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フレッド・ルテンと今シーズン限りでお別れ

フェイエノールトは今シーズン限りでフレッド・ルテンが去ることが決まったとクラブサイトで発表した。監督は2月12日の時点ですでにクラブ運営陣に自身の決断を伝えていたが、AS Romaとの重要な欧州戦を控えていたため、この2連戦への準備が乱されることが無いように、両者でこのニュースの発表を遅らせることを決めた。

 

ルテンは1シーズンで去る事を決めた理由を説明。「我々の野望がそれほど違っていないが、トップへの最後のステップを上る機会がいつかという話になった時、いまフェイエノールトを締めている高い期待にどう応えられるか、私のビジョンはクラブのそれと比較して釣り合わないものだった。こうなったことにもちろん私は失望を感じている。フェイエノールトが素晴らしいクラブなのは変わらない。しかしクラブ運営陣、選手たち、スタッフは私からの明確な結論を受け入れてくれた。我々は誰に1シーズン一緒にやって来た訳ではないということ」

 

テクニカル・ディレクター ファン・ヘールは昨年末、クラブ運営陣はルテンと2年目に入りたいとの考えを明かしていた。「我々はフレッドに満足していたし、今もそれは変わらない。クラブは彼と続けたかったが、もちろん彼がそうしたくないという意志を尊重する。いずれにせよ将来がハッキリしたのは良いこと。我々はこれで後任について考えるための時間がたっぷり得られた」

 

この決定の発表が残りのリーグ戦で選手たちに不安定さをもたらすのではという危惧はファン・ヘールもルテンも持っていない。ファン・ヘール:「我々はシーズンを通してお互いのために火の中を進んできたグループ。それは間違いなく変わらない。選手や監督が去るのを公言するのは常にあること。みんなそれにプロフェッショナルに対応するのは慣れている」

 

ルテン:「それに我々にはまだお互いのために戦うだけの理由が十分ある。このクラブは来年も欧州戦に出なければいけない。それは絶対に果たさなければいけない」

 

http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/fred-rutten-einde-seizoen-weg-bij-feyenoord

 

 

数ヶ月前の絶賛状態から、やはりウィンターストップ明けの大きな落ち込みで、まぁ妥当な落としどころかな、と。もう1年やって上手く行く可能性よりも、タレントたちの不満が溜まっていろいろな事が悪い方向に行く可能性の方が大きいような気はします。クラブがトップへのステップを踏む時にはこういうこともあるもの。結局ベテラン枠を多くして成績向上に繋がらなかったのは事実。

 

で、次は大どんでん返しが無ければ待ちに待ったJP&ジオ体制になるわけで、再びユースのタレント重視に舵を切る可能性が高いです。ユース頼みな感じでどこまでやれるかはまた微妙な話ですが、クラブの方向性としてファン・ヘールがハッキリさせるべきでしょうね。