Mijn Feyenoord

Feyenoordを中心にNederlands voetbalを追いかける

エールディヴィジ 2009/2010シーズンまとめ

1 ○△○○△○○○○○○○○○○○○ △△○○●○○○○○△○○○●○○ FC Twente 86pts

2 ○○●△○○○○△○○○●○○●○ △○△○○○○○○○○○○○○○○ Ajax 85pts

3 △△○○○○○○△○○○○○○○○ ○○△○○○△○●●△○○△△○△ PSV 78pts

4 ○△○○△○●○○●○●△△○○○ ○△△○●△△○○△△○△△○●○ Feyenoord 63pts

5 ●○○○○●●●○●●○△○○●● ○●●△○○△○○○○○○△○○△ AZ 62pts

6 ○△●○●●△○●○○○●●○○○ ○●△●○●●○○△○●○△○●○ Heracles Almelo 56pts

7 ○○△○●○○△△△○●●△○○△ △●△●●△○●○○○○●●△○△ FC Utrecht 53pts

8 ●△●△●○●○△△●●○●△●○ ○△○○●○○●○○○●●○△●○ FC Groningen 49pts

9 △△○●●●○●△△●●○●●△○ ●○●●○●○○●○●○○●○○○ Roda JC 47pts

10 ○△○●○●●●●○○△○△●△● △○○△○●●△○●●○△○△△● NAC Breda 46pts

11 △●○●●●●△●●○○●○●●○ ●○●●○●○●●○○●○●△△● sc Heerenveen 37pts

12 △△△△△○●●△△●△●○●○○ ●△●○○●△●●●△●●●●○○ VVV-Venlo 35pts

13 ●○●△△○●△△△●●●△△●● ○●○○○○●●●●●△●△○●● NEC 33pts

14 ●△●●○△○●○●●●○●●○△ ●○△△●●●●△●○●○●△●△ Vitesse 32pts

15 ●△●○○○●●△△●●●△●△● ●△○●●○△●△●△●●○●○● ADO Den Haag 30pts

16 ●●○△●○△●●○○○●●●△● ●△●△●○△△●●●●●△●●● Sparta Rotterdam 26pts

17 ○●●●●●○●△●○○●△●●● ●●○●●●●○●○●●●●●●● Willem II 23pts

18 ●●●●●●●○●●●●○○●●● ○●●●●●●●●●●●●○●●● RKC Waalwijk 15pts

1. FC Twente 86pts 27勝5分け2敗 得点63失点23差+40

昨シーズン、チームを牽引したエリアとアルナウトビッチが移籍した事で今季の優勝争いは難しいと誰もが予想したが、ストッホとルイスのコンビが昨季の両者を上回る働き。左サイドのブラーフハイトの穴もフェイエノールトを解雇されたティエンダッリが十二分に埋める活躍を見せ、スカウトとフロントの有能さを証明。ヌクフォとペレスに衰えが見えるも、ダグラス&ヴィスヘルホフのCBコンビと成長著しいブラマがチームに安定感をもたらし、マクラーレンのもとで粘り強く勝利を重ねて念願のランズカンピューンのタイトルを獲得した。特にブライアン・ルイスは勝ち点への貢献度の高さからスアレス以上の評価を受け、今季のMVPと言える。ヌクフォとペレスらベテランが去るなど、この夏も戦力が大きく入れ替わり、また来季は読めないチームに。

2. Ajax 85pts 27勝4分け3敗 得点106失点20差+86

近年失われていたアイデンティティをついに取り戻したようだ。シーズン前半こそ例年通りの「個の集まり」にすぎず、アウエーでのトッパーに尽く敗れたがウィンターストップ明けから一体感と力強さを増したチームは圧倒的な得点を積み重ね続けた。就任1年目のヨルはチームの象徴である4-3-3ではなく4-4-2をメイン使用。前線ではパンテリッチがこれまでとは違うアヤックススピッツ像を示し、スアレスとのコンビで活躍した。またフェルトンゲンアルデルワイレルトのCBコンビが成長を見せてエールディヴィジ最小の20失点。

