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オランイェにとって悲劇的な夜に (EK予選:アイスランド-thuis結果)

デニー・ブリントのオランダ代表ボンズコーチとしてのデビューは悲劇に終わった。アムステルダム・アレナで行われたEK予選はアイスランドが0-1で勝利。来夏のフランスでのWKがさらに遠のくことに。

 

オランイェの選考者となったブリントの最初の数日間は楽観論が支配。だがもちろんグループ3位という状況は笑えるものではない。流れが変わるという自信は十分にあったものの、木曜夜のアムステルダムでも流れの変わり目は訪れず。

 

前半だけですでに恐ろしい瞬間ばかりの45分間。このEK予選で何度も序盤い失点を許してきたオランイェは開始5分ですでにBödvarssonに先制点を与えてもおかしくないシーンがあり、レヒューンは安堵のため息。

 

30分弱にはホラーが。絶好調と言われ、ひたむきな印象を与えていたキャプテン アルイェン・ロッベンが股関節の怪我で下がらざるを得なくなり、ルシアーノ・ナルシンと交代。この時までにロッベンは角度が変わって枠を外れたFKなど、オランイェの危険なシーンを演出していた。

 

観客がこの失望から立ち直る間もなく、さらに次の惨事が。ブルーノ・マルティンス・インディがコルバイン・シクトルソンとの激しい競り合いもつれ、打撃モーションで退場に。戦術的理由でボンズコーチ ブリントはクラース・ヤン・フンテラールを下げてジェフリー・ブルマを投入。メンフィスをスピッツに置いた。

 

不幸はHT明け直後も続き、グレゴリー・ファン・デル・ヴィールがBjarnasonにファールを犯してPKでSigurdssonによって0-1に。それから間もなく、ジョルジーニョ・ワィナルドゥムにシュートチャンスがあり、続いてグドムンソンによってアイスランドもポストを叩いた。

 

オランダの散発的攻撃がアイスランドの守備を引き裂くことはほとんどできず、危うさを感じさせるシーンは全て2列目からのシュートで生まれていた。後半最初のオランダのチャンスは62分のスナイデル。よりガスを入れたオランイェはナルシンに悪くないチャンスがあったが、長い攻撃の後にシュートは枠を外れた。ベスト・チャンスがあったのはおそらくワィナルドゥムだったが、シュートにあまりにも力が無かった。

 

だが力を見せた選手たちもおり、シレセンは素晴らしいセーブでオランイェを試合に留めていた。その直後にはグドムンソンのシュートが枠外に。

 

雑な攻撃が続き、クラーセンのシュートもスナイデルの破れかぶれのシュートも十分ではなく、オランダはこの1年でアイスランドに2回目の敗北。この夜唯一の救いはラトヴィアがトルコに引き分けたことだった。これによってオランダはグループAの3位と、POへ進める位置に留まっている。次の日曜のトルコとの試合はこの3位争いで決定的な意味を持つことに。

 

Statistieken:

Nederland-IJsland 0-1 (0-0).

 

Scoreverloop: 50. Sigurdsson 0-1 (pen.)

Scheidsrechter: Mazic.

Gele kaart: Van der Wiel, Sneijder (Nederland), Sigthorsson, Arnason, Savarsson (IJsland).

Rode kaart: 31. Martins Indi.

 

Opstelling Nederland: Cillessen; Van der Wiel, De Vrij, Martins Indi, Blind, Klaassen, Memphis, Wijnaldum (80. Promes), Huntelaar (40. Bruma), Sneijder, Robben (30. Narsingh).

 

Opstelling IJsland: Halldórsson; Savarsson, Sigurdsson, Gudmundsson, Bjarnason, Sigthorsson, Sigurdsson (64. Gudjohnsen), Arnason, Bödvarsson (78. Finbogasson), Gunnarsson (86. Skulason), Skulason.

