落ち着いて見ていられた。前半のボーフェンベルフのヘディングも危険なものではなかったが、エルヴィンの判断ミスがあった。ゴールライン上でのダリルとコールワイクの競り合いからファルケンブルフに大チャンスが来たシーンはよくチェックしなければいけない。しかしそれ以外では全く問題は無かった」

 

「グループ内のみんながティートルを意識して戦っている。それが今日は見れた。我々は最大限の結果を目指す。先週のPSV戦は勝つしかなかったし、今日もまた勝たなければならない試合だった。こういう形にできたのは素晴らしい事。選手たちの中に信じる気持ちが生まれてきている。可能性はかなりあるし、みんなティートル争いを楽しんでいる」

 

「我々は上位のチームに決して劣ってないが、プレッシャーは上の2チームの方が高いだろう。特にPSVは当然。カンピューンになるためにアドフォカートとファン・ボメルを引き戻したんだからね」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20130303_koeman_nec

http://www.fr12.nl/nieuws/21513-fantastisch-gespeeld-in-de-eerste-helft.htmlhttp://www.feyenoordpings.nl/s/2179

 

ステファン・デ・フライ

「力強いスタートで良い形で先制し、間違いなく支配していた。後半はあまり良くなかった。NECがプレッシャーを強めたけれど、決して危険なシーンは無かった。でも前半は簡単にやれていた」

 

「順位表は分かっていたからモチベーションは高かったよ。僕らが勝ち続けるしかないのは分かっていた」

 

「ボエチウスはとても良かったね。信じられないものがある。ボールを持った時のスピードは見ていて楽しい。守るのが大変な選手だけど、まだ雑になるところを直さなければいけない。時々無駄にボールを失う事があるからね。そこは見ていかないと。でも本人も分かっているよ。彼はしっかりと聞く耳を持っている

すばしっこく、ボールを持ってもスピードがある。本当に良い選手」

 

「ティートルレースについてこれまで何か言ってもその通りにはならなかったから、何も言わないよ。僕らは上位を争っているというのが事実」

 

http://www.vi.nl/nieuws/236989/Aanvoerder-De-Vrij-We-wisten-wat-er-op-het-spel-stond.htm

 

ヨリス・マタイセン

「前半はとても良いプレーをしていたが、まだ個人のミスで2回のチャンスを与えた。そこはパーフェクトにしなけければいけないところ」

「このチームにこれだけの力はあるのは分かっていたよ。トレーニングで何度も見ているからね。それが試合でもこうして完全に出たのはとても嬉しい。しかもこういう難しいアウエーゲームでだからね」

「先週のPSV戦は我々にとってパーフェクトなタイミングだった。あの試合に勝ってチームに自信と勢いが付き、今日N.E.C.に勝ったのも大きい。こういう勝ち方ができたのはとても良い気分にさせてくれる」

「後半は彼らが一か八かのプレーに出たけれど、数回を除けばほとんど問題は無かったよ。だからこれは文句なしに素晴らしい勝利」

「ティートルレースは1試合1試合戦って行く事によってのみ争える。また今からは次のローダJCとのアウエーゲームに集中しなければいけない」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20130303_mathijsen_reactie

 

ジャン・パウル・ボエチウス

「みんなで決めたゴール。まぁ2ゴールできたのは嬉しいし誇りに思うよ。みんなも喜んでくれたしね。先制点は練習通り。僕が裏へ走ったところに、トニーから素晴らしいボールが来た」

「16mまでは良いフットボールができているけど、その先が今シーズンの僕らの大きな問題。そこはまだみんなでやっていかなければいけない。でもこの調子で続ければ上手く行くよ」

フットボールという点では前半の方がかなり良かった。後半の僕らはほどんどフットボールをせずに落ち着きがなさ過ぎた。そこは大人になっていかないといけない」

「まだまだ試合が続く。今は彼らに付いていくために勝ち続けることが何より大事だ」

 

トニー・フィリェナ

「今シーズン最高のアシスト?僕もそう思うよ。ジャン・パウルが動きだしが見えたし、彼がどう動くのかも分かっていたから左足で強くボールを出したんだ。上手く飛んでくれたね」

「後半は苦しんだし、失点しなかったのはラッキーだったけど0-3にして終わった。前半については良い気分だ。良いポジションプレーができていた。ただ後半はボールが飛び交うピンボールマシーンのようになってしまった」

「ずっと笑顔?まぁちょっと疲れたけど、僕は笑っていたいんだ」

 

 

難所のナイメヘンで快勝。特に前半は素晴らしい内容でした。あれで2点しか取れないとか、文句の一つも付けたくなりますが、まぁ守備もほぼ危なげなかったので文句なしの快勝。後半の雑さもまぁ酷いもんでしたが。

 

プレー内容も今まで「まずペッレに当てて・・・」からサイドで人数を掛けて崩す形が多くなってヴァリエーションが増えた印象。というかボエチウスとトニーの10代コンビが輝いているので、二人でどんどん攻撃の形を作ってくれます。これは楽。特に1点目のトニーのパスは素晴らしかったですね。セレクション外が続くアナスとの差がどんどん開いていきます・・・。

 

ブルーノに代わって出たミケルもとても良い出来というか、フットボール面ではミケルの方が良い面もあるのでマタイセンとの兼ね合いなどまぁ将来的にクーマンを悩ませて貰えれば。

 

今日の勝利はかなり大きく、残り9試合で夢も希望も膨らみます。次節はケルクラーデでローダ戦。マルキとデムージュの2スピッツで迫力が出てきましたが、ここもしっかり勝たなければならない試合。