3. PSV 78pts 23勝9分け2敗 得点72失点29差+43

カンピューンスハップ最有力であり、ウィンターストップまではそれに相応しい戦いを見せていたが、ウィンターストップでのライスの解雇、欧州の移籍市場が閉じてからのラゾビッチのロシアへの移籍で得点力が低下。NAC戦とアヤックス戦の連敗でタイトルレースから脱落。クーフェルマンスが怪我がちでパフォーマンスが上がらず、トイヴォネンもまだエースには物足りない。それでもルテンは就任1年目でアフェライをコントロールMFに置いた新しいフットボールを展開。序盤にミスを連発したイサクソンを使い続けて復活させるなど、見事な手腕を発揮した。まだ成長過程のチームと言えるが新戦力の補強は欠かせない。

4. Feyenoord 63pts 17勝12分け5敗 得点54失点31差+23

マリオ・ベーンのもとで再建への道を踏み出したフェイエノールトだが、ようやく復帰したデ・グズマンが再び長期離脱となったことでラスト16mでのクオリティを欠いた事が大きく響いた。マカーイは衰え、トマソンも怪我がち、新戦力のシセもつま先を骨折した状態で数ヶ月間プレーしていた事が後に明らかになり、勝ちを逃して引き分けを積み重ねてしまった。フラールの復活で守備が安定、デ・フライらユースのタレントが戦力として活躍するなど明るい材料もあるが、今後も補強にかける財政的余裕は無く、カンピューンスハップに参加するにはまだまだ時間がかかるだろう。

5. AZ 62pts 19勝5分け10敗 得点64失点34+30

ファン・ハールの後任にロナルド・クーマンを迎えたが新しい戦術はまったく浸透せず、ピッチ外でもDSB銀行の倒産の衝撃で安定感を失ったチームはウィンターストップの段階で7位と大きく出遅れた。クーマン電撃解任によってアドフォカートを迎えるとチームは少しずつ迫力を取り戻し、2月からはレンスの活躍、エル・ハムダウイの復活などで勝ちを重ねて結局5位でフィニッシュ。戦力の流出が気になるが少しでも早く新スポンサーを決めてクラブに落ち着きを取り戻したい。

6. Heracles Almelo 56pts 17勝5分け12敗 得点54失点49差+5

フェルベークを迎えて今季大きなインパクトを残した。前線からのチェイスで走り負けないフットボールを見せ、シーズンを通して安定した成績を残した。前線ではバス・ドストがブレイク。オランダ人選手最高の14得点をマーク。中盤ではAZから移籍したヴェイノビッチが直線的なチームに変化とニュアンスをもたらした。評価を上げたフェルベークはAZへ。エースに成長したドストはヘーレンフェーンへの移籍が決定。

7. FC Utrecht 53pts 14勝11分け9敗 得点39失点33差+6

大補強で大きな期待を持って迎えたシーズン、ファン・ヴォルフスヴィンケルの不調やファン・ダイクの離反など多少のゴタゴタはあったものの、ドリー・メルテンスインパクトやムレンガのパワーとスピード、チームとしてのコンパクトな守備で勝ち点を重ね、POではようやくファン・ヴォルフスヴィンケルが本来のパフォーマンスを発揮してELへの予選枠を獲得した。ドゥ・シャティニエルの戦術は守備的すぎて批判を浴びる事もあったが、ホームでアヤックスに2-0で勝利するなどトップクラブ相手に負け無しとユトレヒトサポーターの期待に十分応えたと言える。

8. FC Groningen 49pts 14勝7分け13敗 得点48失点47差+1

シーズンを通して数多くの負傷者でセレクションの半数がボロボロに。ウィンターストップ前はわずか17ptsで12位に沈んでいたが、ウィンターストップのトレーニングキャンプで調子を戻すとアヤックスからレンタルしたブリントのダイナミックなプレーで本来のフットボールを展開。昨夏移籍したベルフに代わりマタフスが13得点を挙げて穴を埋めてみせた。長く監督を務めたヤンスがついにクラブを去り、新しい時代を迎える。

9. Roda JC 47pts 14勝5分け15敗 得点56失点60差-4

昨シーズン、入れ替え戦を戦ったチームが大きく成長。エースのユンケルが21得点をあげ、後半戦はベルギーから逆レンタルしたDF クライスワイクが大活躍。シーズン最後の3連勝でNACをかわじ9位フィニッシュ。POでは第1ラウンドでヘラクレスを圧倒するパフォーマンスを見せた。クライスワイクはこの夏の移籍市場注目株。

