バルセロナが世界王者になるのは前から分かっていたこと。欧州と南米の最高のクラブの差が大きすぎる。あの大会は全く余計なもので、FIFAが稼ぎたいだけだ。選手たちのスケジュールはすでに満杯なのは誰もが知っている事だと言うのに。まぁ決勝は見ていて楽しかったが。(サントスの選手の良さについて語っているが略)
バルセロナの勝利の後はすぐエールディヴィジに移った。オランダの試合を観るのは苦痛と私は言ってきたが、それを撤回しなければならない。我々にはガンソもメッシもいないが、今のエールディヴィジには十分なエンターテイメント性がある。フットボールのレベルはもっと望みたいが、緊張感があって見ていて楽しい。
もちろん私のメインはフェイエノールト-トゥエンテ戦だった。エールディヴィジでの試合毎ではなく試合中のレベルの落ちようには依然として驚いているよ。フェイエノールトではスハーケンがスピードを活かして前半とても良かったが、後半が始まったら最悪だった。これが決して特別な事ではないんだ。カリム・エル・アマーディは基本的には戦略的で優秀なフットボール選手。しかし試合が進むとだんだんフットボールをするより走るのに夢中になってしまう。理解できないね。
専門家としてはエンターテイメントだけを見たいというわけにはいかない。私は何よりもまず良いフットボールを見たい。アドリアーンセとクーマンには仕事続けてもたいたいね。特にクーマンは選手たちに、これまで楽しいと感じていたことが実際はまだそれほどでも無いんだと説明しなければならない。みんなチームとしても個人としても成長しなければ本当のトップフットボールにはたどり着けないんだ。その点では私はフェイエノールトに現時点で最も大きなポテンシャルがあると見ている。誰にしろ欠点はあるが、あのチームにはそれを補い合える選手が最も揃っている。AZもチームとしてよく組織されているけれどね。(再びバルサ-サントスの話に戻るので後略)
(Willem van Hanegem)