Mijn Feyenoord

Feyenoordを中心にNederlands voetbalを追いかける

クラーシとペッレ、デ・カイプでのお別れゲームに勝利 (オープニング・ヴェーツトライト:Southampton FC戦結果)

フェイエノールトは木曜夜にロッテルダマースは満員のデ・カイプでSouthampton FCと対戦したが、ヨルディ・クラーシの新クラブに対して張り合うことはできずに屈する結果に。クラーシは60分過ぎにロナルド・クーマンによって交代を告げられ、ヘット・レヒューンの雷鳴のような拍手を受けてピッチを去っている。オープンニング・ヴェーツトライトは結局The Saintsが0-3で勝利、元フェイエノールダーのグラツィアーノ・ペッレの他、マヤ・ヨシダ、そして途中出場のJuanmiがゴールを決めている。

 

ペッレはデ・カイプで自身の公式な別れを告げた直後にゴールを決めたものの、歓声を上げることはせず。40分にドゥサン・タディッチからもらったボールを押し込むだけのチャンスをこのイタリア人が逃すことなかった。元FC トゥエンテのスマークマーカーが後方からのパスに飛び出したケネト・フェルメールより一瞬早くボールに触り、GKの脇を抜いた。

 

今も変わらず人気者のスピッツのデ・カイプでのゴールにより前半は終了。その中でフェイエノールトは特に序盤にThe Saintsに苦しんでいたが、その後は徐々に試合のコントロールを増していった。ただマルコ・ヴェイノヴィッチのCKからのテレンス・コンゴロのヘディング以外にロッテルダマースに大きなチャンスは無く、後半に同点ゴールを目指すことに。

 

ファン・ブロンクホルストのチームがそれを成し遂げる機会は後半立ち上がりにあった。ヘット・レヒューンに支えられた攻撃からリック・カルスドルプが最初に人々に声を上げさせたフェイエノールダーに。この右バックは20mの位置から見事なボレーでそのキックテクニックを披露したが、ボールは僅かに元アヤクシート マーテン・ステケレンブルフの守るゴールの上に。

 

これが流れを変えたかに思えたが、 実際はSouthamptonが後半さらにフェイエノールトを突き放す結果に。60分過ぎにCB ヨシダがFKからフェルメールを破り、残り10分を切ってからJuanmiが0-3に。この時点でペッレもフェイエノールト・サポーターのスタンディング・オベーションを受けて交代。観客はハードワークするフェイエノールトプレミア・リーグのクラブを痛めつけるには至らないことを見せつけられることになった。

 

Feyenoord – Southampton FC 0-3

Scoreverloop:

40’ 0-1 Pellè

61’ 0-2 Yoshida

83’ 0-3 Juanmi

 

Scheidsrechter: Janssen

 

Geel: Kongolo (Feyenoord)

 

Opstellingen:

Feyenoord: Vermeer; Karsdorp, Dammers, Kongolo, Nelom (76’ Woudenberg); Toornstra, Vejinovic, El Ahmadi (70’ Vilhena); Başacıkoğlu, Kuyt en Kazim-Richards (66’ Manu).

Southampton FC: Stekelenburg; Soares, Fonte, Yoshida, Targett; Wanyama, Clasie (61’ Ward-Prowse), Davis; Tadic (78’ Reed), Pellè (81’ Long) en Mane (61’ Juanmi).

 

http://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/uitslagen/feyenoord-southampton-fc-1516/verslag

 

ヨルディ・クラーシ

「僕にとってはクラブにお別れをする素晴らしい機会だった。もちろん奇妙な体験だったよ。15年間でプレーしていたクラブを相手にしたんだからね。僕にとっては当然いろいろな意味のある試合。サポーターは一体となって常にチームを支え、今日は僕のことも支えてくれた。今日はみんなにとって感情的な、そして悲しい、でも誇らしい日だ。」

 

「彼女とはしっかりこまめに連絡を取っている。僕は明日父親になるよ」

 

「カイトのようにいつか戻って来るか、その話をするのはちょっと早すぎるだろう。そういうタイミングが来たら考えるけど、いまはSouthamptonに集中しているからね」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/32626-clasie-apart-na-vijftien-jaar-tegen-je-eigen.html

http://www.fr-fans.nl/nieuws/clasie-als-zon-moment-komt-dan-zal-ik-daar-over-nadenken-18600/

 

グラツィアーノ・ペッレ

「ここに来るのを1年間待っていた。ずっと来れる日付を探してたけど、PLで長く厳しい1年だったからね。今日はお別れには完璧な選択肢だったよ。僕の人生でこんな体験ができるのはこの一度きりだろう。ロッテルダムでも全ての思い出が甦った。みんなが僕の名前を歌ってくれる、素晴らしいことだし、誇らしい気持ちにさせてくれる。今夜はファンタスティックだった。これからも度々戻ってこれるのを願っているよ」

 

http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/pell%C3%A8-%E2%80%98dit-maak-ik-maar-%C3%A9%C3%A9n-keer-in-mijn-leven-mee%E2%80%99

 

ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト

「ホームで0-3負けでは面白くはない。だが難しい試合になるのは分かっていたこと。彼らはプレシーズンで我々より先を行っている。来週には本番があるからね。実際彼らが我々よりかなり強いのは序盤ですぐに気づいた。全てがスピーディで我々はそれに上手く対応できず、例えばボールを持っているときに選択ミスが多すぎた。前半が進むにつれて我々は差を縮めていったと思うが、ちょうどその時間帯に先制点を与えてしまった」

 

「失点を見返せば1失点目はビラルの選択ミスから。セットプレーからの2失点目では完全にフリーでヘディングをさせていたが、もちろん許されないこと。3失点目はDF二人がボールに行ってしまった。このレベルでは許されない。ヴェッセルはまずまずやっていた。彼にとってはこれも大きな学びの機会。彼の成長段階ではまだ時期尚早かもしれない。スタメンでプレーできる代わりが必要だろう」

 

カイトのセントルムスピッツとカジム・リチャーズの左スピッツ起用について

「我々は多くのチャンスは作れなかった。ホームではもっと多くのチャンスを作れなければならない。カジムにとっては難しいポジションだった。ただこれだけでFC ユトレヒト戦のスタメンを決める事はない。今日はやってみることが目的。シーズンでどうするかはまだ分からない。私は前線に多くの選手を抱えているからね。最終的にユトレヒト戦へ向けてチームを作る。全員が自分のポジションを他者を争わなければいけないんだ。みんなそうやって強くなっていくし、私も選択しなければいけなくなる」

 

「リックは大きなパワーを持っている。良いシュートを打ったし、もう少しで決まっていた。かなり脅威を作れる選手だ」

 

「我々にまだ数ステップが必要なのは明らか。今日はかなり強い相手でそれが見えた。結果には満足できないが、我々にとってはこの試合は強い相手に良いテストケースだった。我々はこのままやり続け、あと2週間でその数ステップを踏まなければいけない」

 

http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/van-bronckhorst-%E2%80%98leerzame-oefenwedstrijd%E2%80%99

http://www.fr12.nl/nieuws/32629-gio-beschermt-dammers-misschien-komt-dit-te-v.html

http://www.fr-fans.nl/nieuws/ik-vond-dat-we-niet-heel-veel-kansen-konden-creeren-18595/

 

ディルク・カイト

「ガッカリしている。デ・カイプでの最初の試合だから、もう少し違うものを予想していた。前半の僕らはあまりに弱々しくてミスが多かった。後半はより主導権を獲ったけど、ああいう失点の仕方は許されない。失点を見ればどれも僕ら自身のミスからだからね。セットプレーでゴールを許すのは成熟度の問題」

 

「でも若い選手にはこういうことは往々にしてあり得るもの。彼らは間違いなく大きなクオリティを持っている。Southamptonとフェイエノールトの差はそんなには大きくないんだ。成熟度の差だけだと僕は思う。まだやらなければならないことが多いのは明らかだけど、僕はこのグループに大きな自信を持っているよ」

 

「僕自身あまりチャンスが無かったのは残念、チームのために重要な存在になりたいからね。でも今日は観客に多くのものを見せられなかったのがとても残念だよ。今後はそうならないようにやっていく」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/32627-kuyt-noemt-volwassenheid-als-oorzaak-van-nede.html

 

ビラル・バサチコグル

「良いスコアを望んでたけど、それをヘット・レヒューンに与えることはできなかった。圧倒はされなかったけど、いくつかのシーンは分析してトレーニングで反省が必要だろう。彼らは準備段階で僕らより先に言っている。これで自分たちにプレッシャーをかける必要はないよ」

 

「僕にとってはデ・カイプで本当の初スタメン。昨シーズンは信頼を得られてなかったけど、今はずっと落ち着いてプレーできている。ファン・ブロンクホルストの信頼に応えることができるように願っているよ」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/32628-basacikoglu-we-hoeven-ons-nog-niet-druk-te-ma.html

 

 

予想通りヴェッセルが再び力不足を露呈し、予想外にカジムが左スピッツ起用で期待はずれな攻撃に終始。守備面はスフェンが戻ってそれなりに力のある控えを補強できることを祈りつつ、クラーシが抜けた分薄くなったフィルターをどう考えるかですが、とにかく問題は攻撃面の迫力不足・・・

 

少なくともリックとビラルの右サイドはこのレベルでもそれなりにやれていて、ディルクのスピッツもまぁ順当な選択。あとは殆ど絡めなかった攻撃的MF二人と全くどうしようもない左サイドをどうするか・・・ ネロムはそろそろ諦めてルーカスの成長に賭けて欲しいものですが、左スピッツは今のセレクションでは誰がやっても同じな気も。違いを作れそうなのはフィジカルの無いジョーイくらいなもの。

 

単独で脅威になるのがビラルくらいで、このレベルの相手を崩すことはほとんどできず、まぁシーズン中にこのレベルの相手と当たる事は幸か不幸かないわけですが、引いた相手を崩せるのかちょっと不安になってくるので、テクニカル・スタッフの仕事はまだまだ多いです・・・。

 

まぁとにかく今日はクラーシの涙に泣いた夜。イングランドで頑張ってください。