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デ・フライがフェイエノールトを救う。10代コンビの活躍で3連勝!

日曜に行われたエールディヴィジ第27節、フェイエノールトはデ・カイプに迎えたNACブレダを2-1で下し3連勝を飾ると共に、欧州戦PO枠争いに留まった。ホームチームはNAC相手に長時間優勢だったものの、ルク・カスタイニョスの先制ゴールで得たリードを不必要に失ってしまった。しかし試合終了3分前にイェレ・テン・ラウウェラールの前にこぼれたボールからステファン・デ・フライのラッキーなゴールが生まれて勝利を拾った。この試合フェイエノールトは先週日本を襲った自然災害に対し喪章を巻いてプレーしている。

ここまで5試合無敗という結果から、フェイエノールトNACブレダとの試合でもキックオフ直後から自信の炎を燃やすと、前半ほぼ通して主導権を奪って勇気と大胆さのあるフットボールを見せた。

NACはHTまでホームチームの攻撃をどう防ぐかに試行錯誤。危険なシーンを作れたのは前半半ばにアントニー・ルールリングがゴールに近づいた単発のカウンターのみだった。ルールリングの左サイドからのシュートはニアポストを捉えていたが、ロブ・ファン・ダイクが苦もなくつかんだ。

ピッチの反対側ではルク・カスタイニョスが7分後にゴールを決める事に成功。先週のヘーレンフェーン戦でも決勝点を決めたこの若きスピッツは30分過ぎに素晴らしいアクションで左サイドから中へ入ってきたティム・デ・クレアから落ち着いてボールを受けると、冷静にGK テン・ラウウェラールの足元を抜いてゴールを決めた。

しかしフェイエノールトはその後リードを広げる事ができず、スッキリとない気分でHTを迎える。HT直前にはマルセル・メーウウィスがリオの足元に落ちたリバウンドボールから狙ったが、テン・ラウウェラールに阻まれた。

後半フェイエノールトはまた長時間気力を振り絞らなければならなかった。HTに投入されたユリアン・イェネルがバー直撃のミドルを放つと、直後に再び放ったミドルシュートによってロッテルダマースは1-1にされ、60分を過ぎて本気で攻撃的なプレーを始めることになる。イェネルのシュートはロブ・ファン・ダイクが止められるように思えたが、珍しいミスでボールを掴みそこねて後ろに逸らしてしまった。

フェイエノールトにとっては同点ゴールが試合のテンポを上げるためのスタート地点になった。危険なシーンは重荷サイドから生まれ、例えば後半半ばにはリオの見事なアクションとクロスからケルヴィン・レールダムがフリーでシュートチャンスを得たが、シュートはDFの壁に阻まれた。その前にはシモンのクロスを左足ダイレクトで合わせたシュート、また後にはジェルソン・カブラルのシュートなどがあった。

3ptsを得ようとエクストラFWを投入して最後の攻撃に出たフェイエノールト。いくらかの運も必要だったものの、試合終了直前にようやくゴールを決め勝利を相応しいものとした。テン・ラウウェラールの前にボールが落ちると、誰よりも素早く反応したデ・フライの決定的な一押しでボールはラインを割った。デ・フライはそのゴールでデ・カイプを熱狂の渦に巻き込んだだけでなく、貴重な3ptsによってフェイエノールトを欧州戦POへの枠を巡る争いに留まらせた。

Feyenoord – NAC Breda 2-1

Scoreverloop:

30’ 1-0 Castaignos

59’ 1-1 Jenner

87’ 2-1 De Vrij

Scheidsrechter: Braamhaar

Geel: Meeuwis, De Vrij, Swerts (Feyenoord), Jenner, Gudelj (NAC Breda)

Opstellingen:

Feyenoord: Van Dijk; Swerts (75’ Larsen), De Vrij, Vlaar, De Cler; Meeuwis (56’ Fer), Wijnaldum, Leerdam; Simon (64’ Cabral), Castaignos en Ryo.

NAC Breda: Ten Rouwelaar; Janse, Penders, Horvath (73’ Gilissen), Guldelj; Luijckx, Gorter, Boussaboun (67’ Fehér); Leonardo, Amoah en Lurling (46’ Jenner).

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail/S1/10010000038089-999-10010000000003.aspx

マリオ・ベーン

「1ptでは我々にとって何も無いのと同じ。最終的には我々には死か栄誉しかなかった。だから1-1にされた後私は非常に攻撃的にやろうとして最後の15分はエクストラFWを投入して、その攻撃的交代が報われた。終了直前に決まってラッキーだったよ」

「リードをもっと早く広げておくべきだった。我々のベストの試合ではなかったが、あらゆる面でNACに劣ってはもなかった。相手はあまり攻撃の意識を見せず、我々は前半使えるスペースがあまり無かったんだ。雑でスローテンポで中央に寄りすぎた。後半の我々は戦闘意欲の面で勝っていた。特にNACに追いつかれた後はね」

「そう、最後は我々の側にボールが落ちてラッキーだった。私からのアングルだとまたバーかと思った。時にはこういうラッキーがないと。シーズン最後にはもっともっともっと欲しいね。ウィンターストップ前には我々はまだ入れ替えPOを全員で避けようとしていたが、いまや欧州戦POをじっと窺う立場だ.来週のローダは相手にするのが難しいチーム。しかし我々がいい状態で臨めばそこでも勝てるはず」

