火曜夜に行われたエールディヴィジ第22節、フェイエノールトは力強い前半の内容によってローダJC ケルクラーデとのアウエーゲームで3ptsを獲得した。HTまでにロナルド・クーマンのチームは0-2とリード。ピッチ上での力関係を見ればもっとリードを広げることもできただろう。後半終盤にアヌアール・カーリがペナルティ・スポットから1-2として勝利はまだ危うくなったが、フェイエノールトはリードを守りきって相応しい勝利をしっかりと手中にした。
主審 デニー・マッケリーが前半終了の笛を吹いた時 フェイエノールトは0-2の快適なリードを得ていたが、そのスコアもピッチ上の力関係をほとんど反映していなかったと言えるだろう。ロッテルダマースは45分間にわたってパルケスタット・リンブルフ・スタディオンで圧倒、支配し続け、数え生きれない好チャンスを作っていた。ピッチの反対側ではフース・フッペルツだけが個人技で危険な存在だったが、ホームチームはたった2点差でHTを迎えられたことに拳を握りしめていただろう。
リンブルフスの低調な守備からレクス・インマルスが対角線上にゴール左隅に決まるシュートで早々に先制した後も、フェイエノールトはテレンス・コンゴロ、ジャン・パウル・ボエチウス、ステファン・デ・フライと立て続けにリードを広げられるチャンスがあり、広げなければいけなかった。デ・フライのヘディングがバーを直撃したのは不運と言えるが、ボエチウスは決められなかった自分自身を責めなければいけない。トニー・フィレーナの見事なスルーパスでこの左FWはGK フィリップ・クルトと1対1になったものの、シュートはサイドネットの反対側に収まった。
2点目をなかなか奪えないこともフェイエノールトの調子を全く狂わせることはなく、チームはグラツィアーノ・ペッレを何度も力強いターゲットマンとし、良いコンビネーションでサイドからたたみかける自分たちのプレーを続けると、HT直前にようやく決まるべき2点目。レクス・インマルスのシュートを来るとが処理しきれなかったボールを、サムエル・アルメンテーロスが右サイドから叩き込み、ロッテルダマースでのリーグ戦初ゴールを決めた。
このキューバ系スウェーデン人FWは後半開始直後にも2点目を決めるチャンスがあったが、インマルスのクロスにあわせたヘディングはあまり力無くGKにキャッチされる。そうして試合を決定づけられないままいたことで、ホームチームに試合に戻る希望を持たせてしまった。フッペルツという最も危険なポーンと共にローダJCは前半よりもアグレッシヴに、次第に相手ゴールに向けて前掛かりになっていったが、それでもフェイエノールトにとっては大きな問題は無い時間帯が続いていた。
しかしその問題が試合終了まであと15分という時間に起きる。インマルスのスチュインへのファールに対し、マッケリーがペナルティ・スポットを指さし、アヌアール・カーリがそこから完璧に決めたことで、フェイエノールトは全く不必要に緊張感ある終盤を迎える事になった。チームはもうほとんどボールをキープすることができず、フッペルツが1-2の直後にチャンス・ポジションから決めていても文句は言えなかった。
なんとか同点にするためにローダJCは試合最後の数分間にはGK クルトも前戦に上がったが、フェイエノールは力強い守備によって最後までしっかり守り通した。チームは重要な3ptsを獲得し、順位表で上位争いをまだ続ける事ができる。
Roda JC Kerkrade – Feyenoord 1-2
Scoreverloop:
13’ 0-1 Immers
45’ 0-2 Armenteros
77’ 1-2 Kali (strafschop)
Scheidsrechter: Makkelie
Geel: Kali, Hupperts (Roda JC Kerkrade), Immers (Feyenoord)
Opstellingen
Roda JC Kerkrade: Kurto; Monteyne, Biemans, Luijckx, Van Peppen (88’ Ramos); Djoum Sutchuin, Donald, Kali; Hupperts, Jansen en Skourtai (60’ Pluim).
Feyenoord: Mulder; Janmaat, De Vrij, Kongolo, Martins Indi; Clasie, Immers, Vilhena; Armenteros (78’ Goossens), Pellè en Boëtius.
