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再び10代のタレントを狙われるフェイエノールト

現在オランダで最高のユース育成を誇るフェイエノールト。KNVBの監視下のもとで移籍金を出せない一方で、冬の移籍市場が近づいて再び10代のタレントを国外のビッククラブに狙われる状況にある。

まずは18歳ですでにトップチームのスピッツを務めるルク・カスタイニョス。ヨン・ダール・トマソン、セク・シセが長期離脱中の状況でスタメンフル出場を続けるフローテ・タレントは、本格デビューとなった今シーズン、序盤こそチャンスを逃して苦しんでいたがここ5試合で4得点、16試合出場でチームトップの5ゴールと1アシストを決めており、もはやその才能を疑う者はいない。

1年前もイングランドの複数トップクラブから「アンリ二世」と注目を集めたカスタイニョスを、リバプール時代にも関心を持っていた現在インテルのラファエル・ベニテスが獲得に動いているとVIが報じると、ドン・レオもインテルから接触があったことを認めた。

先日2013年まで契約を延長したカスタイニョスは、ピッチ上では不調なシーズンに苦しむクラブにとって希望の星ではあるが、財政上では負債を減らす移籍金として貴重な収入をもたらす可能性があるというジレンマ的存在である。ドン・レオは「まだ何も決まっていないが、インテルのTD マルコ・ブランサから話をしたいと電話がった。フットボールの世界ではいつもあること。私のドアは開かれている」と移籍の可能性を排除しないコメントを出した。

だがカスタイニョス自身はフェイエノールトで成長を続けることを望んでいるようだ。「先週ルクと彼の代理人とも会って話をした。彼がまだフェイエノールトに残ることを望んでおり、我々も彼と一緒に続けたいという両者の意図はハッキリしている」とドン・レオ。

代理人 アリー・トレッフェルによると、カスタイニョスは仮にインテル移籍が決まったとしてもまだ数年間はレンタルでフェイエノールトへのプレーを望んでいるとRTV Rijnmondが報じている。

もう一人はユースのフローテ・タレント ナタン・アケ。若干15歳のDFにはイングランドのビッグクラブ、マンチェスター・シティとチェルシーから関心が集まっている。

ドン・レオは「このところ毎週ファルケノートの彼に会いに行っている。とにかくこれを続けるしかない。イングランドのクラブは非常に魅力的だし、私はチェルシーとは実際アケについて話をした。我々は進展を見守るしか出来ることはない」とジェフリー・ブルマ(チェルシー)、キレ・エビシリオ(アーセナル)、ライフ・ファン・ラ・ペッラ(SMカーン)に続くプロ契約前のタレントの「育成補償費」という名のバーゲンセールでの引き抜きを危惧している。