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首位獲り失敗

日曜午後に行われたエールディヴィジ第11節、フェイエノールトはデ・カイプでエールディヴィジの首位の座をつかむことに失敗した。今週末直接のライバルたちが全て勝ち点を落とし、フェイエノールトにとってヘラクレスアルメロ戦はコップローパーになる絶好のチャンスだったが、ビジターたちが1-2で勝利。ジャン・パウル・ボエチウスがHT直前にフェイエノールト唯一のゴールを決め、オトマン・バッカルが途中出場でフェイエノールトへのカムバックを果たし、終盤にグラツィアーノ・ペッレがレッドカードを受けている。

 

ヘラクレスがいまだデ・カイプでリーグ戦勝利無しという対戦成績を見れば、フェイエノールトにとって比較的簡単なタスクかと思われたが、そうではなかったことが証明されてしまった。フェイエノールトはアルメルースとの14回目の対戦で不必要に苦しんでしまい、チームはローテンポなプレーなだけでなく、チャンスを作るにはあまりにも雑だった。

 

その意味でもチームが最初の1分でリードを奪えなかったことは非常に大きかった。ヘラクレスの守備はヨルディ・クラーシのFKに対してまだ目を覚ましておらず、オフサイドトラップを失敗。その結果3人のフェイエノールダーが突然ゴール前でフリーになったが、結局グラツィアーノ・ペッレのシュートはGKに弾かれた。

 

このチャンスを逃したシーンが前半の残り時間を象徴していた。ブルーノ・マルティンス・インディがGKとの1対1を決められず、ダリル・ヤンマートの至近距離からのシュートはオフサイド、ミケル・ネロムのロングシュートはポストを叩いた。唯一前半直前にボエチウスがフェイエノールトを縛り付けていた縛めを破り、トニー・フィレーナとのコンビネーションから完璧な巻いたシュートを決める。

 

これが同点ゴールだったのは、その2分前にヘラクレスが先制点を奪っていたため。CKからネロムの足元を抜けたボールをイェンス・ユルン・ストロイトケルが触り、ニアポストに決まる。

 

後半もフェイエノールトヘラクレスを本当に揺さぶるだけの優勢には立てず。実際、フェイエノールトはビジターたちの守備を本当にトラブルに陥れることはほとんどできず、逆にヘラクレスは60分すぎに見事なカウンターから再びリードを奪う。フリーになったビジターたちがフェイエノールトペナルティエリア付近でボールを回し、最後はミカイル・ロシュヘウフェルがトリガーを引いた。

 

この失点でフェイエノールトは首位をつかむために残り30分間で少なくとも2点が必要なのは分かっていたが、それも失敗。クーマンは残り15分間でステファン・デ・フライに代えて オトマン・バッカルをカムバックさせるという攻撃的交代を行ったが、チームはもはやゴールに近づけなかった。最後の望みもペッレが終了直前にヘラクレスのDFを頭で打ったことでレッドカードを受けてピッチを去ったことで消滅。非常に楽観的に始まった試合だったが、終わってみれば最悪の結果に。

 

Feyenoord – Heracles Almelo 1-2

Scoreverloop:

41’ 0-1 Streutker

43’ 1-1 Boëtius

62’ 1-2 Rosheuvel

 

Scheidsrechter: Blom

 

Geel: Quansah (Heracles Almelo)

 

Rood: Pellè (Feyenoord, 89’)

 

Opstellingen:

Feyenoord: Mulder; Janmaat, De Vrij (77’ Bakkal), Martins Indi, Nelom; Clasie, Immers, Vilhena; Armenteros (62’ Schaken), Pellè en Boëtius (77’ Goossens).

Heracles Almelo: Pasveer; Te Wierik, Rienstra, Veldmate, Streutker (77’ Cziommer); Quansah, Bruns (24’ Bel Hassani), Davidson; Rosheuvel, Uth en Linssen.

 

http://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/wedstrijden/feyenoord-heracles-almelo-eredivisie-2013-2014/verslag

 

ロナルド・クーマン

「失望感でいっぱいだ。結果だけでなく、後半のプレーにもね。我々は次第に大きなスペースを与えてヘラクレスは何度もそれを上手く使う事ができた。我々のプレーにはもう対話も知性も無かった。最初の20分間に決められるチャンスが3回あったのだから、それまでに3-0にしておくべきだったし、そうなっていればもっと簡単だっただろう。こういう低調なパフォーマンスで結果的に試合に負けたのがとても残念。かなり多くのチャンスを逃したことに困惑している。

後半はあまりにもハートでプレーしてしまい、ほとんど頭を使えていなかった。普段の我々ならどんな相手にチャンスを作れるんだ。今日の我々は頭を使ってプレーしていなかったということ。冷静さを保てていれば首位をつかむことができていたはず」

 

「前半は必要なだけのチャンスは作っていたが、またしても効率性が低すぎた。HT直前に追いついて試合には戻れたが、どんな理由があるにせよ、絶対にやらなければいけないことができなければ何かを成すのは困難。プレッシャーを取り除いてあげたいが、いまは別の結果になったことで私もアドレナリンが高まっている。やるべきことをやっていれば勝っていた。そして走らずに叫ぶだけ、後半はそうなってしまった」

