オランダ代表はスペイン相手に大いに歓迎すべき勝利。アムステルダム･アレナでの練習試合でユーロペース･カンピューンを2-0で打ち破った。
練習試合でも好結果がどうしても必要だったオランイェ。昨夏のブラジルでのWK以降、低調な試合が続いており、先週土曜のトルコ戦での引き分け(1-1)の後はボンズコーチ フース･ヒディンクへのプレッシャーはさらに高まっていた。
監督はトルコ戦からいくつかのポジションを入れ替え。ケネト･フェルメール、ダリル･ヤンマート、イェトロ･ヴィレムス、デーヴィ･クラーセン、ルシアーノ･ナルシンがスタメン出場した。そしてここ数試合とは対照的に、今回のオランダはビハインドを負わず。13分にヴィスリー･スナイデルのボールをステファン･デ･フライがヒディングであわせ、David de Geaにはノーチャンス。スペインはデ･フライにとっては良い相手なようで、昨年のWKでの伝説的5-1勝利でも、彼はゴールを決めていた。
3分後にオランイェはアムステルダム･アレナに再び歓喜を爆発させる。イェトロ･ヴィレムスのお膳立てでデーヴィ･クラーセンが決めて2-0。その後ユーロペース･カンピューンのプレッシャーでオランダは押し返されたが、ケネト･フェルメールがオランイェのスターの一人に。このフェイエノールトの守護神がPiquéとPedroのシュートを防ぎ、Juanmiも危険なシュートを放ったが枠を逸れた。
後半最初の15分間にはブルーノ･マルティンス･インディに最大のチャンス。PortoのDFはフリーでヘディングシュートを放ったがボールはバーの上に。反対側ではフェルメールがPiquéのFKを足で無力化した。60分過ぎにヴェスリー･スナイデルの代表113試合目は終了。このキャプテンは歴代順位でフランク･デ･ブールを抜き、上にいるのはエドヴィン･ファン･デル･サール(130キャップ)のみに。
スペインは後半さらに強力になりオランイェを押し戻し、残り20分に試合に戻ったかと思われたがDavid Silvaのゴールは取り消しに。こうしてオランイェは良いフィーリングでこの代表戦期間を終えた。
Statistieken:
Nederland-Spanje 2-0
Scoreverloop: 13. De Vrij 1-0, 16. Klaassen 2-0,
Opstelling Nederland: Vermeer, Janmaat, De Vrij, Martins Indi, Willems, Blind (73. De Guzman), Klaassen, Sneijder (62. Wijnaldum), Narsingh, Huntelaar (79. Dost), Depay (84. Afellay).
http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/19591/welkome-zege-voor-oranje-2-0?type=actueel
フース･ヒディンク
「この勝利はチームにとって大きな自信になる。6月のラトヴィア戦に向けて良いスタートだと考えないといけない。だが私はこれで鼻を伸ばすようなタイプでは無いし、肩の荷が下りるようなことも無いよ。我々はこの試合是非勝ちたかったし、特に前半はフットボールをしようとするチームが見れた。選手たちは良くやってくれた」
「フェルメールはずば抜けていた跳躍で前半間違いなく1点を防いでくれた。ブリントは前半の中盤にまさに我々が必要としていた落ち着きとアクセルをもたらしてくれた。クラーセンは前半とても良かったが、その後はチューブが空っぽになった。しかし今日は全員がしっかりと良いパフォーマンスを発揮してくれたよ」
守備面の雑さに
「ああいう愚かなミスはあってはならない。我々のナイーヴさからくるものだ。自分たちで躓くようなああいうミスを教訓にしなければいけない。この高いレベルは許されない」
Iniestaへのブーイングに
「ああいうヴェレルト･クラッセな選手にブーイングをするのは観客として深く恥じるべき。ベンチでなぜ彼らがそうするのか考えたが、理解できない。彼はファンタスティックなフットボール選手であり、’grande persona’でもある。ああいうリアクションは非常に相応しく無いし、恥ずかしい」
ヴェスリー･スナイデル
「大国相手の快勝。今後に向けて自信になるよ。チーム内に不安があった訳じゃないけど、多少の息苦しさはあった。トルコ戦1-1の後でスペインは決して理想的な相手じゃなかったからね。でも振り返って見ればファンタスティックな夜だった」
「前半の僕らはほとんどチャンスを与えなかった。後半はちょっと増えたけど、疲労のせいかもしれない」
ケネト･フェルメール
代表で全5試合無失点
「もちろんとても嬉しいよ。これを続けたいね」
「今日もシレセンがゴールを守ると実際思っていた。でも月曜のトレーニングでボンズコーチが僕のところに来たんだ。いや、なぜ僕にチャンスをくれるかの説明は無かった」
「僕は相手のシュートを止めるためにいる。これをまた自分のクラブでも続けないと」
シレセンとの関係について
「フットボール選手なら誰だってプレーしたいし、僕も同じ。いまオランイェでのシレセンの役割を僕が取って代わろうとしている？その質問は僕ではなくボンズコーチにしてくれ」
デーヴィ･クラーセン
「ゴール自体はそれほど美しくはなかったけど、オランダ代表で決められたのは素晴らしいこと。特に勝てたから格別に嬉しいよ」
「前半の僕はなかなか上手くやれた。後半は落ちたけど、満足してるよ。良いフットボールでスペインに勝ったのは見事。最初の20分間の僕らはとても良かったけど、その後はプレッシャーをかけ続けられなかった。後半はさらに押し返されたけど、良い試合だった。僕らは喜んでるし、オランダ全体も喜んでると思う」
ステファン･デ･フライ
「代表戦は毎回スペイン相手にやりたいね。まぁ僕がスペイン相手に2試合連続ゴールはちょっと偶然だと思うよ。正確なボールが来て上手く決まった。僕はマーカーを外せば良いだけだった。僕はこれでオランイェでの3点目だけど、その内2点がスペイン戦だ」
「あらゆる予想を覆してトップ選手を揃えたトップ国に2-0勝利は素晴らしいこと。これはもちろん6月のラトヴィアとのEK予選に向けて力になる。その試合は本当に勝たないといけない」
