Mijn Feyenoord

Feyenoordを中心にNederlands voetbalを追いかける

ダービーを制してシーズンスタート

フェイエノールトエクセルシオールに0-2で勝利して2011/2012シーズンのスタートを切った。ヴァウデスタインでの二つのゴールは共に後半。フェイエノールトは90分を通じて優勢に進めたが、後半にやっとそれを得点に結びつける事ができ、ギオン・フェルナンデスとレーン・ファン・ステーンセルのOGが生まれた。フェルナンデス以外にジョルディ・クラーシとカイ・ラムスタインが古巣相手にフェイエノールトでの公式戦デビュー。フェイエノールトはこの勝利で少なくとも1日の間、エールディヴィジの首位に立った。

 

ヴァウデスタインの満員の観衆の視線は前半ウェズレイ・デ・ライテルの守るエクセルシオール・ゴールに集中した。フェイエノールトはシーズン最初の試合の数分感ですでに二つの大きなチャンス。セク・シセのシュートはデ・ライテルの体に当たり、リバウンドに走り寄ったフェルナンデスも間に合わず。その1分後にはこのスピッツが良いポジションからシュートを狙ったが横にそれてしまった。

 

この最初の数分感が前半を象徴。フェイエノールトはコンスタントにエクセルシオールにプレッシャーをかけ続けたが、フィニッシュを決められない。1週間前のマラガとの練習試合のように、フェイエノールトは特に中盤で容易にボールを繋ぎ、両サイドから何度も攻め込んだが、相手のペナルティ・エリア内で危険なプレーをするほどではなかった。

 

リードを奪おうとするも上手くいかないフェイエノールト。前半最大のチャンスは30分にジェルソン・カブラルに訪れた。リロイ・フェルからのスペースへのパスに抜け出し、飛び出してきたGKもかわしたが、遠目から狙ったシュートは枠を捉えられず。HT5分前にはフェルが自らドリブルで二人を抜き去り大チャンスを作ったが、シュートはGKに阻まれた。

 

後半に入るとしばらくピッチ上で両チームの立場が逆転。エクセルシオールが主導権を取って前に出てきたが、そこでフェルナンデスが今シーズン フェイエノールトの初ゴールで先制点をもたらす。シセのクロスをエクセルシオールDFがクリアに失敗し、ペナルティ・エリア内で足元にボールが落ちたラッキーをこのスピッツはしっかりと決めて0-1。

 

エクセルシオールはフェルナンデスのゴール後さらに前へとプレッシャーをかけ始め、ピッチの反対側はビジターチームにさらにスペースが生まれた。前線のカブラル、フェルナンデス、そして途中出場のルーベン・スハーケンのスピードでフェイエノールトはそのスペースを活かし、終了20分前にカブラルが0-2となるゴールを導き出した。右サイドから一人を抜き去ると、ゴールライン際から強いクロス。それがレーン・ファン・ステーンセルの胸に当たってゴールに入った。

 

2点のビハインドも終盤エクセルシオールは簡単に勝利を許さず、元フェイエノールダー ティム・フィンケンのヘディングがバーを直撃などフェイエノールト・ゴールに迫ったが、GK エルヴィン・ムルデルの素晴らしいセーブもあってフェイエノールトにはそれ以上の危なげはなく勝利を収めた。

 

Excelsior – Feyenoord 0-2

 

Scoreverloop:

55’ 0-1 Fernandez

71’ 0-2 Van Steensel (e.d.)

 

Scheidsrechter: Vink

 

Geel: Cissé, De Vrij (Feyenoord)

 

Opstellingen:

Excelsior: De Ruiter; Bovenberg, Van Steensel, Nieveld, Scheimann; Vorthoren, Alberg (90’ Van Buren), Broerse; Vincken, Te Vrede (72’ Maatsen) en Oost (80’ Jansen).

Feyenoord: Mulder; Leerdam, De Vrij, Vlaar, Ramsteijn; El Ahmadi (73’ Mokotjo), Clasie (83’ Van Haaren), Fer; Cabral, G.Fernandez en Cissé (’67 Schaken).