ロナルド・クーマン
「力の差はかなり大きかったが、それをスコアに十分反映できなかった。最初の非常に力強かった30分間で我々は5,6回の大チャンスを作った。常にフリーマンを見つけられていたし、サイドからかなり脅威を出していた。ゴールまでまだ時間がかかりすぎたし、その後次第に試合が我々の手の内から離れて行ったように感じた。ローダはそれまでほとんど危険なシーンは無かったは、HT直前に同点にすることもできただろう。あの時間帯からすでに悪かった。それはローダのせいではなく、我々はもうボールを持っていない時の自分たちの仕事をしていなかった」
「後半の我々はもう組み立てとポジションプレーで前半と同じようにはやれていなかった。ボールをキープできない選手が何人かいたし、可能性がある裏のスペースをほとんど選べなかった」
「しかし3pts獲れたことには満足。勝ち点を落としていれば、それが私が去る事を発表したせいかどうか間違いなく問うていただろうからね。勝てて嬉しいよ。でもかなりあった力の差を見ればあんなに緊張感を持たせてはいけなかった」
「レクスは計り知れない価値のある選手。低調な試合もあったが、今日はまたチームにとって重要な存在だった。彼は自分がやるべき決定的な瞬間を分かっているし、フェイエノールトでプレーすることの意味を誰よりも分かっている」
http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/koeman-had-niet-meer-spannend-mogen-worden
http://www.fr12.nl/nieuws/24980-immers-krijgt-complimenten-van-zijn-grootste.html
グラツィアーノ・ペッレ
「自分たちでもっと簡単にできたはず。後半は自分たちで下がってしまったけど、あの時間帯にももっと力強くやるべきだった。もっと集中したいし、2-0ではまだ不十分ということを実感するよ。失点を待つのではなく、みんなでプレーを続けないと。でも何より重要なのは勝って3ptsを獲ったということ」
http://www.fr12.nl/nieuws/24975-pell-moeten-beseffen-dat-2-0-niet-genoeg-is.html
ヨルディ・クラーシ
「後半の僕らは全く試合に入っていなかったし、自分たちで難しくしてしまった。こういうことは無くさないと」
「最初の30分間は良かった。落ち着いたプレーでボールを持った時に集中力があって良い攻撃ができていた。前半はほとんど問題無かったのに、その後は今シーズン何度もあったようにまた下がってしまった」
http://www.fr-fans.nl/nieuws/clasie-we-mogen-het-onszelf-nooit-meer-zo-moeilijk-maken-10611/
サムエル・アルメンテーロス
「気分は良いよ。でもチームとして僕らはもっと早く大差を付けなくちゃいけなかった。今日ほどロスタイム3分間が長く感じられたことはなかったね。前半は圧倒していたけど、後半はまだトラブルに陥ってしまった。僕らは間違った選択をすることが多すぎた」
「前半の僕らはスペースを上手く使えて多くの危険なシーンを作って2得点した。もちろん自分のゴールは嬉しいよ。リーグ戦貼るゴールだしね。最近は調子が戻ってきたと感じていたけど、このゴールは自信になる。フェイエノールトで良いスタートを切った後は怪我に苦しんでいた。でももう痛みは無いし、チームに大きく貢献できるはず」
http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/armenteros-doelpunt-geeft-vertrouwen
レクス・インマルス
「勝ててかなりホッとしたよ。自分たちでまた不必要に難しくしてしまった。実際これが今シーズンずっと続いているストーリィの典型だ。なぜ序盤の力強いプレーを僕らが続けられないのか分からない。僕にとって大きな謎のままだ。後半はフェイエノールト・コンセプトにとって悲劇的でさえあった。勝てて3pts取れて良かった。ADOデン・ハーグとフィテッセ戦でたった1ptしか取れなかった後だったから、この勝ち点はどうしても必要だった」
http://www.fr12.nl/nieuws/24979-immers-typisch-werd-weer-moeilijk.html
前進守備が戻り、ローダの守備の個々のクオリティの低さを突いてチャンスを作る予想通りの展開。前半2点差にできてまだ良かったモノの、例のごとく後半はgdgdになりつつ、まぁなんとか逃げ切り。フッペルツは怖かったですねぇ。
ペッレの調子がかなり上がってるので、チーム全体が前に出れている時に攻撃面はなかなか良い感じです。問題はそれをしっかり維持できるかどうかということで、これはちょっとどうしようもない気も・・・