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激闘の末ADOデン・ハーグに勝利

日曜午後に行われたエールディヴィジ第17節、フェイエノールトは終盤のステファン・デ・フライのゴールによってADOデン・ハーグとのホームゲームで3ptsを獲得した。ピッチのあらゆる所で繰り返された激しい競り合いによって、ビジターチームは2回に渡りフェイエノールトのリードに追いついたが、最後はデ・フライのゴールにもはや追いすがることはできず、3-2で終了。前半にグラツィアーノ・ペッレとレクス・インマルスフェイエノールトの2ゴールを記録。主審 ルート・ボッセンが後半ブルーノ・マルティンス・インディとトム・ベウヘルスダイクをレッドカードで退場にし、両チームとも10人で試合を終えている。

 

2-1のリードでHTを迎えたフェイエノールトだったが、前半のプレー内容は決して満足いくものではなかった。ADOデン・ハーグにコンスタントに組み立てを妨げられ、フェイエノールトはそのプレッシャーを脱してフットボールをするのに何度も苦労していた。

 

それが上手くいってピッチをオープンに使えた時も、フェイエノールトは常にそのスペースを十分に利用できた訳ではなかった。それはADOデン・ハーグの守備力のせいだけでなく、フェイエノールトの攻撃面のプレーの仕方のせいでもあっただろう。チームはルーベン・スハーケンとヴェスリー・フェルフークの両サイドをほとんど使う事ができず、DFラインからグラツィアーノ・ペッレへのロングボールを最優先にしてしまっていた。

 

しかしサイドを使えた1回目でクラブトップスコアラーは即座にネットを揺らして見せた。15分過ぎに左サイドのブルーノ・マルティンス・インディからパスを受けるとそのパスを巧みに逸らし、ボールはDFの足に当たってGKの横を抜けてゴールへ。

 

スコアボードにフェイエノールトのリードが表示された時間は長くは続かず、ADOデン・ハーグが試合最下位からほとんど即座に同点ゴール。速攻から最後はチャロン・シェリーのパスをペナルティエリア右側で受けたマイク・ファン・ダイネンがチャンスを逃すことなく1-1。

 

前半残り時間、フェイエノールトはADOデン・ハーグのアグレッシブなプレーに苦しみ、前半ロスタイムまでルート・ボッセンの判定にも不満をいう事はできなかっただろう。彼は前半特にペッレへのファールにほとんど笛を付かなかったが、HT直前にペナルティエリア内でイタリア人スピッツが軽いファールを受けて倒れた後にようやくPKを取り、それをインマルスが古巣相手にしっかり決めた。

 

こうして最小リードでHTに入ったフェイエノールトだったが、後半開始15分であまりにも簡単に与えられたPKによってADOが再び試合を振り出しに戻してしまう。チャロン・シェリーシュートにエルヴィン・ムルデルが見事なセーブを見せた直後、ボッセンがこのFWと接触したマルティンス・インディのファールを取り、レッドカードを提示。ADOデン・ハーグに与えられたPKをデニー・ホラが決めた。

 

だがビジターチームの数的優位は同点から2分もしないうちにベウヘルスダイクがインマルスへの肘打ちでこの試合2枚目のレッドカードを受けて消滅。これにとってこの試合最後の30分間は10人対10人の非常にオープンな戦いに。

 

ADOデン・ハーグが引き分けで十分という姿勢を見せる一方、フェイエノールトは必死に決勝ゴールを狙い続け、試合終了3分前についにそれが報われる。CKの流れからデ・フライが至近距離からのヘディングを決めてデ・カイプは大きな安堵感に包まれた。

 

Feyenoord – ADO Den Haag 3-2

Scoreverloop:

14’ 1-0 Pellè

16’ 1-1 Van Duinen

45 +1’ 2-1 Immers (strafschop)

57’ 2-2 Holla (strafschop)

87’ 3-2 De Vrij

 

Scheidsrechter: Bossen

 

Geel: Toornstra, Wormgoor, Supusepa, Meijers, Vicento (ADO Den Haag), Elabdellaoui, Mokotjo (Feyenoord)

 

Rood: Martins Indi (56’Feyenoord), Beugelsdijk (58’, ADO Den Haag)

 

Opstellingen:

Feyenoord: Mulder; Elabdellaoui (62’ Nelom), De Vrij, Mathijsen, Martins Indi; Clasie, Immers, Vilhena; Verhoek (68’ Boëtius), Pellè en Schaken (89’ Mokotjo).

ADO Den Haag: Coutinho; Omeruo, Wormgoor, Beugelsdijk, Supusepa (89’ Vicento); Toornstra, Holla, Meijers; Poepon (24’ Elbers), Van Duinen en Chery (62’ Malone).