 

Samenvatting Excelsior-Feyenoord

http://eredivisielive.nl/partner/telegraaf/play/19800/720

 

ロナルド・クーマン

「勝ったのは嬉しいが、我々がここで勝つのは普通の事でしかない。見ての通りエクセルシオールは多くの選手を失ったからね。彼らが元のレベルに戻るには時間が必要だろう」

 

「前半はピッチを広く使えていた。今夜はシセよりもカブラルの方が危険な存在だった。小さなスペースでも多くのチャンスを作れたのは良かったが、フィニッシュを決めなければならない」

 

「変に思うかもしれないが、前半はスペースが小さいにも関わらず十分なチャンスを作れていたんだ。ボールを失っても素早くプレッシャーをかけ、中盤は我々が支配していた。あそこで1,2点決められれば実際もう言う事はないんだが」

 

「後半はロッカールームから出てきて悪くなった。私には説明できない。まだ我々の方が良いチームだったが、後ろに走らされる場面が何度かあった。棚ぼたで先制できてラッキーだった。1試合の中でガスを抜くことはあっても良いが、ポジションプレーはしっかり続けないといけない。このチームにはまだプレッシャーがあった。それはフェイエノールトという名前について回るものだ」

 

ギオン・フェルナンデスが得点出来たのは良かった。フットボールにおいてさらに成長してゆくために、このゴールは彼の自信と勇気を与えてくれるだろう。彼には特別なクオリティを持ったスピッツ。スピードと良いアクションを備えているが、ボールを持った時の改善点はまだ多い。彼は勉強熱心だし、我々は一緒懸命やっていく」

 

「0-2はスタートには良い結果だよ。今日は45分間は良いフットボールができた。次の試合ではもっと長くしたいね」

 

ギオン・フェルナンデス

「新しいチームでの最初のゴールはいつも特別なもの。特に今回は最初の試合での先制ゴールだからね。ゴールでスタートできたのは嬉しい」

 

「監督からは自信を持ってゴール前の一瞬に集中しなければならないと言われていた。やるしかないし、実際にゴールを決められて良かった」

 

「3ptsは取れた。なんども不用意にボールを失ってまずい時間帯もあったから、そこは強い相手では変えなければならない。効率的に、もっと速くボールを回さないと。そうすればサイドで1対1の状況を作れるはず。そこを上手く利用しないと。トレーニングでは上手くいっているし、僕らはそれを試合でも見せられると確信しているよ」

 

「自分のプレーで改善するところは多いし、もっとチャンスを作れるはず。そしてきっとゴールもね」

 

 

ということで無事に勝利でスタートして、とりあえず首位です。いや~、久しぶり。

前半は中盤でボールが回るものの、攻めがあまりにもぎこちなく、実際は45分間ボールは持っていたものの良いテンポで回ったのは最初の10分ちょっと。途中からはまともにフットボールにもならないgdgdでした。これで勝てなければギオンに批判が集まってたので、それを避けられたのは良かったですね。フェルとカブラルのクオリティが目立つ一方でセクとギオンの駄目っぷりがかなり顕著。セクはまだコンディションとか試合感とかあるでしょうが、ギオンはただの現状力不足。ニーフェルトにほぼ完敗です。これからサブトッパーと当たっていく中でどうするか。ビセスワールも戻るので3トップいじる可能性はあるでしょうが、この「9番」の出来が今シーズンを左右しかねないだけに、どこまで我慢して使い続けるか悩みどころです。まぁ代わりの9番はいないらしいですが。セクが本調子だったら問題ないんですがねぇ。

 

エルヴィンはさすがの頼もしさでクリーンシート。ラムスタインはフィンケンに結構やられてたような。レールダムは攻守共にあんま目立たず。カブラルがほぼ無双だったので上がる必要は無かったでしょうが。両CBは安定。でもちょっと無駄にロングボール蹴りすぎ。

 

カリムは今シーズンも変わらず。上手いけど怖さは無し。ほんとに困ったもんです。クラーシはちょっとイマイチだったかな。ギオンと意図が合わずにミスパスが多かったです。受け手のせいもありますが。フェルは現状圧倒的存在。クオリティが段違いなのは確か。でもフィニッシュは決められず。うーーーん、フェルを売ってインマルス獲れるなら、正直売っても良いんじゃないかなぁ。どちらがチームにとってプラスになるか、いろいろ考えながらの1ヶ月になるでしょうか。

 

カブラルは右サイドで気合い入りまくり。フリーのギオンをガン無視してシュートに行くほど。まぁ気持ちは分かるのでとりあえず良いか。セクはどれくらいで本当のセクを見せてくれるのかちょっとわからないので困った感じですが、どうなんでしょうか・・・。ギオンは現状完全にカウンター専門スピッツ。まぁまだ若いし伸びシロがあると信じてますよ・・・。

 

で、無駄に代表戦挟んでデ・カイプで難敵ローダ戦。今シーズンもなかなか強そうですが、デ・カイプなので上を目指すには勝たなければならない相手。フラールは招集されなかったし、ヨングの子供らが怪我しないで帰ってくる事を祈りましょう。インマルスは期待しないで待ちの一手。