Mijn Feyenoord

Feyenoordを中心にNederlands voetbalを追いかける

ベーカー・トーナメントは準々決勝で敗退

今シーズンのフェイエノールトのベーカー・トーナメントは準々決勝で終わることに。チームは水曜夜にアヤックスとのアウエーゲームで3-1の敗戦。フェイエノールトアムステルダムで序盤にジャン・パウル・ボエチウスのゴールで先制するも、アヤックスがフィクトール・フィッシェル、ボーヤン・クルキッチ、トゥラーニ・セレーロと得点を重ねた。

 

先週日曜にFC ユトレヒト相手に2-5の見事な勝利を挙げて自信を持ってアムステルダムへ向かったフェイエノールト。その自信は特に最初の25分間のプレーに窺えた。フェイエノールトは敢えてアヤックスにプレーさせてスペースを小さく保ち、ホームチームのボールロストから何度も素早い攻撃を仕掛けた。スピードあるコンビネーション・プレーからチームは素早く奥のスペースを狙うプレースタイルに対し、序盤アヤックスは全く対応できていなかった。

 

アヤックスがポゼッションで優るも、危険なシーンを作っていたのはフェイエノールトであり、スコアボードに試合序盤の先制が刻まれたのは全く正当な結果だった。狙い通りのゴールはボエチウスの足から。トニー・フィレーナが浮き球でGK ケネト・フェルメール抜いた後、この快足FWがゴールライン前でボールに最後の一押し。

 

明らかにフェイエノールトが試合をコントロールしていたため、HT前に同点ゴールを許してしまったのは大きな痛手だった。スペースが大きくなり始めた時間帯にビジターチームの守備陣の最初のミスをアヤックスが突いた。ヨリス・マタイセンが中盤で不必要にボールを失うと素早いカウンターでフィクトール・フィッシェルがエルヴィン・ムルデルの守るゴールに向けてフリーに。このデンマーク人FWにはダリル・ヤンマートが追いついたものの、そのまま決められて1-1。

 

同点にされてからHTまでのフェイエノールトはプレッシャーに晒されたが、チームは後半開始と共に立て直し。まず守備組織を機能させることから始め、次第にアヤックスのプレッシャーを脱しようとしていた。その中でチームは見事な攻撃を見せ、フィレーナ(ミドルシュートがセーブされる)、スハーケン(シュートはゴール前を通過)のプレーによって危険なシーンも作る。

 

しかしアヤックスが再び効率の良さを見せ、後半最初のチャンスで得点。大部分がデーリー・ブリントの見事な軽業によるものであり、左サイドからの測ったようなクロスをラッセ・シェーネがヘディング。ムルデルが手に当てたが、ボーヤン・クルキッチのリバウンドにはノーチャンスだった。

 

これにより終盤はフェイエノールトにとってアレス・オフ・ニーツに。しかしチームは特に前半序盤にアヤックスに十二分に対抗できることを見せたものの、最後の15分間はアヤックスの守備を問題に陥れるだけの戦連鎖を見せる事はできなかった。

 

試合はフェイエノールトが同点に追いつこうと全員を上げていたロスタイムに決着。アヤックスがボールを奪うと途中出場 トゥラーニ・セレーロがムルデルの前に抜け出し、ボールはゴールラインを割った。

 

Ajax – Feyenoord 3-1

Scoreverloop:

7’ 0-1 Boëtius

35’ 1-1 Fischer

68’ 2-1 Krkic

90+2’’ 3-1 Serero

 

Scheidsrechter: Blom

 

Geel: Mathijsen (Feyenoord)

 

Opstellingen:

Ajax: Vermeer; Van Rhijn, Veltman, Denswil, Boilesen (76’ Poulsen); Klaassen, Blind, Duarte (73’ Serero); Schöne, Krkic (84’ Sigthorsson) en Fischer.

Feyenoord: Mulder; Janmaat, Van Beek, Mathijsen (75’ Nelom), Martins Indi; Clasie, Immers, Vilhena (88’ Goossens); Schaken, Pellè en Boëtius (75’ Armenteros).