「リオは英語がまだ上手ではないから日本での出来事について彼とコミュニケーションを取るのは難しかった。でも彼がそれを本当に気にしていたのは確かだ。彼とは日本語通訳を通してその事について今週しっかり話をしたい。もちろん信じられない出来事。経験していない者には想像さえできない。家族と友人たちに影響がなかったのが彼にとっては良かったが、それがこの自然災害を辛いものにしないということにはならない。喪章で哀悼の情を示したいということは彼が言ってきたこと。だが選手一人でやっていいことではないからチームとしてみんなでやった。そうやって我々は喪章で彼を励まし、我々がこの状況に同情している事を世界に示したかったんだ」

ステファン・デ・フライ

「自分のゴールだとは思わなかった。みんなが僕の方に来て祝福してくれて、やっと自分が決めたんだと分かったんだ」

「同点にされた後に『ロブ、気にしないで、まだここから勝ちに行くから』って言ったんだ。僕がその約束を果たして彼も感謝していたよ。良い話だと思わない?」

「契約延長については今週からクラブと話し合うよ」

Vrienden van Feyenoordの活動が始まって3ヶ月。集まった金額は85万ユーロを超え、「持ってくるのは1.000ユーロで100ユーロでも10ユーロでも良い、今日で100万ユーロを超えよう!」とブロクラント氏の呼びかけで、選手たちも"Vrienden van Feyenoord"記念ユニフォームを着てのホームゲーム。その試合でフェイエノールトの将来を担う二人の10代が試合を決めてくれました・・・と言いたいところですね、ほんと。ステファンが将来のキャプテンとなる存在なのはもはや誰にも疑いようはなく、長い事クラブに残って欲しいものですが、それにしても前線で別格の働きを見せるルクは・・・・・・ エールディヴィジライヴがここまでリーグ戦29試合でシュート47本とかちょっと信じられない数字を出してましたが、本当なんでしょうかね。シュート4本で1点ペースなんですが。末恐ろしい。そして末がないのが悲しい。

で、試合ですが前半はなかなかシュートまで行けず。悪くはないけどボールロストが多かったかな。ジニとかジニとかジニとか。まぁ仕方ないですね。後半もメーウウィス、シモン、ジルを下げてリロイ、ジェルソン、ラーセンと交代していきましたが、実際のところ中盤はgdgdに。リロイはまだまだスタメンは任せられませんね。組み立て面での力の差は歴然。むしろラーセンが入って少し後ろに下がったジニの方が良かったか。チーム全体としてもラーセンに当てるでもなく攻撃の意図がまったく出ませんでした。このあたりはまだまだ。まぁ勝ったので良し。今シーズンも例のごとく騒動起こしまくったレオナルドが意外にスタメンだったのでブーイングし放題でした。ついてにルールリングさんにもぶー。まぁいた頃は結構助かってたんですけどね。

マン・オブ・ザ・マッチは万人一致でステファン。初ゴールも決めて攻守にいつにも増して最高でした。惚れ直しました。この数週間の成長は特に素晴らしいです。23歳差のロブお父さんに「勝ち越してあげるから大丈夫!」なんて言うところなど生まれついてのキャプテンタイプ。早くフラールからキャプテンマーク奪っておくれ。まぁフラールも良かったけど。

ジルは良くも無く悪くもなくいつも通り。デ・クレアは久々良かったですね。これが最後でないことを祈ります。

メーウウィスさんは今日も安定。レールダムもリンクマンとしてよくやってますが、もう一つ強引さが欲しいか。ジニは左で打つべきところを右に切り返して打とうとしてボールが流れてシュートがDFに当たったので-5点。迷うなジニ。まぁ全体としては地味に頑張ってましたが。

久々シモンは良さも出しつつも大きなインパクトは残せず。でも着実に良くなってますね。メーウウィスさんもですが、夏にどうするんだろう・・・。リオは右でもなかなか良かった。スペースの無いところで仕事ができるかが課題な気がしますが、リロイ、ジニとのワンツーでペナルティ・エリア入ったところはシュートまで行きたかったですね。確かにDF多すぎましたが。ルクはノルマ15ゴールを何の問題も無く決めてしまいそう。今日もオフサイド少なかったのであんまボール行ってなかったんですが。こういう試合でチャンスに強いスピッツは頼もしい・・・のもあと7試合。

これでNAC、NECをかわしていよいよ11位。8位ユトレヒトとはまだ7pts差ですがいよいよ欧州戦POへ挑戦権を得たような気がするような気がしないでもないような・・・。来週は日曜日にケルクラーデでローダ戦。強敵です。ここからAZ、ユトレヒトという3試合が一つ山ですね。ここを勝ち越せれば可能性がある・・・ような気がするようなしないような。まだ期待はしてませんけど、いろいろ大変な時期に勝ちゲームが見れるのは何よりも励まされます、ほんと。でもブラームハールの辛い笛のせいでステファンが出場停止です。さあ大変。久々バイーアさんが出番です。もしかしたらこれが見納めか。