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ペッレがレディース・ナイトでショーを披露

土曜夜に行われたエールディヴィジ第15節、フェイエノールトはグラツィアーノ・ペッレの手によって4連勝を果たした。レディース・ナイトで・カイプに集まった女性ファンから絶大な人気を集めたイタリア人スピッツが2ゴールを決めてRKC ワールワイク相手のホームゲームで2-0。フェイエノールトは2010年4月以来の、3試合連続のデ・ヌルも記録した。

 

HTにピッチに残った足跡が前半の内容をほとんど物語っていた。激しい雨とRKCのゴール前への走り込みで、HTの芝に残っていたのはビジターチームの陣地にRKCのGK イェルーン・ズートに向かう一方通行の跡だけだった。

 

雨でパスを繋ぐのが難しい状況を理解していたフェイエノールトは相手DF陣へプレッシャーを掛け、ボールを持っても激しい雨にも関わらず、ルーベン・スハーケンとジャン・パウル・ボエチウスの両サイドから攻撃を仕掛けるなどビジターチームよりはるかにこの環境に上手く対応していることを見せた。特にボエチウスはほとんどのケースで見事なボールコントロールを見せ、序盤には左サイドからスハーケンへのパスで決定機を演出。しかしこの代表選手は決定的瞬間で足を滑らせてクロスに触れず。

 

ボエチウスはその5分後にはペッレの力強いプレーから完璧なポジショニングでフィニッシャーへ。水流の如きウィンガーはGK ズートもかわしたところで倒されたが、主審 マッケリーはPKを取らず、さらに辛い事にこぼれ球に詰めたレクス・インマルスのシュートも枠を捉えられなかった。

 

ピッチ上での力の差はHT直前、前半ラストチャンスでようやくスコアに現れる。すでにロスタイムに入った時、中盤からクラーシがペッレの頭へと高いボールを送る。スピッツはGK ズート以上のシャープさでがら空きのゴールへとヘディングシュートを決めた。

 

ここ数週間の好調を維持するフェイエノールトは後半も全くトラブルに陥る瞬間は無し。後半20分過ぎにはペッレがこの夜2ゴール目を決めてRKCはデ・カイプで何も得られないと悟ったはず。

 

2-0とするゴールはフェイエノールトのもう一つの素晴らしい攻撃から、右サイドのスハーケンのクロスによって。ボールは二人のDFの間を切り裂いてペッレの足元へ届き、このスピッツは見事な反転シュートでゴール隅へシュート。

 

試合はこれで決まったが、最後の10分間RKCが何とか反撃のゴールを決めようと仕掛ける。フェイエノールトが3試合連続無失点に抑えられたのはコスタス・ランプルーのおかげだろう。2回連続至近距離からのシュートをはじき返し、特に途中出場 マルト・リーデルへの反応は目を瞠るものがあった。

 

Feyenoord – RKC Waalwijk 2-0

Scoreverloop:

45 + 1’ 1-0 Pellè

57’ 2-0 Pellè

 

Scheidsrechter: Makkelie

 

Opstellingen:

Feyenoord: Lamprou; Janmaat, De Vrij, Mathijsen, Martins Indi; Vilhena, Immers, Clasie; Schaken, Pellè en Boëtius (77’ Verhoek).

RKC Waalwijk: Zoet; Bandjar, Drost, Martina, Van Peppen; Jozefzoon, Braber, Duits (77’ Lieder); Najah (60’ Stans), Chevallier en Boukhari (69’ Sneijder).

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20121201_rkc_verslag

 

 

ロナルド・クーマン

「とても満足だ。我々は難しいピッチコンディションにも関わらず何度も素晴らしいプレーを見せた。実際先制ゴールは遅すぎただろう。開始8分で先制すべきだった。1-0にすれば相手は追いつこうと前へ出るしかなくなる。それはできていたが、2点目の後はガスが抜けてしまった。それでもトラブルは無かった」

 

「特にペッレが中央でほとんどボールを失わないでいてくれたことで最初の60分間の力強いプレーに繋がった。その後は調子が落ち、ペッレも何度もボールを失っていたが、彼はもう頭の中でレディース・ナイトのことを考え始めていたのかもね」

 

「チームはフットボールが上手くできている。こういう相手にはそれが必要。相手は非常にコンパクトに守りを固めていた。そういう相手にしっかりフットボールをしなければいけない。ヤンマートとペッレはファンタスティックだった。クラーシはまだ何度も良いプレーを見せたし、サイドでもボエチウスとスハーケンが脅威になっていた。みんな難しいプレーをやり続けた。それにはとても満足している」

 

「グイデッティは真のフィニッシャーだった。その点ではペッレは劣る。だが一方で我々はよりチャンスを作るプレーができている。今日の我々はこのピッチにも関わらず多くの脅威を作り続けた。スピッツとのフットボールという点ではペッレとの方が優っている」

 

「我々はチームとしても選手個人としても成長していることを見せた。これは大きな賞讃に値する」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20121201_koeman_rkc

 

ステファン・デ・フライ

「最後の15分間はとても雑だったけど、それ以外は僕らは勝利に相応しかった。実際スコアは低すぎる」

 

グラツィアーノ・ペッレ

「今夜はとても良い気分。この勝利で女性ファンが僕らの美しいスタディオンにもっと来てくれると嬉しいね」

 

「もちろん2得点は嬉しいけど、僕のゴールはチームメイトのおかげ。それに先週のAZ戦で僕はゴールできなかったけど、チームパフォーマンスのお陰で少なくとも喜べた。僕らはどんどんプレーが良くなっている。それを今夜も見せられたよ」

 

ヨリス・マタイセン

「僕らはチームとしてどんどん噛み合ってきている。プレーにオートマティズムが増えてきた。それで自信も付いてきているし、僕らはなかなか負けないチームになった。今夜もプレーしづらいピッチにも関わらず良いプレーができた。RKCは実際この試合一瞬もいなかった」

 

「3試合連続のデ・ヌルは素晴らしい数字だけど、DF陣だけの結果じゃない。チーム全体のシェアすべき」

「僕らはどんな相手にも勝てる。トゥエンテ戦の敗戦後、僕らの目標はウィンターストップまでの全試合に勝つことだった。ここまで順調に行っているし、目標を達成するためにみんな全力を尽くすよ」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20121201_reacties

 

 

久々の泥んこフットボールで苦労してたシーンもありましたが、辛抱強くフットボールを続けたのは大いに評価すべきでしょう。まぁ単純にペッレの頭に放り込んだ方が早かった気はしますが・・・ いずれにせよ相手にカウンターのチャンスは与えずにほぼ問題なしの勝利。連勝で自信もついてきて期待通り良い流れになってきました。今日はとにかくペッレとダリルが素晴らしい出来。ブカーリは全く存在感が無かったですね。

 

それにしてもペッレは期待以上の活躍振りです。フィニッシャーとしてもすでに10ゴールという望外の出来。ポストプレイヤーとしても正直期待以上。そろそろ来シーズンも残ってくれないかな~という気分になってきますが、難しいでしょうね。