 

http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/20102/dramatische-avond-voor-oranje

 

デニー・ブリント

「現実はハッキリしている。我々はこれでグループ3位を目指すしかなくなった。だがたとえ日曜に失敗してもまだ終わりではない。これも現実だ」

 

「難しい試合にあんるのは分かっていた。アイスランドは良く組織されたチーム。非常に規律があり、ほとんどスペースを与えない。試合のスタートはそれに苦しんだ。次第に良くなっていたところでレッドカードを受けた。自分たちで試合に背を向けてしまった」

 

マルティンス・インディは失敗だった。私の責任。自分ではまだ見ていないが、正当なジャッジだと聞いている。何が彼をいきり立たせたのか私には分からない」

 

フンテラールの交代について

「良い選択だったかどうか私にはわからない。10人になりCBを入れる必要はあった。そうなると選択肢は非常に強力なターゲットマンを使うか、機動性を活かすか。私は後者を選んだ。その方法で何度か良いチャンスを作れたが、ただ決められなかった」

 

「相手は大人びたチームで経験豊富だった。伸るか反るかのプレーもできたが、そうすればナイフを突きつけられていた。交代策に後悔はしていない」

 

PKを与えたvdヴィールのファールについて

「グレッグには許されない。彼は必要なだけの経験を持っている。あそこでスライディングをしてはならないのは教訓だ」

 

アルイェン・ロッベン

「専門家はみんな僕はトップフィットしていなかったと言うだろうけど、実際僕はトップフィットしていたんだ。ペナルティエリアで危険なシーンも作っていた。でもアクションの後に股関節が痛んだ。とても辛い。僕はこの試合に違った結果を期待していた。明日?ミュンヘンへ飛ぶ」

 

マルティンス・インディの退場に

「非プロフェッショナルと言っていいだろう。僕はキャプテンとしチームメイトをまず擁護すべき立場だけど、これは愚かとしか言いようがない。あのアクションでチームを窮地に陥れた。とても悪い」

 

「まだ可能性はある。なるべく早く切り替えて上を向かないと。トルコが引き分けたのは小さな慰め。まだ3位は自分たちで決められる。POの可能性は残っている」

 

ヴェスリー・スナイデル

「レッドカードまでは何の問題も無かったけど、そのあとは苦しくなるしかなかった。さらにPKも与えればね。落胆している。いま自分たちがどうすべきかは分かっている。フランスへ行きたければ残り3試合に勝つしかない。それができなければ家にEKを見ることになる」

 

http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/20103/blind-nu-voor-derde-plek-gaan?type=actueel

 

クラース・ヤン・フンテラール

「僕がもっとプレーしたかったのは明らかだろう。でも監督の選択。決めるのは彼だ」

 

「スタートは良かったけど、ロッベンの怪我が残念だった。彼なしでも運良く勝つこともできただろう。でもマルティンス・インディのレッドカードでかなり難しくなった。僕もかつて愚かなカードを受けたことはある。でもこれはとても重要な試合だった」

 

「直接枠はもう無理だろう。でもまだ3位になれるし、そうすればPOに進める。ラトヴィアが最後のトルコに追いついたのはかなり大きいかもしれない。これで僕らはまだトルコに1ptリードしている。でも日曜のトルコ戦が難しい試合になるのも間違いない」

 

http://www.telegraaf.nl/telesport/voetbal/oranje/24453494/Huntelaar__keuze_van_de_coach.html

 

 

負のスパイラルというのは恐ろしいもので、さすがにやり過ぎだろうと思えるほどよく書けたシナリオ。もうこの流れを変えられるとは到底思えませんね。

 

で、例のごとく「1コントローラーの4-3-3でやる」と宣言していたブリントはそのコントローラーにクラーセンを起用。まぁ分かりやすい020脳で特に驚きません。クラーセンのフットボール能力が非常に高いのは間違いないですが、ただスナイデルとワィナルドゥムとで連携が生まれたかと言うと、特に前半はほとんど無し。ワィナルドゥムは今回もまた何回ボールに触れたかという消えっぷり…

 

最大の問題は「この2試合で4pt」という姿勢で2スピッツの相手に4バックを最後まで保ったことですが。4-3-3でやるなんて言わなければ3-4-3で十分だったでしょうにねぇ。

 

日曜のトルコ戦はロッベン欠場、ブルーノ出場停止でレンスとファン・ダイクが追加招集。選考からすでに誰からも期待されていないブリントのボンズコーチ生活は短いものになりそうで、次は誰になるか…