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ロナルト・クーマンの様々な顔

今日フェイエノールトの監督としての仕事を始めたロナルト・クーマン。関係者の言葉から彼のさまざまなプラス面とマイナス面を判断しても、難しい仕事になる事は間違いない。

 

・騒動を引き起こしにくいタイプ

フェイエノールトでには落ち着きも節度も無いが、この点ではクーマン招聘は良い選択。

「誰かが解任された時、彼は落ち着きと威光をもって穏やかさをもたらす事ができる人物。フェイエノールトには騒動を起こしにくいタイプが必要なんだ。そういう意味ではクーマンは適している。彼はPSVでも、会長との衝突があって周囲が慌ただしかったモノの、平静さを失わずにカンピューンになった」(ヤン・ファン・ハルスト)

 

「試合中何があっても、彼はとてもリラックスしていた。信頼感を感じさせるし、緊張感を和らげる」(ヤン・クロムカンプ)

 

・戦術面の豊富さ

「戦術的視野は彼の強みだろう。一選手として、彼がどう相手に立ち向かい、打ち倒すのか見るのはいつも楽しかったよ。この領分ではクーマンには度々驚かされた。『映画でもこんなカッコ良いのは見た事がない』と思ったものだ。CLでも彼は自分の力を証明してきた。あそこでは戦術面でも違ったレベルの力が必要になる。より高いレベルにスイッチ出来なければ、良い結果は得られないからね。」(ヤン・ファン・ハルスト)

 

・厳しく引き締めるタイプでは無い

クーマンは選手に多くの自由を与え責任感を持たせる手法を取る。それがAZでは失敗の原因になり、フェイエノールトでも同じ危険性が。

「僕等の所では上手く行かなかったけれど、それは僕等選手たちのせいでもあった。僕等に用意ができていなかったんだ」(マールテン・マルテンス)

 

・作り上げるタイプの監督ではない

クーマンはすでに形が出来ているクラブを率い、その最高の能力を引き出してタイトルを獲らせるフィニッシャー。問題はロッテルダム・ザイトでは何も出来上がっているモノが無く、必要とされているのは多くのタレントを成長させ、チームを形作れる監督。この領分ではクーマンはまだその力を証明した事がない。

 

・感情的

フィテッセで彼は若い世代の選手たちとの接し方に苦労していた。彼らが経験していたのは彼が慣れていたフットボールとは違っていたんだ。」(ミシェル・クレーク)

 

アヤックスで彼は自分のフットボール選手としての手法を選手たちに投影させようとしていた。誰かがトレーニングで調子が悪いと、彼は腹を立てていた。これではやってられないと思っていたんだろう」(ヤン・ファン・ハルスト)

 

・個人名をあげない

負けた試合後のクーマンの会見はいつも面白い事で知られる。彼は自分の選手を容赦なく非難するが、決して選手の名を上げる事はしないように気をつけている。このやり方はAZでは選手たちにそれほど受け入れられなかった。

「不安がっていた選手たちがいたね。時々選手ないでも議論になっていたよ」(マールテン・マルテンス)

自己批判の不足している現在のフェイエノールトでも同じ危険性は潜んでいる。

 

・契約を満了した事がない

フェイエノールトに安定をもたらすのは継続性。この点ではフィテッセアヤックスベンフィカPSVで仕事を投げ出し、ヴァレンシアとAZで途中解任されたクーマンは相応しく無い。

 

http://www.fr12.nl/nieuws/15241--koeman-heeft-moeite-met-benadering-tot-de-jongere-generatie-.html?utm_source=twitter