土曜午後に行われた新年初めての練習試合、若さ溢れるフェイエノールトはトップクラッセル アイセルメールフォーヘルス相手にアウエーで2-4の勝利を収めた。フェイエノールトのゴールはエルヴィス・マヌ、ブルーノ・マルティン・インディ、ジョン・グイデッティ、ギオン・フェルナンデス。マヌ、トニー・トリンダーデ・デ・フィリェナ、マテュー・ステーンフォールデン、マッツ・ファン・ハイヘフォールト、テレンセ・コンゴロがトップチームでのデビューを果たし、GK ロナルド・フラーフラントもフェイエノールトに加入以来初出場。試合終了20分前にステファン・デ・フライが負傷交代した。
2012年最初の練習試合に若いチームで臨んだフェイエノールト。しかし不運にもアイセルメールフォーヘルスに前半最初のチャンスを決められてリードを許してしまう。中央からの攻撃をArnoud van Toorがフィニッシュ。低い弾道のシュートはファーコーナーでGK コスタス・ランプルーの壁を抜いた。
フェイエノールトは早々の失点から立ち直るも、完全に支配できるようになったのはHT10分前から。その時間帯までも大きなチャンスを決められていなかったが、遅かれ早かれ圧倒的な展開になるのは目に見えており、結果としてフェイエノールトはHTまでの短時間で3ゴールを奪った。
30分過ぎに同点ゴールを決めたのはエルヴィス・マヌ。アイセルメールフォーヘルスの右バックからボールを奪ったこの左ウィンガーは最後は強烈なシュートでGK Martijn van Strienを破った。その後はHT超善意CKからマルティン・インディがヘディングで決めて同点。さらにジェルソン・カブラルが得たペナルティ・エリア際からのFKをジョン・グイデッティが低い弾道で狙うとGKは反応できずに1-3で折り返しとなった。
後半に入るとピッチ上の力関係はより拮抗した状態に。フェイエノールトはHTで完全にチームを入れ替え、60分には長期離脱していたスヴェルツを投入。それによりチームのテンポはいくらか落ちていた。それに対してアイセルメールフォーヘルスはほとんど劣らずに、前半よりも勇敢なプレーを見せた。
後半の数少ない見所はアナス・アシャバールのアクション。スヴェルツからのパスを受けたこのスピッツは、誰も真似できない方法で二人のDFとGKを抜き去ったが、足元から離れたボールはポストに弾かれてしまった。
試合終了までの最大のチャンスが訪れたのはホームでのNEC戦以来の出場となったギオン・フェルナンデス。残り15分過ぎにボールを受けたスピッツはほとんど空のゴールにシュートするだけだったが、ゴールライン上でDFにクリアされてしまう。自分のミスをすぐに取り返したフェルナンデスは、得たPKを決めて1-4とした。
しかしこれで最終スコアにはならず、主審 ロルフ・リンゲがホームチームに簡単にPKを与えるとTim Petersが強烈なシュート。その直後にリンゲが試合終了の笛を吹いた。
IJsselmeervogels – Feyenoord 2-4
Scoreverloop:
6’ 1-0 Van Toor
35’ 1-1 Manu
42’ 1-2 Martins Indi
45’ 1-3 Guidetti
88’ 1-4 Fernandez (strafschop)
90’ 2-4 Peters (strafschop)
Scheidsrechter: Luinge
Opstelling Feyenoord:
Eerste helft: Lamprou; Leerdam, Vlaar, Martins Indi, Van Huijgevoort; Mokotjo, Bakkal, Trindade de Vilhena; Cabral, Guidetti en Manu.
Tweede helft: Graafland; Leerdam (60’ Swerts), De Vrij (68’ Van Huijgevoort), Kongolo, Nelom; Clasie, Van Haaren, Steenvoorden; Fernandez, Achahbar en Schaken.
http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20120107_ijselmeervogels_verslag
ロナルド・クーマン
「今日はたくさんの病気の子供たちを招待できたし、素晴らしい午後だった。そういう点では大成功」
「もちろん監督としては誰だって失点は嬉しくない。だが我々のような試合の入り方をしたら誰でも疑問を持つ」
「この試合でまだまだやらなければならないことがあるのがハッキリした。来週のトレーニングキャンプでその時間は十分ある。今日は全選手に出場時間を与えたが、来週はまた固定されたチームを作り上げていきたい。FC バーゼルとの練習試合もあるしね」
「ユースの選手たちには良いところも良くないところもあった。若い選手は得てしてそういうもの。いずれにせよこの試合が彼らにとって素晴らしい第一歩なのは間違いない」
「ステファンが月曜にスペインへ連れて行けるかどうか明日診る。我々はフィットしている選手だけ連れて行く」
http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20120107_reactie_koeman
ジル・スヴェルツ
「復帰への次のステップへ進めて喜んでいるよ。人工芝だからこの試合はで無いと思ってたけど、何も問題は無かった。とりあえず明日の具合を待ちたい」
「まだまだ100%にはほど遠い。この試合の反動が何も無ければ、来週のスペインキャンプで完全にフィットできるまでにステップを進められる」
「相手はトップクラッセの良いクラブ。選手たちは僕ら相手に自分たちの力を見せたかったし、モチベーションがとても高かった。こういう試合はいつも難しいものだけど、今日の僕らは上手くやったと思う」
http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20120107_swerts_reactie
2012年スタート。組み合わせがいろいろあるのでまぁ結果は別に良いんですが・・・。とりあえずマヌはある程度活躍したようで、ビセスワールの穴は心配なさそう。
前半はレールダムを右バック、モコチョを中盤で起用ということで、やはりレールダムの右バックは動かしたくないらしく、このままだとエル・アマーディの代わりはモコチョになりそう。
ステファンがキャンプ駄目そうという事態が残念です。