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20121216_ado_verslag

 

ロナルド・クーマン

「今日の午後はフットボールを面白くするあらゆる物が見れたね」

「我々は試合の中で成長していった。特に10人対10人になった以降は我々の方が良いチームだった。前へとさらにプレッシャーをかけようとし、それが上手く行った。この試合は決して常に良いフットボールを見せることはできなかったが、時にファイトすることはできた。それは今日評価できるところ」

 

「残りの2試合に勝てれば良い気分でクリスマスを祝えるよ。今日のような試合に勝てば上位で終われるだろう。あと1週間、良い形でこのファンタスティックな1年を締めくくることができるはず。我々は十二分に上位争いに参加している」

 

ステファン・デ・フライ

「この勝利が相応しかったかどうか言うのは難しい。それくらいいろんな事が起きた。今日は本当のファイティング・ゲーム。戦い、ゴール、PK、レッドカードとあらゆる事が起き、そして3pts。フェイエノールト・サポーターにとっては楽しい試合だっただろう。ただ良い試合では無かった。その点では自分たちに批判的でないといけないけど、一方でこういう試合は常にあり得る。重要なのは今日は勝ったということ。来週また見てみよう。残った2試合に勝てばとても良い気分でシーズン前半戦を振りかえられるだろう」

「今日はスペースが無くてフットボールをするのが難しかった。前半は彼らのファイトに苦しんだけど、後半はしっかり対応できるようになった。セットプレーの守備も良くなった。NAC戦では2回とも後ろに下がりすぎたけど、今はアグレッシブにボールに向かっている」

 

「僕らはここまで4回レッドカードを受けたけれど、その試合で負けてはいない。これは粘り強さとメンタルの強さの証拠」

「ブルーノにはレッドカードでは無かったと思う。彼はボールにプレーしていた。レッドカードをは取り消されるんじゃないかな。ブルーノはストライドが大きく、コンスタントで、守備が強い。馬鹿な真似はしないし、組み立てもとても良くなった」

 

「僕のヘディングで入っていたかどうか僕にも分からない。見えなかったからね」

「試合終了時の安堵感は大きかったよ。今日の勝利の重要性はよく分かっていた」

「この試合は見返すことなく、ホームでADOに勝ったということだけ覚えておきたいよ」

「僕らはトップ5よりも上を目指すとは今は言わないよ。でも首位に近づいたのは確か。ウィンターストップ明けの2つのトッパーに勝ったら、もう一度目標を聞いてもらって良いだろう」

 

エルヴィン・ムルデル

「長期離脱の後にまた試合に出れて本当に嬉しいよ。重要な勝利を挙げられたし良い気分。リザーブで2試合でたから久しぶりでも全く問題なかった。自分自身のパフォーマンスを振り返ってもとても満足。2失点したけど、僕にはほとんどどうしようもなかったし、それよりも何度かチームのために重要なセーブができた」

「ADOは最初からファイトしに来て、それが序盤ちょっと問題だったけど、最終的に僕らの持っている力を見せられた」

 

レクス・インマルス

「本当にこの試合を楽しみにしていた。勝てたし、僕もゴールできて最高だよ。PKではコウティーニョが僕の集中力を乱そうと、蹴る方向は分かってるぞと言ってきたけど、今日は意図的にこれまでのPKで蹴ってたのとは逆方向を狙った」

「僕らはファンタスティックなプレーでは無かったけれど、良いプレーができない試合でも勝たなければならない。それが今日はできた」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20121216_mulder_reactie

 

グラツィアーノ・ペッレ

「僕は相手を押しただけだし、彼は何とか僕にレッドカードを出させようとしたんだ。凄い演技だったね」

 

 

いろんな事がありすぎた試合でした。終わってしまえばとにかく3pts取れて万々歳、何も不満はありません。一言で言えばボッセンの馬鹿、というか、ベウヘルスダイクが馬鹿で助かった、という感じです。

ADOとの試合はいつもこうなる気がしますが、前半はとにかく相手のアグレッシブさに苦しみつつも、中盤のボールロストからあっさり失点したシーン以外はまぁほとんどチャンスは与えてなかったので、主に中盤での潰し合いな試合。フェイエノールトとしてもなかなかゴール前までいけませんでしたからね・・・。

 

いろいろあった末に10人対10人になってからは良いフットボールをしていました。3バックにして攻撃的な姿勢を貫いたのが今日の大きなポイント。特に途中出場の二人 ネロムとボエチウスが左サイドで勢いを付けてくれたのが大きかったです。良かったよネロム。それにしても雪の影響でデ・カイプのピッチもなかなか厳しい状態ですが、その中でもトニーとボエチウスのクオリティは際立ってますね。素晴らしいタレント。

 

ウィンターストップまで残り1週間、フローニンゲン戦を前に、まずはヘーレンフェーンとのベーカー戦。こちらももちろん行けるところまで行きたいコンペティション