 

http://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/wedstrijden/ajax-feyenoord-knvb-beker-cup-2013-2014/verslag

 

ロナルド・クーマン

「これは先週日曜とは違うレベルの相手。我々自身もユトレヒト戦よりも雑だった。良くない選手が大勢いたし、そのおかげで我々はみんなでフットボールをすることができなかった」

 

「前半と後半の最初の30分間は上手くいき、下がり目にスペースを狭めていた。フィレーナとクラーシがお互い近くでプレーする事が重要だった。彼らは70%ボールを持っていたが、ほとんど自陣でだ。我々はカウンターから脅威を作り、良いチャンスも何度かあったし、もっとゴールを決めるべきだっただろう。前後半とも最後の15分間で落ちてしまい、アヤックスにライン間に入られてしまった。我々のプレーもボールを戻しすぎてロングボールが多くなりすぎた。後半もスハーケンにベストチャンスがあったが、決める事ができなかった。ただ我々はチャンスの数では劣っていなかったが、フットボールの面で劣っている。我々はまだロングボールが多すぎる。それが違いだ」

 

「自分たち一番上のレベルを出すという点において我々はアヤックスに遅れをとっている。彼らは自分たちのクオリティを最大限に発揮している。我々がノーチャンスだったとは思っていないが、我々は結局自分たちのクオリティをほとんど出せなかった。フットボールの確実性から見ればアヤックスが勝利に相応しかった。彼らのゴールは実際混乱状況からだけだったがね」

 

「今シーズンもPECやAZの勝ち上がり方を見ればドローで決まる分が大きい。我々は運がなかった。この2年間で昨年はPSV-uit, 今回はアヤックス-uitで敗退。残念だが、こういう事も起こり得る」

 

http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/koeman-%E2%80%98we-waren-niet-goed-genoeg%E2%80%99

http://feyenoord.netwerk.to/nieuws/artikel/31040__.php

www.fr12.nl/nieuws/24820-koeman-wij-hanteren-toch-te-makkelijk-de-lang.html

http://www.feyenoordpings.nl/koeman-alleen-maar-klutsdoelpunten/

 

ヨルディ・クラーシ

「とても残念。間違いなくチャンスはあったからね」

「普段なら僕らの強みは相手に早めのプレッシャーを掛けることにあるけど、今夜は意図的にいつもより下がってかなりコンパクトにプレーする事を選んだ。それが上手くいき、僕らはほとんどチャンスを与えなかったし0-1にもできた」

 

「結果だけでなく、自分自身のプレーにも怒っているし腹が立っているよ。十分じゃなかった。チームとして僕らは大きなスペースを許してしまったし、そうなればアヤックスが上手くフットボールできるのは分かっていたこと。ルーベン・スハーケンにまだ1-2にするチャンスもあったけれど、結果として僕らはどんどん難しくなってしまった」

 

「今夜結果を出せずに敗退してしまったのはとても残念だけど、ここからはリーグ戦に集中しないといけない。次の土曜のADO デン・ハーグ戦は僕らにとってとても重要だ」

 

http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/clasie-dit-is-doodzonde

 

 

結局今回もいつもと同じ展開。まぁ単純にクオリティ不足な感はありますが、せめてクラーシがもう少しまともな出来ならもうちょっとなんとかなったか・・・。どんなに調子が悪かろうと替えようがないポジションなのでフォルメルの怪我が悔やまれます。

 

前半は戦術的にかなり優位に立っていたのに失点してから例のごとくナイーヴになり、後半はサイドで起点を作るドゥアルテやブリントの動きに着いていけずに戦術面でも遅れをとって、まぁ妥当な敗戦。ここらへんの経験値の差はどうしようもないのでどっかで前進守備に切り替えて欲しかったですが。3月のデ・カイプでのリベンジを期待しつつ、コールシンゲル目指して残りはリーグ戦に集中です。スフェンがとても良かったのが将来に向けての光明ですねぇ。