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オランイェ、善戦も何も得られず(WK予選:フランス-thuis結果)

良いプレーだったが二日酔いが残ることに。オランダ代表はフランス相手に素晴らしい試合をしたと振り返ることができるが、月曜夜のアムステルダムでWK予選3試合目は0-1の敗戦。

 

フランスはこのWK予選をグループAの絶対的大本命としてスタート。世界のトップに属し、FIFAランクは4位。昨夏の自国でのEKでフィナーレに残ったのも伊達では無い。前線にはAtletico MadridのGriezmann-Gameiroの縦列を擁し、中盤にはPogba, Sissoko, Matuidiとフットボールの巨人たちが並ぶ。

 

さらにオランイェは15分でクインシー・プロメスが離脱という大きな痛手を負った。金曜のベラルース戦で2得点とスマークマーカーだったFWは足首の怪我のためにピッチを去らざるを得ず、代わりに入ったメンフィス・デパイが右サイドに移ったデイヴィ・クラーセンのポジションに。

 

Les Bleusは力強く試合に入り、オランイェを押しとどめていたが、オランイェもフィルジル・ファン・ダイクがボールをもう少しで蹴り入れられるポジションに入るなど、時にフランスのGK Hugo Llorisに迫っていた。

 

だがそこから大きな一撃を喰らって0-1に。ちょうど30分過ぎ、ジェフリー・ブルマのボールロストから始まったフランスの攻撃は数秒後にPaul Pogbaの足から放たれた揺れるカノン砲が躊躇したマールテン・ステケレンブルフを破り、世界最高額 105milの男がフランスにリードをもたらす。

 

前半の内にビハインドを取り戻せなかったが、オランダにはPKを与えられるべきシーンが。スライディングをしたLaurent Koscielnyが明らかに手にボールを当てたものの、主審 SkominaはPKには不十分と判断。この予選で判定によって損をしたのはこれが初めてでは無く、オランイェには怒りのリアクションが起きた。

 

第一幕同様に第二幕も毎秒がエキサイティングな試合に。ステケレンブルフはGameiroとの1対1を制し、Pogbaの強烈なヘディングをセーブと、どちらも得点を阻んでリベンジ。そしてオランダは?若手の多いチームは何度かフランスゴールの前で危険なシーンを作り、特に代表2試合目のリック・カルスドルプは何度も駆け上がり、デパイなどにボールを送っていた。

 

ボンズコーチ デニー・ブリントはバス・ドストをエクストラ・スピッツとして投入して何とか引き分けにしようとしたが、フランスの守備陣はほとんど崩れること無く、しかし自分たちも雑なカウンターでトドメを刺せず。終盤デパイに決定的チャンスが訪れたが、至近距離からの反転ボレーはLloprisのセーブに阻まれた。

 

オランダ代表はやれることをやり、見事な試合をしたと言えるものの、0-1で陰鬱な気分でアレナを去った。

 

Nederland-Frankrijk 0-1 (0-1)

Scoreverloop: 31. Pogba 0-1.

 

Scheidsrechter: Skomina.

Gele kaart: Pröpper, Strootman (Nederland), Pogba (Frankrijk).

 

Opstelling Nederland: Stekelenburg; Karsdorp, Van Dijk, Bruma, Blind, Strootman, Pröpper (84. Willems), Wijnaldum (62. Dost), Klaassen, Janssen, Promes (16. Memphis).

 

http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/21356/goed-gespeeld-nul-punten-0-1

 

デニー・ブリント

「とてもガッカリ。組織的で非常に強いチーム相手に我々は多くのエネルギーを注ぎ、集中力があった。前半は雑なシーンが多く、すぐにボールを失っていた。フランスはsんじられないほどプレッシャーを掛けてきていた。プロッペルが基本的に我々の10番であり、もっとフリーにならなければいけなかった。時になっていたが、彼も雑だった。ただそれでもセットプレーから数回チャンスを作っていたし、ハンドで我々にはPKが与えられるべきだったと思う。スウェーデン戦も判定に運が無かったが、今回もまただ。我々は良いプレーをしたし、1pt得るのに相応しかった。だが残念だがフィニッシュを決められなかった。それもクオリティだ。彼らにはより多くのクオリティがあり、得点能力のある選手が多かった。そこが我々にはあまり無い点」

 

「マールテンはあのボールは止められたと思う。それは彼も分かっているはず。トレーニングでは苦も無く止めている。ただ失点シーンはブルマも雑だった。我々はもっとボールを持ってプレーしなければいけなかったんだ。何もかも急ぎすぎていた」

 

「あれでPKが与えられないのは驚くべき事。第4審判がHTに私のところに来て、全くハンドでは無いと言った。それを聞いて『どうなってるんだ?』と思ったよ。あれは疑いも無くハンドだ」

 

「我々は1pt得るに相応しかった。もちろん勝てなかったのは残念だが、正直に言えばスウェーデン戦の引き分けの時の砲が気分は悪かった。この試合までに6pts取っていなければいけなかったんだ。ここまで得た勝ち点で次に進むだけ。次のルクセンブルクでの試合で勝たなければならない」

 

リック・カルスドルプ

「もしかしたら肩甲骨が折れてるかもしれない。肩の具合が良くなくて後半はもうスローインができなかった。今はもう完全に具合が悪くなってもう肩を上げられない。でも明日になったらそれほど酷くなくなってるかもしれない。痛み止めを打ったよ。とにかく明日病院で検査する」

 

 

働き過ぎたリックが案の定怪我して正直気が気ではなく…

 

予選開始前からの予想通り圧倒的なクオリティの差を見せつけられつつ、コンパクトな守備で強者相手の試合をしっかりできたのがポイントでしょう。ということで先日のベラルース戦の弱者相手の試合がしっかりやっていければ普通に2位は確保できるのでは。

 

ハンド主張したシーンはルールブックを見れば普通にハンドでは無いのでどうでもいいとして、ブルマ&ファン・ダイクの組み立て能力の低さと中盤のフットボール能力の低さがやはりネックでしょう。まぁこの2試合でブリントの評価も上がったので「2位は普通にやれば大丈夫」という楽観的な流れが少なくとも来月までは続くかと。