前回のWK3位がEK 2016の出場権を逃す結果になり始めている。オランダ代表は日曜にコニアでトルコに3-0で敗れ、最終節を前に予選突破を自力では決められなくなった。
オランイェはこの1週間でトルコに敗れただけでなく、木曜にはアムステルダム・アレナでアイスランドに3ptsを奪われ、破滅的1週間の締めくくりに。デニー・ブリントのボンズコーチとしての最初の1週間は次々とスポーツ面の災難に見舞われ、何一つ思うようにはいかなかった。
木曜のアイスランド戦のスタメンから、ボンズコーチはいくつか変更。ヤイロ・リーデワルトを左バックでデビューさせ、デーリー・ブリントは中盤へ。スピッツにはロビン・ファン・ペルシを起用した。
試合のオープニングは、この予選で初めては無いように、早々に失点というオランイェにとって辛いものに。スター選手 Arda Turanの裏のスペースへのパスから、オグジャン・オジャクプが正確に先制ゴール。ザーンダム生まれの彼はOnder 17でオランダ代表に12試合出場、Onder 19でも9試合出場しているが、その後トルコを選択した。
13分過ぎにオランイェに最初の大ちゃんんす。しかしルシアーノ・ナルシンがチームメイト二人がより良いポジションにいた状態でシュートをトルコ人GKに当てた。直後にも見事な攻撃からファン・ペルシのお膳立てでスナイデルがシュートを放ったが、トルコ人GKの正面に。
前半半ばにオランイェは更なる痛い一撃に見舞われる。Turanがブリントのスリップを突き、シレセンの後逸で2-0. オランイェは腰を落とすことなく攻撃にアクセントを置いたが、ロビン・ファン・ペルシがチャンスを活かせず、フランスでのEKは前半でさらに視界から遠のくことに。
HTにステファン・デ・フライに代わって入ったジョルジーニョ・ワィナルドゥムが後半開始5分で決定的なヘディング・チャンスも、ボールは方に当たり、別方向へ。少し後に Aziz のヘディングもわずかに逸れる。後半のオランイェは次第に苦しくなり、もう危険なシーンは作れなくなった。なんとかしようとはしていたが、説得力は無し。
残り15分でブリントはようやく”アレス・オフ・ニーツ・ヴィセル”を行い、デーリー・ブリントに代えてエクストラ・スピッツとしてルーク・デ・ヨングを投入。しかし終盤もオランイェにはとっては苦さが増しただけだった。反対側でトルコがさらにゴールを決め、Burak Yilmazによって3-0.
オランイェにとって予選が進むごとに見通しは悪くなっている。グループAの出場直接枠を得られる上位2位はアイスランドとチェコに決定。トルコはオランダを抜いて3位になり、PO出場を自力で決められる立場となった。オランダは予選残り2試合でカザフスタンとチェコに勝ち、トルコが勝ち点を落とすのを願うしかない。
Statistieken:
Turkije-Nederland 3-0 (2-0).
Scoreverloop: 8. Özyakup 1-0, 26. Turan 2-0, 85. Yilmaz 3-0.
Scheidsrechter: Lahoz (Spanje).
Gele kaart: Turan, Ozbayrakli, Balta, Özyakup, Ozan (Turkije), Van Persie, Van der Wiel (Nederland)
Opstelling Nederland: Cillessen; Van der Wiel, Bruma, De Vrij (46. Wijnaldum), Riedewald, Blind (74. De Jong), Klasssen, Sneijder, Narsingh (69. Promes), Van Persie, Memphis.
http://www.onsoranje.nl/node/20130
デニー・ブリント
「アイスランド戦は全く不運な試合だった。レッドカードで非常に苦しくなった。否定論を払拭し、違った結果になるように何とかしたかった」
「ピッチプレーは悪くなかったが、非常に簡単に失点して自分で自分に足をかけてしまった。最初の失点はカウンターから。ボールを失って切り替えでの最初の競り合いに負けていたが、CDデュオが中央をオープンにしてしまった。2失点目は我々のスローインからの不注意」
「我々は早い時間でミスを犯してしまう。今日もそれでトルコを乗せてしまった。我々にもチャンスがあったし、特に前半はトルコよりチャンスがあった。しかし自分たちに報いることができなかった。ナルシンにはトルコの先制ゴールと同じだけの大きなチャンスがあったのに、決められなかった。ワィナルドゥムも後半開始直後に決めるべきヘディングをミスした。良い結果を出せると信じる気持ちを獲り戻るために、あのゴールは絶対に必要だった。後半残り時間はプレーがどんどん低調になってしまった」
「トルコが勝ち点を落とすのを期待しよう。彼らはまだグループ1位と2位との試合が残っている。そうならない理由があるか?もちろん我々も自分たちの試合に勝たなければならない。残り2試合で今日より良いプレーがになることを願っている。意気込みがあったのは疑っていないが、上手くいかなかった」
「辞任は全く考えていない」
ファン・ペルシ
「これでもう自分たちでは決められなくなった。酷い。本当に酷い」
「この予選を通してとても苦しんでいるけど、まだチャンスはある。最終的に突破しないといけないし、最後の試合は絶対に勝たなければならない」
「痛い敗戦?jaと言っていいだろう。前半は二つの不運な瞬間があったけど、コントロールできていた。ボールを持った時に上手くやれてチャンスを作れていた」
「トルコの方がチャンスを上手く決めた?そう、要は結果、モノを言うのはそれだけだ。僕らはチャンスを決められなかった。とても悔しい。後半はもう上手くはいかなかった。とてつもなく残念だ」
ヴェスリー・スナイデル
「チャンスはあったけれど、決まらなかった。そこは自分たちを責めるべき。不運もあったかもしれない。上手くいかなかった。もちろんもっと上手くやれるはずだし、もっと上手くやらないといけない。でも僕らは一生懸命やっているし、そこは自分たちは責められない。それは厳しいよ」
「自信を失っているというのもあるかもしれない。僕らはまちがいなく上手くいかない局面にいる。あまりに簡単に失点してしまう。最初の2失点は自信の問題ではないけど、集中力とシャープさの問題。それでは支配しても3-0で負ける」
「EK出場を逃すということは考えたくない。まだ2試合ある。残念ながら自分たちではもう決められなくなったけどね。あとはトルコが落とすのを期待しよう」
ベルト・ファン・オーストフェーン
「4位はとてもガッカリだし、誰も考えていなかったシナリオ。私はボンズコーチを全面的に支持しているし、このスタッフを全面的に支持している。ヒディンクとブリントの任命はRvCの仕事だ。少なくとも私が自ら下りることは無い。我々まずは全てをしっかり査定しなければならない。しかし他のボンズコーチなら上手くいっていたと誰に言えるだろうか?」
ステファン・デ・フライ
「膝はまだプレーできる状態だと思ったし、テクニカル・スタッフとメディカル・スタッフとで出場を決めた。で試合中また傷んできたんだ。特に膝だから止めた方が良かった」
引き分けで良かった試合も完敗に終わり、もう順調にシナリオを消化してるだけの流れですね。
ブリントは失点と得点チャンスを逃した各シーンで個々のミスに結論付けてますが、誰が見てもフットボールも戦術もメンタリティもトルコに負けていたので順当な敗戦。最初から誰も全く期待してなかったとは言え、予想を上回るgdgdっぷりは見事の一言。
まぁ久しぶりにオジャクプを見て感慨深いものがある試合でした。
予選残り2試合、なかなか面白い3位争いになるんじゃないでしょうか。