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オランイェ、快勝でシーズンを締めくくる(練習試合:オーストリア戦結果)

オランダ代表が今後また壮行試合に招かれる可能性は小さい。ポーランド戦に続いてオランイェはオーストリアにもフィンチェント・ヤンセンジョルジーニョ・ワィナルドゥムのゴールでホスト国のフェストを台無しにする2-0勝利。オランイェは前半苦戦したものの1-0のリードを奪うと、後半は楽々と優勢に立って点差を広げた。トニー・フィレーナがデビューを果たしている。

 

ボンズコーチは再び3つのポジションでスタメンを入れ替え。イェルーン・ズートが良いシーズンを送ったご褒美に試合開始からゴールを守り、イェトロ・ヴィレムスの代わりにパトリック・ファン・アーンホルトが、そしてAS Romaとの約束通り、ケヴィン・ストロートマンが2回目のスタメン出場。ストロートマンはキャプテンマークもジェフリー・ブルマから譲り受けた。一方オーストリアは主力のChristian Fuchsと David Alaba、そして元トゥエンテのマルコ・アルナウトヴィッチとマルク・ヤンコーがスタメンに並んだ。

 

今週の3つの相手で最も強いとブリントが語ったホームチームが良い試合のスタート。オーストリア人たちがオランダの組み立てにプレッシャーを掛け、最初の数回のチャンスも作る。特にアルナウトヴィッチとJunuzoviが攻撃をリードし、オランイェは総員での緊急対応が続いた。しかしGK ズートがゴールを死守。開始3分でアルナウトヴィッチのオムハールを弾き出すと、その後もJunuzovicの至近距離からのシュートにファンタスティックなセーブ。そのリバウンドを狙ったスピッツ ヤンコーはサイドネットに外した。

 

その間にヤンセンが再びボンズコーチが信頼する理由を示す。オランダ代表の最初のベスト・アタックでスティーヴン・ベルフハイスの上げたボールが正確にオーストリア守備陣の注意を逃れたスピッツの頭に。オランイェはその後全く攻撃的姿勢を見せられなかったが、ようやく35分にプロメスが中盤でボールを持つと、シュートはオーストリア人の愛に当たってポストを直撃。この時間帯に試合は若干非友好的性格になり、特にケニー・テーテとアルナウトヴィッチがコンスタントに争っていた。

 

両チーム交代無しで始まった後半はオランイェに大きく有利な結果に。ヤンセンとプロメスがオーストリアのGKの前にフリーになるも、どちらもチャンスを決められず。特にプロメスには多くのチャンスがあり、決めなければいけない大チャンスもあった。しかしその後に彼はパスでオランダの0-2とするゴールをお膳立て。ヤンセンに代わってピッチに入ったルーク・デ・ヨングが落としたボールをジョルジーニョ・ワィナルドゥムのが見事なフィニッシュでゴール隅に突き刺した。

 

ズートはその後もSabitzerのシュートを見事に防板が、残念ながらひざを痛めてプレーを続けられず、ヤスパー・シレセンと交代。これはオランダの最後の交代ではなく、79分にトニー・フィレーナがリチェドリー・バズールに代わってオランイェにデビュー。この交代の後にもオランダ代表は数回ベスト・チャンスを作ったが、プロメスのクロスからマルコ・ファン・ヒンケルのヘディングは枠を外れ、プロメスのFKはバーを越えた。

 

Statistieken

Oostenrijk-Nederland 0-2 (0-1)

 

Scoreverloop:

9. Janssen 0-1, 66. Wijnaldum 0-2

 

Gele kaart: Janssen

 

Scheidsrechter: Alberto Undiano Mallenco (Spanje)

 

Opstelling Nederland:

Zoet (74. Cillessen), Tete, Bruma, Van Dijk, Van Aanholt, Bazoer (79.Vilhena), Berghuis (61. Narsingh), Strootman, Janssen (66. De Jong), Wijnaldum, Promes.

 

http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/20997/oranje-sluit-af-met-knappe-zege

 

デニー・ブリント

「良かった。最大の収穫は攻撃的プレーに多くのバリエーションがあったこと」

 

「序盤はコミュニケーションが上手く取れずに苦しみ、下がり過ぎてしまったが、前半が進むにつれ、特にゴール後は次第にコントロールをつかんでいった。後半はもうほとんど一つのチャンスも与えず、我々には3,4回の大チャンスがあったし、0-2にした後もさらに差を広げられたはず。さらに無失点に抑えられたのは良いこと。この勝利は我々に再びカラーを取り戻してくれる。WK予選に向け、それが我々には必要だったんだ。これから数週間はEKでスウェーデンとフランスを見るよ」

 

「今回も一つのチームになっていた。そこが前回の予選とは違うところ。読まれやすいプレーでは無いし、CBが成長したし、ストロートマンの存在もとても大きい。彼が守備陣の前にいればその身長で良いブロックになる。プロメスとベルフハイスはサイドでバリエーションをもたらし、バックも定期的に上がってプレーを読みづらくしていた。そしてヤンセンはゴールを決め、ボールをキープし、ハードワークする多才なスピッツだ。しかし最も重要なのは我々はまだ一つのチームになったということ」

