フェイエノールトはELのグループAで2勝目。デ・カイプでManchester Unitedを1-0で下したのに続き、ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストのチームはホームでZorya Luhansk相手にも同スコアで勝利。ニコライ・ヨルゲンセンがこの試合唯一のゴールを決め、3日後のデ・カイプでのデ・クラシケルへ向かう。
Zorya Luhanskはゴールをなかなか決めさせないのが強みだということを、Manchester United戦などでも見えせていた。Old Traffordでイングランドのトップクラブがズラタン・イブラヒモヴィッチの1得点だけと苦しい夜を過ごしたのは、ロイ・マカーイもフェイエノールトを代表してスタンドで観察していた。
そしてデ・カイプでもZorya Luhanskは再び監督 Yuri Vernidubが求め、近年のウクライナ・リーグで何度も成功を収めてきたコンパクトなプレーを見せる。それでもフェイエノールトも優勢な展開から大チャンスを作り、数回相手のアキレス腱を見つけることに成功。それは特にテンポが上がったサイドからの攻撃で起きていた。
その形で15分過ぎに前半最大のチャンス。ターゲットマンとしてチーム内で重要な役割を果たしていたニコライ・ヨルゲンセンが右サイドを駆け上がった来たリック・カルスドルプを見つけ、この右バックはGK Oleksil Shevchenkoの上を越す正確なクロス。ファーポストでビラル・バサチコグルが相手の頭上からヘディングシュートを狙ったが、バーの上に。
このシーンでフェイエノールトはその後の試合に自信を掴むことができたのは、Zorya Luhanskの危険なシーンがセットプレーに限られるのも分かっていたからだった。フェイエノールトは1シーンで十分試合を決められると分かっていたが、そのシーンはHT明け10分後にビラル・バサチコグルによって訪れる。このFWはウクライナ陣内で見事な守備を見せてボールを奪い、足下にパスを受けたヨルゲンセンが至近距離から正確なシュート。このデンマーク人スピッツにとって3試合連続のゴールとなった。
このゴールはフェイエノールトにとって良い時間帯に決まり、チームはリードを得て残り30分は日曜のデ・クラシケルへ向けてガスを抜き、パワーを温存。守備陣がしっかりクローズした状態を維持してフェイエノールトはプロフェッショナルに試合を終わらせた。グループAでホーム2連勝により、フェイエノールトはELでの冬越えに完璧に軌道に乗り、チームは大きな自信を持って日曜のアヤックス戦に向かうことができる。
Feyenoord - Zorya Luhansk 1-0
Scorverloop:
55’ Nicolai Jørgensen 1-0
Scheidsrechter: Andris Treimanis
Gele kaarten: Jaba Lipartia, Nikita Kamenyuka (Zorya)
Opstellingen:
Feyenoord: Brad Jones; Rick Karsdorp, Eric Botteghin, Jan-Arie van der Heijden, Terence Kongolo; Karim El Ahmadi, Renato Tapia, Tonny Vilhena; Bilal Basaçikoglu, Nicolai Jørgensen (81’ Michiel Kramer), Jens Toornstra.
ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト
「今日の我々はコンパクトに良いプレーをした。特に欧州戦ではチャンスを与えず、自分たちのチャンスはしっかり決めることが重要。それが上手くできた」
「これまでのグループゲーム2試合がそうであったように、この試合も1点で決まるかもしれないというフィーリングはすぐにあった。Manchester United戦ではリードでき、Fenerbahçe戦ではできなかった。今日はもっと早くリードすることもできただろう。例えばセットプレーで何度も運があったからね。ニコライのゴール後は我々はプロフェッショナルに試合を終わらせ、このリードをもう手放さないというオーラを放っていた」
「ゴールの大部分はビラル・バサチコグルのおかげ。彼はこの数年間山あり谷ありだったが、いくつもステップを踏んでいるのはハッキリ見える。このチームにとって価値ある存在。彼がボールを奪おうとしたことでニコライのゴールに繋がった。ビラルにとっても、ニコライにとっても、チーム全体にとっても素晴らしいこと」
「我々はZoryaに彼らの力を出させず、自分たちは何度もチャンスを作った。良い勝利と言える。ホームでの勝利は次のラウンドに進むベース。我々はハードワークしてしっかり軌道に乗ったが、まだ決まった訳では無い」
カリム・エル・アマーディ
「正真正銘欧州の勝利だと思う。コンパクトにプレーして時にビラルのスピードで攻撃に出た。終盤はかなり下がったけど、彼らのスピッツ陣がかなり中盤でプレーしていたから。とにかく欧州での1-0は良い結果」
「これは実際オランダ・フットボールではないだろうけど、僕らはこういうプレーができる選手たちが揃っている。それはUnited戦でも見せたし、今日もまた欧州的に考えていた」
「ディルクがいなければ僕は最年長だし、たくさんコーチングしてみんなのポジションを指示している。ディルクがうあればやっているようなことをたくさんやろうとしているよ。今日の僕らは時々下がりすぎてしまったと思うけど、プレッシャーを掛けに行けばオープンになってしまう可能性もあったからね」
「日曜の分のエネルギーは十分残せた。どういう試合かはみんな分かっているし、日曜にピッチ上でそれを見せないといけない」
イェンス・トールンストラ
「欧州での勝利は毎回が素晴らしいこと。今日もまた3pts取れたのはとても大きい」
「僕らは前半ゴールを決めるチャンスは十分あったと思う。彼らのミスを上手く罰していた。前半優勢でもあったと思うし、後半もその流れを上手く続けられた。最終的に1-0で終われたのは良かった」
ビラル・バサチコグル
「DFは僕をかわそうとしたけど、上手くブロックできた。常に走り続けてボールを取ろうとしないといけないんだ。それがうまくいって今日はラストパスもアンラッキーが無かった」
「前半は僕らが優勢だったけど、パスが時々雑だった。1-0にした後は、今シーズン何度もやって来たようにしっかり鍵を掛けることができた。これは間違いなく僕らの力。この試合でも全員が助け合い、お互いのためにプラスαの距離を走った」
「ホームゲームで勝てば次に進むチャンスは大木。Zoryaは次の試合ではより攻撃的にやらないといけないから、今日の勝利はその点でも大きかった。でも僕らは先の頃を考えるべきじゃない。これからはアヤックスとのホームゲームに集中するよ。これから数日でしっかり回復して日曜はまたフレッシュな状態で臨む」
「僕は2年間苦しい時期を過ごして多くの批判を受けた。途中出場できたりできなかったりで疑問も持たれたけど、僕は常に全力でチャンスを求め続けた。今シーズンはそれが上手くいったんだ。調子が良いし、アクションが戻ってきた」
http://www.fr-fans.nl/nieuws/27053/bilal-de-kans-is-groot-dat-je-overwintert
相手がセットプレーだけだったので、普通に勝利。ビラルが良い仕事をしてくれました。今日は左サイドからクロスも数回良いボールを蹴っていたので、この調子なら日曜も期待できるというもの。
Zoryaは割としっかり組み立てに対してプレッシャーを掛けていたので、ミスが出れば危なかったでしょうが、それなりにしっかりプレー。ただ組み立てはもっと上手くできないとフットボール面でこの先に進めない気がします。ボテギンが上手くなるか、今日はスタメンだったターピアがもう少し解決策を持てるようになるか… 意図はちゃんと持って蹴っているので、狙い通り行った時は良い攻撃に繋がりますが、ちょっと成功率が低かったです。
ターピアは守備面ではしっかり貢献、ボールもちゃんと蹴れますが、ミスも多く、持ち味の前に出た時のクオリティもなかなか発揮できず。ここはバランス的に難しい点なので、今の出場頻度だとまだちょっと難しいか…
日曜に向けてはリックとヤン・アーリーの圧倒的好調さ、ビラルとニコライがしっかり仕事をしたこと、ディルクが休めたことなどプラス面多し。多分またあまり早めのプレッシャーは掛けない戦術で行くんでしょうが、あまりフットボールをさせ過ぎると痛い目を見るので、、ある程度の前進守備とボールを持った時にしっかりプレーができるかがやはり重要なポイント。