Mijn Feyenoord

Feyenoordを中心にNederlands voetbalを追いかける

粘り強く追いつくも1ptに甘んじる(第16節AZ-thus結果)

日曜午後に行われたエールディヴィジ第15節、フェイエノールトは終盤のヨルディ・クラーシのゴールによりAZとのホームゲームで何とか1tpをつかんだ。監督 フレッド・ルテンのチームは力強いパフォーマンスを見せたにも関わらず、長時間1-2のビハインドを背負い、ロスタイム深くにキャプテンがシュートを決めて2-2。HTにはヴェスリー・フートとムアメル・タンコヴィッチのゴールでビジターチームが0-2とリードしており、クラーシのゴールによってチームが見せた粘り強さが何とか報われた形に。後半序盤にはコリン・カジム・リチャーズが追い上げのゴールを決めている。

 

カレンダー・ヤール最後のホームゲームにデ・カイプを埋め尽くしたヘット・レヒューンに素晴らしいものを見せようと、フェイエノールトは序盤から攻勢に。試合開始15分身チームが見せたフットボールは今シーズンそうそう無かったものだった。殺人的なテンポと素晴らしいピッチプレーで精力的に攻撃を仕掛け、フェイエノールトはビジターたちに一息も付かせる間を与えず。しかし何度も作った決定的チャンスを決める事ができなかったことで、チームは瀕死状態のAZを立ち続けさせてしまった。20分過ぎにはコリン・カジム・リチャーズがゴール前至近距離でヘディングシュートを放ったが、GK エステバンが触ってバーの上に。

 

この時点での一方的な試合展開を見れば、Aが0-2リードでHTを迎えるなど全く信じられなかったが、45分を終えてのスコアボードに記された途中経過はまさにその通りだった。完全に意に反して前半半ばにDF ヴェスリー・フートがCKからヘディングを決めてチームに先制点をもたらすと、フェイエノールトがそのショックから立ち直る前に、5分後にムアメル・タンコヴィッチが至近距離から蹴り込んでボールは再びフェルメールの背後に。

 

とてつもなく痛い打撃を受けたフェイエノールトだが、チームは前半の内に立ち直りを見せ、ロッテルダマースに再び決定機。まずジャン・パウル・ボエチウスがゴール前角度の無い所から狙ったが、シュートはエステバンを破るには力が無さ過ぎた。チームメイト イェンス・トールンストラがサイドから放ったシュートにはAZのGKもノーチャンスだったが、ボールはポストを直撃。

 

攻め続けたフェイエノールトがようやく報われたのは後半に入ってから。カジム・リチャーズが今シーズン リーグ戦5点目を決めた。HT明け8分、レクス・インマルスのクレバーなルス-パスにこのスピッツがシュート。追い上げのゴールとなっただけでなく、選手とサポーターに信じる気持ちも取り戻させた。同点ゴールを狙うフェイエノールトは12人目をチームが必要としているのを感じたヘット・レヒューンの情熱的サポートを得られることに。

 

ここから最後の30分間はスペクタクル満載の展開で、アルクマールダースのゴール前に正真正銘ラッシュを掛けたが、3点目を許す大きな可能性も間違いなくあった。素早いカウンターからタンコヴィッチが2度フェルメールと1対1になるも、このGKは素晴らしいセーブでどちらの戦いにも勝利。

 

その間にも時計は進み、フェイエノールトのパワーも次第に落ちていき、最後の笛が近づくにつれて拳に込めた力も抜けていった。しかし敗戦濃厚に思えたロスタイムにヨルディ・クラーシが同点ゴール。キャプテンは自分の前に落ちたボールを迷うことなく蹴り、彼の強烈なシュートがネットを揺らした。これでチームとっては何とか1ptが得られたが、試合全体を振りかえれば1ptではあまりにも少なすぎるという気分で支配されている。

 

Feyenoord – AZ 2-2

Scoreverloop:

25’ 0-1 Hoedt

30’ 0-2 Tankovic

53’ 1-2 Kazim-Richards

90+3’ 2-2 Clasie

 

Scheidsrechter: Gözübüyük

 

Geel: Boëtius (Feyenoord) Haye, Esteban, Gouweleeuw, Haps (AZ)

 

Opstellingen

Feyenoord: Vermeer; Wilkshire, Van Beek, Kongolo, Nelom; Clasie, Immers, El Ahmadi; Toornstra (72’ Basaçikoglu), Kazim-Richards en Boëtius (76’ Manu).

