フェイエノールトは日曜午後のデ・ファイフェルベルフでデ・フラーフスハップと対戦、ヘッケンスライター相手に決して簡単にはいかなかったが、1-2で勝利し、エールディヴィジのトップに並んだ。怪我のリック・カルスドルプに代わってフェイエノールト・アカデミーからバルト・ニューコープが右バックで公式デビューし、ミヒル・クラーメルとエルジェロ・エリアがロッテルダマーの得点を決めている。
デ・フラーフスハップが大きな拍手を受けて前半ピッチを後にしたのは、このホームチームが観客に示したパフォーマンスからして当然だろう。スーパーブーレンはかなり自陣に下がってフェイエノールトにボールを持たせたものの、試合開始直後からハートを持ってプレーし、競り合いでの強さを見せていた。
ファン・ブロンクホルストのチームはそれに苦しみ、15分過ぎにはビハインドも背負う。ナタニエル・ヴィルから上げられたボールがペナルティエリア際のヤン・アーリー・ファン・デル・ハイデンの足をかすめてエリック・クエーケルの下に届き、ケネト・フェルメールがセーブするもリバウンドを再びこのデ・フラーフスハップのFWの下に。スフェン・ファン・ベークもゴールライン上でクエーケルのシュートを防ぐことができなかった。
フェイエノールトは良く組織されたデ・フラーフスハップの主事を破ることがなかなかできず、エリアも常に2枚のマークを受ける。ロッテルダマースにも前半数回の得点チャンスがあったが、ホームチームが最も危険なのは変わらず。フェルメールがヴィレムのボレーをセーブし、ヤン・ランマースのゴールは直前にテッド・ファン・デ・パーフェルトにフェイエノールトのGKに対する不正なブロックがあったとして主審 マッケリーに取り消された。
後半のフェイエノールトはかなり強さをまし、開始5分ですぐにダメージを回復。ニューコープの2回のクロスの後に、3回目はエリアから裏に抜けたシモン・グスタフソンのクロスをファーポストで完全フリーのクラーメルがヘディングで決める。
トップレベルでのデビュー戦のニューコープは60分過ぎに全力を使い果たして痙攣を起こし、ファン・ブロンクホルストはトニー・フィレーナをエクストラMFとして投入。この交代が見事に嵌り、フィレーナは今シーズンの試合ですでにそうだったようにこの試合でも試合を決める働きをする。
ピッチに入ってから5分後にフィレーナは左サイドでドゥーティンヘマース3人を引きつけ、そこからのペナルティエリア際で完全にフリーのエリアへスルーパス。ボールを受けたこのFWのシュートにデ・フラーフスハップのGK ヒデ・ユルユスは解答を出すことができず、エリアが歓声を上げながら走り出して1-2.
De Graafschap - Feyenoord 1-2
Scoreverloop: 14’1-0 Sven van Beek (e.d.), 50’ 1-1 Michiel Kramer, 71’ 1-2 Eljero Elia
Scheidsrechter: Danny Makkelie
Geel: El Jebli, Quekel (De Graafschap), Vilhena, Kongolo (Feyenoord)
Opstellingen:
De Graafschap: Hidde Jurjus; Bart Straalman, Jan Lammers, Ted van de Pavert, Jeroen Tesselaar; Nathaniel Will (67’ Robin Pröpper), Bryan Smeets (81’ Tom Menting), Youssef El Jebli, Kristopher Vida (76’ Vincent Vermeij); Erik Quekel en Cas Peters.
Feyenoord: Kenneth Vermeer; Bart Nieuwkoop (68’ Tonny Vilhena), Sven van Beek, Jan-Arie van der Heijden, Terence Kongolo; Marko Vejinovic, Simon Gustafson (65’ Bilal Basacikoglu), Karim El Ahmadi; Dirk Kuyt, Michiel Kramer (86’ Colin Kazim-Richards) en Eljero Elia.
ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト
「実際前半の我々はしてはならないことを全てやっていた。テンポが低すぎ、ポジションも上手く埋められず、競り合いも弱すぎた。フェイエノールトに相応しくなかった。我々は他のことに頭が行ってたようにも思う。唯一ポジティヴだったのは45分間を終えて1-0で済み、まだ試合の流れを変える時間が残されていたことだ」
「後半は勝つために全力を尽くすフェイエノールトが見れた。シャープに試合に入り、すぐに2回の良いチャンスを作った。前半の我々は間違ったアグレッシブさを見せてしまっていた。アグレッシブさは競り合いをパスで見せなければいけない。かなり苦しんだが、結果的には試合をひっくり返すことができてホッとしている」
判定について
「フェルメールとクラーメルのシーンは私はまだ見返していない」
「バルトはしっかりやってポジションを見事に埋めてくれた。60分で痙攣を起こしたのもそれほど奇妙なことではない。リザーブとフェイエノールト1の試合の差は今はかなり大きいからね」
ボンズコーチとのやり取りについて
「選手たちについてデニーとの連絡はあるが、前回の代表選の後まで遡る。プレセレクションとどの選手にチャンスがあるかを話すが、その1回だけ。彼は私にたった1回しか電話していない。少なすぎる?それはボンズコーチ次第。電話はしてもらって構わないが、いつ連絡を取るか決めるのは私ではない」
http://www.fr12.nl/nieuws/33746-van-bronckhorst-feyenoord-onwaardige-eerste-h.html
http://www.fr12.nl/nieuws/33747-gio-slechts-n-keer-contact-gehad-met-danny-bl.html
ディルク・カイト
「これ以上なく無様な試合?これ以上なく重要な試合だ。3ptsを取ったんだからね」
「上手く試合に入られなければどんなことが起こり得るか、僕らはこの1週間ずっと話をしていたんだけど… でも一方で僕らは試合をひっくり返すキャラクターを再び示した。前半の内容にとてもガッカリしているのは確かだけど、後半の内容には喜んでいるよ」
「何が原因かを説明するのは難しい。ファンタスティックな選手をそろえているChelseaでも崩壊が起きている。フットボールは時に説明困難。僕らは上手く試合に入ろうとしていたけど、前半は本当に酷かった。でも3ptsを取れたこととチームのキャラクターには喜んでいる。これまでフェイエノールトはこういう試合に負けていたからね。いまは今回とカンブールで勝ったし、ローダでも引き分けた。僕らは良い方向に進んでいる」
http://www.fr12.nl/nieuws/33744-kuyt-eerste-helft-was-slecht-maar-we-zijn-goe.html
バルト・ニューコープ
「HTに『ここで負けるなんてことがあるか?そんなデビューはしたくない』と思ったんだ。自分のデビューを勝利と共に思い出すことができる。これは僕とって大きな意味のあること」
「自分が試合に出るとハッキリわかった時点でもちろん健全な緊張感が出てきた。でも今日良いプレーができたし、とても楽しみにしていたよ」
「リックも僕も最初MFだったし、タイプとしては僕らは似ている。二人でいろいろ話をしているし、一緒に成長を楽しんでいるよ。デ・フラーフスハップは4-4-2でプレーしていたから僕の前にはかなりスペースがあった。前半の苦戦が残念。何が悪かったかは僕にはわからない」
「もっとタイミングを選ぶべきだったかもしれない。そうすれがもっと長くピッチにいられただろう。でもああしたかったんだ。今こうしてフェイエノールトでデビューできてとても誇りに思うよ。もちろん僕らが勝てたことで最高の瞬間になった」
http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/nieuwkoop-trots-na-debuut-voor-feyenoord
エルジェロ・エリア
「僕はまだまだトップフォームじゃない。この調子を長く維持できた時にそう言おう」
「前半の僕らは相手のプレーに腹を立ててしまった。彼らは蹴ってきたけど、僕らは普通にボールを回さなければいけなかった。後半上手く建て直せて良かったよ」
「僕らみんなが重要に存在になれるのが僕の希望。そうすれば毎週う素晴らしいことが起こせる。僕らは控えもとても強力だしね。フィレーナもバサチコグルもまたシャープに入ってきてくれた。控えの選手たちが貪欲なのはフェイエノールトにとって重要なこと。僕らは全員で火の中を通っていく」
http://www.fr12.nl/nieuws/33751-elia-opnieuw-belangrijk-ik-ben-nog-lang-niet.html
ケネト・フェルメール
「試合前は楽な午後になるのを期待していたよ。相手を過小評価していたかはわからないけど、デ・フラーフスハップjの方が僕らよりシャープだった。全てのセカンドボールを取られ、僕らは下がってしまった」
失点シーンについて
「抜けてきたボールは止められたけど、そこからシュートされた。ゴール前を通過すると思ったけど、スフェンは不幸な形で触ってしまってボールが入ってしまった」
ゴール取り消しのシーンについて
「ボールが上がって僕はボールだけを見て前に出ところをデ・フラーフスハップの選手数人にブロックされた。ペナルティエリアで何があったか僕には正確には分からない。ボールに集中していたからね。ゴールが取り消されてラッキーだった」
http://www.fr12.nl/nieuws/33753-vermeer-opgelucht-gelukkig-werd-dat-doelpunt.html
トニー・フィレーナ
「スタンドからまだ自分への声援が聞こえてくるのはとても素晴らしいこと。とても感謝しているよ。ピッチに入った時はいつもドン特にやっているし、チームにプラスαを加えられたら嬉しい。エルジェロとはフットボールの外でもずっと一緒だし、お互いにとても良い関係。彼には残るべきと言われてるけど、一方で自分の選択とも言ってもらっている。僕はこのクラブのために全力を尽くすつもり。ウィンターストップまで?もしかしたらその後もね」
http://www.fr12.nl/nieuws/33754-gretige-vilhena-toegezongen-dat-waardeer-ik-h.html
危うく踏み外すところでしたが、なんとか無事に3pts. やれやれです。だいたいローダ戦と似たような展開で、競り合いで勝てず、中盤からの飛び出しにも対応できず。もう少しフットボール能力のある相手だったらやられてましたが、実際前半だけで3,4点取られてもおかしくない展開でした。やれやれです。メンタルというか単純に集中力の問題なのでこれだけ経験豊富な選手を頑張って揃えたのだからいい加減何とかして欲しいですが…
バルトはそれなりしっかりやってくれました。まぁスタメンまでの道のりはまだまだ遠いですが、そろそろマルコの代わりも考えたい気分が。そしてリックのいない試合でクラーメルとエリアがしっかり仕事。1ヶ月先のデ・クラシケルまで怪我せずにさらに調子を上げてもらいたいところ。