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オランイェ、ルーマニアを下してブラジルでのWKへ一歩前進

オランイェは火曜夜にブカレストの敵対的な雰囲気の中でピッチ、スタンド双方のルーマニア人を意気消沈させ、1-4という素晴らしい勝利を挙げた。ラファエル・ファン・デル・ファールトが3ゴールに絡み、クラッセなプレーでチームを牽引。

オランイェは2014年6月12日から始まるWKへ向けてブラジルのでのホテルとトレーニング場を予約しても良いだろう。もちろんまだ逃す可能性も残ってはいるが、WK四点 グループDの首位を争う直接のライバルであるルーマニアを文句なしの内容で叩いて4連勝を挙げたことで、もはや予選敗退は想像できない。

ブカレストのピッチで決定機においてホームチームよりもより集中力を持って試合に入ったオランダ。ルーマニアのフロートステ・タレント Gabriel Torjeのシュートがバーを叩いた直後に効率の良さを見せる。CKのこぼれ球に対して良い位置にいたジェレマイン・レンスがヘディング、そのままボールはがら空きのゴールに。ペナルティ・エリア外からのボールがバーの真下を叩く幸運もあり、ライン上にいたDF Gabriel Tamasも止めることができずに0-1。試合開始10分も経っていない時間帯の出来事だった。

前半半ばにはオランイェが試合を手中にし、ルーマニアが試合開始当初に見せていた自信はもはやどこにも見えなくなっていた。特に印象的なプレーをしていたのがファン・デル・ファールト。鋭いFKで27分には2-0となるゴールをアシスト。Tatarusana の不味い対応もありゴール前でフリーで飛び込んだマルティンス・インディが楽々とフィニッシュ。この時間帯完全に試合を支配したオランダ。オランイェのこの夜最も美しい攻撃からロビン・ファン・ペルシがヴェレルトゴールを決めかけたが、ハックボールをルーマニアGKに止められてしまった。

前半終盤ルーマニアは目に見えて優位に立ち始め、ホームの観衆も大々的に後押しする一方でオランダは明らかに雑に。ルーマニアもあと一押しが足りないように見えたが、39分にCiprian Maricaがオランダ守備陣の中を縫って1-2。大入りのスタディオンが生き返り、ルーマニア人たちが大盛り上がり。しかしそれもHT直前に再び静まりかえることとなる。

ファン・デル・ファールトからのスルーパスを受けたルシアーノ・ナルシンが不器用なファールを犯したTamasによって倒され、オランダは前半ロスタイムに再びリードを広げるチャンスをつかむ。エースの活躍を見せていたファン・デル・ファールトが棚ぼたのPKをしっかり決めて1-3。オランイェは余裕を持ってHTに入った。

後半も自信を持ってピッチに出てきたオランイェ。48分にはまたしてもファン・デル・ファールトのクロスからファン・ペルシがヘディングでゴール隅を狙ったがTatarusanaがセーブ。ルーマニアもシュートやクロスを狙ったが、大きなチャンスは作れず。

オランイェのフィットネスは後半が進むと共に落ちていったが、ルーマニアもまた雑になっていった。マルティンス・インディがペナルティ・エリア内でAdrian Popaを倒したかに見えたシーンでもオランダが抗議をする必要は無く、終盤にはファン・ペルシがナルシンのクロスから1-4とした。

とにもかくにも、ルイ・ファン・ハールはWK予選で素晴らしいスタートを切ったと言えるだろう。彼が以前オランイェのボンズコーチを務めた際の3試合で5ptsを落として結局WK出場を逃した時とは天と地の開きがある。ブカレストで勝利したいま、そのシナリオはもはやあり得ないものだろう。

この最初の数ヶ月での大胆な選択が実を結んでいるのもボンズコーチの功績だ。彼はチームを若返らせ、ベテラン選手たちにももはやスタメンは自ずと保証されるものではないと感じさせ、フィットネスの重要性を強調している。この試合でファン・ハールがベテランのデ・ヨングを選んだことでも、若返りが唯一絶対のテーマではないことを示している。

もちろんこれが欧州でもっともタフなグループではないが、結果が物語るものは間違いない。特に火曜夜の試合でグループ最強の相手にブカレストの敵対的な雰囲気の中で文句なしの勝利を挙げたことは誇りに思って良いだろう。

Statistieken:

Roemenië - Nederland 1-4 (1-3).