 

アイルランド戦は良くなかったが、その後は2試合は良いチーム相手に良いプレーができて、選手たちは力を見せてくれた。グループが大きくなったのは悪いことではない。監督ならみんな贅沢な悩みを持ちたいもの。例えば今夜のプロメスのプレーだ。彼はロシアでは毎週あれを見せていたんだ。オランイェではこれまで出ていなかったが、今夜それが出た。選手たちが移籍市場でどうするかは興味深いところ。より上のレベルを選ぶこともできるが、プレー時間を確保し続けられるようにしっかり考えなければいけない」

 

ケヴィン・ストロートマン

「もちろんアイスランド戦からすぐに良いフィーリングでやりたかったけど、今日のような連携を作るのには少し時間が必要だったということかもしれない。とにかく1週間良いトレーニングができたし、僕自身この2週間で上り調子で嬉しいよ。それに今日も勝てた。この3試合は自信を得るために重要だった。オーストラリアも100%じゃなかったかもしれないけど、それは僕らには関係ない」

「僕らは絶対に勝ちたかったし、WK予選に向けて良い準備をしたかった。選手からもサポーターからも、オランイェの周りの雰囲気を良いものに変えたかった。その点で今夜は良いスタートになった。これでバカンスタイム。その後は予選スタートだ」

「EK期間が始まるのはこれ以上なく大きな失望。このチームならEKでも何らかの役割を果たせた?それはかなり楽観的だろう。1週間前のアイルランド戦の後は僕らがEKに出れないことについて何も言えなかったのに、突然何が言える?それに僕らは予選を突破できなかった」

 

フィンチェント・ヤンセン

「この3歳位でボンズコーチの信頼を得られて嬉しいよ。2得点でそれに応えることができた。2勝1分けなら成功の2週間と言えるだろう」

「9月間またみんな全力で臨むし、スウェーデン戦で誰がスピッツかはその時見てみよう。でも僕は自分がそこでやりたいという気持ちは見せたと思う」

「僕は今シーズンこれで58試合出たし、バカンスに入れるのは嬉しいよ」

「僕はステップを踏みたいけど、まだ煙も出ていない。バカンス中に何か起きるかもしれないけど、誰にも分からない。イングランド?まぁ見てみよう」

 

 

いろいろあったというか、酷いことしかなかったオランイェのシーズンが終了。WK予選に向けて再スタートとなったこのトレーニングキャンプと練習試合3試合はこれまでと違うやり方をしつつ、結局はアドフォカート効果の一言で片づけられる結果に。まぁしょうがないですね。

 

特に目についたのがまずブルマの成長ぶり。モレーノの横でCLを経験したのは大きかったようで、力強さも安定感もあります。ステファンのいない間に気が付けばCB陣1番手という恐ろしいことに。ファン・ダイクはまだまだ代表では不安定でミスが多いですが、最後のオーストリア戦でようやくハイパフォーマンスと言える内容。この分だとフラールが出番無いのもしょうがないところで、ステファンが戻るまでは左利きのブリントとの争いに。

 

前線はとにかくフィンチェントの台頭。ゴールを決めることよりもフィジカルを活かしたターゲットマンとしての働きと独力でゴールに向かってアクションを起こせる能力を兼ね備えているので、まぁ現在のフォームと伸びシロを考えればドストとデ・ヨングより優先されるのも仕方無し。ただ部分部分ではまだまだ一長一短あるので、とりあえず移籍市場でどうなるかと。運良くファン・ペルシの調子が戻ったらあっさりスタメンになるでしょうけど。ベルフハイスはロッベンの代役というキャラクターは見せてゲームリズムまるで無しでもなぜか2アシストと数字も残し、来シーズンはどうなりますか。プロメスは最後になってようやく左バイテンもこなせることを代表で証明。どう見ても本職は10番ですが、まぁ他に人がいないのでここもしょうがないところ。

 

で、問題の中盤はまだ本調子でないストロートマンとシーズン後半調子の落ちたバズールを共に一番手で使い続けたので、どうも先がよく分からない状況に。おかげでオーストリア戦は序盤で凹凹にされる流れでしたが… チームとしては2コントローラーよりもファン・ヒンケルを入れて1コントローラーの形の方が前にプレッシャーをかけられて明らかに上手くいっているので、ストロートマンとバズールがクラブで6番をやるのかどうかも併せて、この問題はもう少し続くかもしれませんねぇ。ワィナルドゥムはポーランド戦とオーストリア戦は共に良かったのでスナイデルとは別タイプなのも考えて10番のスタメンはしばらく安泰では。

 

とりあえずブリントがストロートマンの6番を好んでるようなので、しばらくクラーシは出番無いでしょうね。やっとデビューしたトニーも左利きで被るのを考えると…