フェイエノールトは日曜午後にエクセルシオール相手に1-0の勝利で新年をスタートさせた。マルベラでのトレーニングキャンプへ出発する前日、ガン撲滅のためのチャリティ・マッチが開催。トニー・フィレーナが終了直前にFKでこの試合唯一のゴールを決め、デ・カイプの観衆はユースのリック・デッカーとロドニー・ロペス・カブラル(共にトレーニングキャンプにも参加)の初出場を観る事ができた。
ロナルド・クーマンは新年最初の試合に前後半で全く別の2チームを送り出した。エルヴィン・ムルデルは手の怪我のために欠場。逆にこの数週間怪我で離脱していたサムエル・アルメンテーロスとミケル・ネロムがそれぞれ観客の前に姿を見せた。
特に試合序盤はアルメンテーロスが数回危険なシーンを作り、30分過ぎにも速攻からジョン・ホーセンスのパスで大チャンスを得たが、アルメンテーロスは上手くステップを合わせることができず、GK ヨルディ・デッカースを苦しめるにはあまりにもシュートが弱かった。エキサイティングなシーンがほとんど無かった前半、5分後にオトマン・バッカルにも得点の大チャンス。左バック テレンス・コンゴロのクロスに対してこのMFは絶好のポジションに入ったが、シュートは枠の上に飛んだ。
後半も試合テンポは低いままだったが、チャリティのための日曜日だと理解していた観客にとっては間違いなくお祭り気分の午後だった。後半には何度もウェーブが起き、試合の最後にはフェイエノールトに向けてさらに大きな声援。
一方ピッチ上では後半ベストチャンスを得ていたのはエクセルシオール。ムサ・カリッセがフェイエノールトの守備を破り、巻いたシュートはゴールの横に逸れ、さらにエルヴィン・ナイティンクのミドルシュートがバーを直撃。試合終了15分前にはネロムの弱いバックパスが奪われたがロナルド・フラーフラントがゴール前を飛び出して難を逃れた。それでもフェイエノールトが勝利を得たのはフィレーナの素晴らしいゴールのおかげ。このMFがペナルティエリア外から見事なFKを決め、この午後を綺麗に終えることができた。
Feyenoord – Excelsior 1-0
Scoreverloop:
88’ 1-0 Vilhena
Scheidsrechter: Kamphuis
Opstellingen:
Feyenoord:
Eerste helft: Lamprou; Janmaat, Van Beek, Mathijsen, Kongolo; Clasie, Bakkal, Goossens; Schaken, Pellè en Armenteros.
Tweede helft: Graafland; Lopes Cabral, De Vrij, Martins Indi, Kongolo (60’ Nelom); Dekker, Immers, Vilhena; Verhoek, Te Vrede en Boëtius.
Excelsior:
Eerste helft: Deckers; Eekman, Fischer, Van Diermen, Woudenberg; Vermeulen, Kruys ,Hutten, Auassar; Veldwijk en Botaka.
Tweede helft: De Jong; Kamerbeek, Bommeleijn, Mattheij, Brito; Stans, Ausassar (60’ Nuytinck), Berkvens, Kalisse; Janga en De Reuver.
http://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/wedstrijden/feyenoord-excelsior-20132014/verslag
ロナルド・クーマン
「このプレースタイルにおいては全員がプレスに加わり、100%の力で働く事が重要。その意志が今日はまだ全員に見えなかった」
「チームがまだ2日しかトレーニングしていないのもあったが、それだけでなくエクセルシオールを賞讃しなければ行けないだろう。今日の彼らは良い形でプレーをしていた。我々は相手に早くプレッシャーをかけたいが、それがいつも上手く行っていたわけではなかった。後半は前半よりは良くなっていたが」
「ユースの2人はとても良くやっていた。私はユース選手を組み込むことに躊躇はしない監督。来週彼らにとって素晴らしい事があるかもしれない」
http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/koeman-ziet-ruimte-voor-verbetering
ステファン・デ・フライ
「今日の最大の目的はもちろんガン撲滅のためのチャリティ。そのために多くのお金を集めることができた。こういう試合に40.000人以上のサポーターが集まってくれるなんて予想できないこと。他のどこでもあり得ないよ。僕らにはこの国最高のサポーターがいる、それが今日もまた明らかになったと思う」
「これからの1週間は非常に重要。全員が集中してこれから2週間目標を持ってやっていく。後半戦に全てを賭けると、グループ内でみんな感じているし、そのためにもまず最初の1週間をしっかりやらないといけない。僕らはカンピューンになれるんだというフィーリングにチーム内は支配されている」
http://feyenoord.netwerk.to/nieuws/artikel/30887.php
http://feyenoord.netwerk.to/nieuws/artikel/30888.php
トニー・フィレーナ
「上手く決まったね。ゴールはお父さんに捧げた。前もってそういってあったんだ。それに僕の誕生日だったしね」
「僕らがティートル候補かどうか?僕らは上手くそれに向かっていると思う。僕らは今年ティートルをつかむことができると、みんなが思っている。全員でそれに向かえば、僕らはそれを成し遂げられるはず」
http://feyenoord.netwerk.to/nieuws/artikel/30890.php
リック・デッカー
「こんなに大勢の前でやれたのはとても素晴らしい事。最後はもう少し上手くボールにヒットしていればゴールを決められたかもしれない。あのプレーは頭にあったんだ。でも贅沢は言えないよ。とにかく素晴らしい経験だった。最高のデビューだ」
http://feyenoord.netwerk.to/nieuws/artikel/30891.php
クリスマス休暇明けで今年もまったりした試合でしたが、フットボールに関して唯一ポジティヴだったのがユースのタレントのデビュー。特にデッカーは数年後にクラーシの後継者になれるかもしれないと期待を抱かせるだけのプレーでした。カブラルも噂通りの攻撃的なバックで先が楽しみです。