100周年に向けてディック・アドフォカートとマルク・ファン・ボメルを迎え、万全の体制で臨みながらまたしてもランズティートルを逃す失望の2位でシーズンを終えたPSV。ファン・ボメルは日曜の最終節後に引退を発表し、アドフォカートもすでにクラブを去る事を明らかにしていたが、月曜の会見で予定通り新監督としてフィリップ・コクーの就任を発表した。アシスタントはアーネスト・ファーベルとクリス・ファン・デル・ヴェールデン。注目すべきは4年という長期契約だろう。これまで大規模な補強を続けた末に何も得られなかったアイントホーフェナールは新体制のもとでユースに目を向けていく事になる。
ジェネラル・ディレクター ティニ-・サンダース
「4年契約は新たなPSVを作り上げて貰うということ。コクーはPSVの革新の顔。長期的なビジョンでやっていく。CL予選は素晴らしいボーナスだが、プライオリティは置いていない」
フィリップ・コクー
「自前のユース出身選手でもっとバランスを取る事が必要。それによってユース選手にトップチームに上がれるのを信じる気持ちが育つ」
「チャレンジしがいのある仕事を始めようと新しいスタッフは意欲に溢れている。新しいチームを作っていきたい。セレクションの中味も変わるだろう。PSVは常にティートルを目指さなければならないが、時間も必要。私は現役時代も急ぎ過ぎずに一歩一歩進むのが好きだった。人間学ぶのに歳を取りすぎているということはないとも私は思う」
1年前にフレッド・ルテンの後任を務めながら、「トップチームのクオリティに失望してユースの監督を希望した」と言われたコクーがどれだけ積極的に若手を起用していくかが注目される。
「A1を選んだのはユース育成全体を見て回りたかったということもあった。いまはPSV1へ次へのステップの準備ができた。長い時間がかかるだろうが、私は何かを始めるからには上手くやりたい人間」
http://www.vi.nl/nieuws/240975/Cocu-Popel-aan-deze-uitdagende-klus-te-beginnen.htm