10. NAC Breda 46pts 12勝10分け12敗 得点42失点49差-7

EL予選に参加し早めに仕上げたチームは序盤好調なプレーを見せたが、ウィンターストップ以降は失速。エースのアモアが9得点止まりは予想外だろう。老朽化したDF陣を中心にこの夏は大幅な選手の入れ替えが行われる。

11. sc Heerenveen 37pts 11勝4分け19敗 得点44失点69差-20

昨シーズンKNVB-bekerを制覇し躍進を見せたチームが崩壊。ソリードは序盤で解任され、後を継いだデ・ヨンゲもウィンターストップ明けの低パフォーマンスで解任。新監督に就任したエーフェルスによってスタメンに戻されていたシボンがゴールを量産しチームを牽引。ウィンターストップ明けにデビューしたジュリチッチも大きなインパクトを残した一方で、最後まで守備は不安定だった。

12. VVV-Venlo 35pts 8勝11分け15敗 得点43失点57差-14

昇格組ながら常に積極的なフットボールを試みる姿勢で前半戦最大のインパクトを残した。10番のホンダが移籍したウィンターストップ明けはさすがに調子を落とし苦戦したが、前半の貯金で残留には十分だった。契約が切れる選手が多く、この夏は大量のレギュラー選手がクラブを去る。

13. NEC 33pts 8勝9分け17敗 得点35失点59差-24

スピッツとして獲得したフレミンクスは結局8得点。10番のラッセ・シェーネが序盤で長期離脱の重傷、契約問題で揉めたサイディも22試合の出場に留まり、持ち前のコンパクトな守備に対して得点力不足は明らかだった。クラブ史上最高の結果をもたらしたマリオ・ベーンの後を受けたローデウェーヘスはウィンターストップを前に突然の辞任。結局暫定的に監督に就任したフルートが最後まで指揮を執った。ウィンターストップにレンタルしたサルポンが7アシストで活躍。クラブの財政危機が明らかになり、来季の予算は大幅縮小へ。

14. Vitesse 32pts 8勝8分け18敗 得点18失点62差-24

躍進を見せた昨季後半戦の延長とは行かず、エースに成長したファン・ヴォルフスヴィンケルを失った前線は決定力不足に陥った。特にラッセ・ニルソンは数え切れないチャンスを逃した。またホフスのコンディションが上がらなかったのも計算外だっただろう。テオ・ボスはシーズン途中から守備的なフットボールに一時方向転換するも、結果は得られず。

15. ADO Den Haag 30pts 7勝9分け18敗 得点38失点59差-21

ズウィンケルスとディテヴィフの負傷、コウティーニョの大麻栽培疑惑などでGK陣の問題に悩む。今季も攻撃的なフットボールを見せようとしたが、期待のファン・デン・ベルフはチームにフィットできずにアッテフェルトと衝突。結局フロント陣とのいざこざでTDのウェッツェルに続いてアッテフェルトも解任されるゴタゴタに。それでも勝つべき試合で勝ち点を得て残留。

16. Sparta Rotterdam 26pts 6勝8分け20敗 得点30失点66差-36

近年ユースから輩出されたタレント勢を中心に構成されたチームは調子の差が激しく、フットボールの質も不安定だった。エースのプポンとブレイクしたファルケンブルフが前半戦活躍するも、2月にストロートマンが離脱するとチームは決め手を欠き、デ・モスの監督就任も実らず最後まで勝利を挙げられず。入れ替え戦第2ラウンドでHelmond Sport相手にようやく勝利を挙げるも、決定ラウンドでエクセルシオールとのダービーマッチにロスタイムに敗れてついに降格。

17. Willem II 23pts 7勝2分け25敗 得点36失点70差-34

守備ブロックが崩壊し、前線でもデムージュが存在感を示せず、シェオタフルも不発。アヤックスからのレンタル組も流れを変えられなかった。監督のフルーネンダイクがシーズン途中に解任。後任を決められずに結局テオ・デ・ヨングがズルズルと最後まで指揮を執る形に。苦戦を予想されたPOでゴー・アヘッド・イーグルスに延長の末なんとか勝利し残留。

18. RKC Waalwijk 15pts 5勝0分け29敗 得点30失点80差-50

全員の予想を裏切らずに圧倒的な戦力不足で降格。34試合引き分け無しという珍しい記録を残した。デ・ケウラール、ベンスホップだけがインパクトを残し、来季もエールディヴィジでプレー。