Scoreverloop: 9. Lens 0-1, 17. Martins Indi 0-2, 39. Marica 1-2, 45+1. Van der Vaart 1-3. 86. Van Persie 1-4.

Scheidsrechter: Thomson (Schotland).

Geel: Bourceanu (Roemenie), Strootman, Lens, De Jong (Nederland).

Opstelling Nederland: Stekelenburg; Van Rhijn, Heitinga, Vlaar, Martins Indi; De Jong, Van der Vaart (75. Afellay), Strootman; Narsingh, Van Persie, Lens (87. Elia).

http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/14050/wk-brazili%C3%AB-een-stuk-dichterbij

ルイ・ファン・ハール

「素晴らしい結果だ。スタートはあまり良くなかった。すぐに1-0にされる可能性もあったが、運が我々の側にあったと思う」

「その後は試合の中でだんだん良くなっていった。二つの信じられないゴールもあった。レンスのヘディングは普通はあり得ない」

「後半はしっかり試合を殺し、集中力を保てていた。これができるオランダのチームは多くは無い」

ケヴィン・ストロートマン

「これからしばらくは予選が無いからね。4連勝できたのはとても素晴らしい」

ルーマニアがとても自信を持って、満員のスタディオンの後押しを受けて出てくるのは分かっていた。だから僕らはもっとコンパクトにプレーしてカウンターのチャンスを狙おうと決めていたんだ。前半30分で1-0、2-0とできたのはもちろん嬉しかった」

「2点目を決めてからコントロールを失ったけれど、後半はもう問題なかった。僕らはチームとしてとても上手くやった。特に中盤で僕らの方が良いチームだった」

ブルーノ・マルティンス・インディ

「レンスのゴールはラッキーだったね。観客は試合開始直後からチームを後押ししていたけど、僕らは冷静さを保って自分たちのプレーをした」

ジェレマイン・レンス

「寸分違わず頭に当てられたよw 美しい弧を描くヘディングだったね。もちろん1-0にできて嬉しかった。序盤はこれ以上なくプレッシャーを受けていたからね。でも4-1で勝てたことが何より重要。まだまだ続くけど、WKへ向けて一歩一歩前進した」

出だしプレッシャーを受ける中ではやはり組み立てに大きな問題がありました。やはりハイティンハはもういい気が。まぁ幸いにも早々のビハインドには繋がらず、逆にまぐれ当たり的なレンスのヘッドで先制。あれで一気に試合がコントロールできるようになって心配だったスタンドも雰囲気も気にせずにプレーできるように。

2点リードから押し込まれつつも危ないシーンはほとんど無かったですが、中盤に下がったMaricaをストロートマンが対応せず、ハイティンハが飛び出すも間に合わず、ステケレンブルフも止めて欲しいシュートを止められず。まぁHT直前のナルシンのとこでPKを貰えたのがこの試合決定的でした。手で肩口を上から押し倒されたという感じでしょうが、普通はなかなか取って貰えないファール。後半ブルーノとPopaが腕絡め合って倒れたシーンも流して貰えたので今日は決定的なシーンで主審の判定がいろいろラッキーでした。

後半は見せ場は少ない展開でしたが1-3のリードでプロフェッショナルなプレー。全く危なげなく最後はカウンターでトドメという見事な勝利。最初不安だったデ・ヨングもフィルターとしてファイトしてさすがの存在感。クラーシはベンチでゆったりお休みできました。わざわざ呼ばなくても良かったような・・・。久々エリアも見せ場を作って今後楽しみではあります。

4戦連勝で予選は大分余裕の展開になってきました。来月はいよいよドイツとテストマッチ。スタメンとチームビジョンもだいぶ見えてきたんじゃないでしょうかね。スピッツ以外は・・・