AZ: Esteban; Luckassen (70’ Marcellis), Gouweleeuw, Hoedt, Poulsen; Haye (84’ Haps), Gudelj, Elm (68’ Berghuis), Dos Santos; Johansson en Tankovic.

 

http://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/wedstrijden/feyenoord-az-eredivisie-20142015/verslag

 

フレッド・ルテン

「非常に複雑な気分。最後に何とか追いつけたが、前半の自分たちの力強いプレーに報いなければいけなかった。実際前半は我々は全てが上手くいっていたんだ。しっかり組織されていて、とても良いフットボールをして、AZにプレーをする機会を全く与えなかった。HTに2-0のビハインドを背負っていたのは信じられなかったよ。試合展開に見合っていないのは確かだ。我々はハイテンポを保ち、フットボール面では今シーズン最高の45分間だったかもしれない。ただゴールを決めるのを忘れていた。ペナルティエリアまではとても良いプレーをしていたのに、そこから最後のパスが無かった」

 

「後半は早めに1点返すことができ、さらにリズムを上げてプレッシャーを掛けようとしたが、興奮していて意思疎通が無さ過ぎた。そのせいで組織が無くなり、AZに試合を決めるチャンスを何回も与えてしまった。我々が試合に生き残れたのはフェルメールのおかげ。結果的には我々の姿勢と労力が報われて1pt取れた。この結果を喜んでいるよ」

 

「テ・フレーデを入れるかどうかはずっと考えていた。しかし彼を入れることでAZの得になると思ったんだ」

 

「イェンスの負傷は彼にとって大きな失望だ。メディカル・スタッフとはまだ話をしていないが、良くは見えない。少なくとも水曜のPSV戦は無理だろう。我々は層の厚いセレクションだし、他の選手が出てきて穴を埋めなければいけない。そしてそうなるだろう」

 

http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/gelijkspel-zorgt-voor-dubbel-gevoel-bij-rutten

http://www.fr12.nl/nieuws/29529-rutten-uiteindelijk-gelukkig-met-uitslag.html

 

ヨルディ・クラーシ

「かなり緊張感のある試合だった。僕らの入りは良かったし、アグレッシブでAZにほとんど余裕を持たせなかった。一瞬でAZに2得点を許したのは全く不要だった。僕らの対応が良くなかった。前半は支配していたし、AZがカウンターを仕掛けてくるのも分かっていたのに」

 

「後半も頭を上げてやり続けるしか無かった。最後にゴールを決めて追いつけたのは良かったけど、僕にとっては3ptsが何よりも重要。これまでの好調を続けたかったし、僕らは全力を尽くした。なんとか1pt取れて良かったけど、得にホームだし僕らは常に勝たなければいけないんだ」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/29527-clasie-alles-aan-gedaan-om-goede-serie-voort.html

 

ケネト・フェルメール

「試合の入りは良くてチャンスも作っていたのに、そこからアンラッキーに失点した。1点目は最初オフサイドと思っていたけど、後で聞いたら違うらしい。2点目は相手をフリーにしてしまった。これはあってはならない事」

 

「悲劇的な結果だ。広がった差をまた縮めたいし、PSV戦に勝ちたい。そこで勝てば上位にプレッシャーを掛けられるはず」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/29532-vermeer-over-psv-uit-we-gaan-er-heen-om-te-wi.html

 

 

痛い痛い痛い引き分け。悲劇的です・・・。長いシーズン、たまには不条理な結果を受け入れなければならない試合もありますが・・・

 

冷静に現状を見るとかなり上手くいっている時は得点の臭いはするものの、後半の様に普通のメンタルでやれなくなるとほとんどチャンスが作れなくなるのが頭の痛いところ。カジムにこれ以上の期待はできないとそろそろ諦めて、ポジションプレーで相手ゴール前の守備を崩せるレベルまでフットボールのレベルを上げるしかありませんが、そうそう簡単では無く・・・

 

残念ながらこれでコップローパーとは9pts差。水曜に勝っても6pts差。例年のgdgdなカンピューンスハップになってくれればこれくらいの差でも余裕で後半戦を楽しみにできますが、正直これで「カンピューンスハップを争う」という今シーズンの目標はかなり厳しくなりました。

 

水曜はイェンスがいないので、これまでの交代策を見るならビラルが入る可能性が高いでしょうが、今日のプレーを見てもちょっと苦しいので、そろそろボエチウスとマヌの両翼を考えても良いのではと。

 

それにしても痛い・・・