 

「今日は自分たちの力を見せられなかった。そしてそれはこれが初めてのことではない」

 

「今日はペッレにとって最悪の試合だっただろう。ずっと2人のCBに挟まれてフリーになれず、チャンスも逃し、イライラが募り始めていた。その結果がレッドカード。頭突きのモーションをしていたし、完全な愚行でありレッドカードは正当。明日クラブ内で彼と話をする。受け入れられない行為だ。KNVBから処分があるだろう。私も許すことはできないから我々のルールに則って処分は行う」

「私がペッレをキャプテンにした理由の一つはピッチ内外でグループのお手本になって欲しかったから。今週はそうではなかったのは確か。水曜の騒動は大事ではないが、今回は度を超している。レッドカードの悪影響は今後に残るし、解決法を探らなければいけない」

 

http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/koeman-%E2%80%98meer-met-ons-hart-dan-met-ons-hoofd-gevoetbald%E2%80%99

http://www.fr12.nl/nieuws/24018-koeman-als-het-echt-moet-lukt-het-niet.html

http://feyenoord.netwerk.to/nieuws/artikel/30427_Koeman%3A%20%27teleurstelling%20overheerst%27.php

http://feyenoord.netwerk.to/nieuws/artikel/30428_Koeman%3A%20%27Pelle%20moet%20op%20matje%20komen%2C%20rode%20kaart%20onacceptabel%27.php

 

ヨルディ・クラーシ

「自分たちだけでなくサポーターも失望させてしまった。この2.3年間同じ事の繰り返し。首位にたったり順位を上げるチャンスでいつも同じ事が起きる」

「僕らのプレーは穏やかに言っても非常に低調だったけど、10分間で2-0にすることができたはず。ホームでは全て勝たなければいけない。実際僕らは今日のヘラクレスよりももっと強く、もっとシャープで、もっと良いプレーをしなければいけないんだ。今日はエヒテ・フェイエノールトではなかった」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/24016-clasie-boos-we-stellen-zoveel-mensen-teleur.html

 

ダリル・ヤンマート

「非常にフラストレーションがたまる。特に首位になれたのは分かっていたからね。15分でリードを奪っていなければいけなかった。それにまた失敗した。なぜか説明はできない。カンピューンになりたいならホームでは単純に勝たなければいけない。首位に立つチャンスをデ・カイプでヘラクレスに負けて逃すなどあってはならないこと」

 

「ペッレの頭突きは頭がぶつかる音が聞こえた。彼も僕らにとっての自分の重要性は分かっていたはず。愚かな行為だ」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/24021-janmaat-ziet-inefficient-feyenoord-we-verzuim.html

 

オトマン・バッカル

「今日はフットボールにならなかった。途中出場、特に負けている場合は難しい。僕らは良いプレーじゃなかったけど、前半は多くのチャンスを作っていた。でも先週のゴー・アヘッド・イーグルス戦の様にそれを決められなかった。だからこの敗戦は自分たちの責任」

 

ジャン・パウル・ボエチウス

「10分で2-0にすべきだった。自分たちのチャンスを決めなければ反対側で決まるのを見ることになる。今日の試合は序盤のプレーだけがポジティヴな収獲だけど、この敗戦はとても辛い」

 

ルーベン・スハーケン

「昨シーズンも首位に近づけるという時に良くこういう事が起きた。1-2の後もまだ同点にできるチャンスはあったのに、それが決まらなかったのが残念」

 

http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/bakkal-ziet-rentree-uitlopen-op-teleurstelling

 

 

さすがエールディヴィジ、予想の遙か斜め上をいく結果でした・・・・・・。全く意味が分かりませんが、まぁ毎度毎度いつものことか。前半は大チャンスを逃してロングボール攻勢で全くフットボールをせずに例のごとくワンチャンスでセットプレーから失点。後半は出だしからまともに組み立てを初めて期待を持たせるも、ブロムの笛に翻弄されてペースを見失っての自滅。最後は最悪の試合をしてフラストレーションを溜め込んでいたペッレが血迷って一発退場。彼の重要性を考えればここから数試合で勝ち点を失ってカンピューンになれるチャンスを逃す怖れもあるかと頭が痛い。

 

どのチームもそうでしょうが、特にフェイエノールトはいい加減この3年間ずっとこの調子。メンタルの問題と言い続けられてるのに全く解決の兆しがないのはクラブとしてそろそろ真面目に対応策を考えて欲しいですねぇ。

 

ペッレが4試合出場停止で済むかすかな望みを持ちつつ、次はアマチュア相手のベーカー戦。幸運にも首位との2pts差は変わっていないと言っても、ここでしっかり立て直さないとちょっと危ないことになります。代わりのスピッツはアルメンテーロスでやってみるとして、キャプテンはステファンか、もうクラーシに任せるかどうか。