水曜に行われたKNVB-BekerでフェイエノールトはN.E.C.相手にスペクタクルな勝利の末第3ラウンド進出を消えた。チームは最初の1分でビハインドを負ってしまったが、HT直前にテレンセ・コンゴロが同点ゴール。後半は両チームが共にゴールを挙げ、フェイエノールトのゴールはセク・シセ。そしてが決まったのは延長ロスタイム、レクス・インマルスが決勝ゴールを決めて大きな解放感をもたらした。
ホッフェルト・スタディオンで最悪のスタートを切ってしまったフェイエノールト。最初の笛が吹かれてまだ間もない左サイドからのFKがパフェル・スモフスのヘディングから、そのままコンゴロの頭に当たる。負傷したヨリス・マタイセンの代わりに出場したDFとっては不幸なことに、そのボールはファーサイドを向いていたランプルーの逆を突いてそのままゴールの中に消えてしまった。
あっという間のオウンゴールでピッチに倒れ込んだコンゴロだが、若きDFはそこから見事な立ち直りを見せる。ユース代表選手は非常にソリッドなプレーを見せただけでなく、自らの好プレーの勲章としてHT直前には貴重な同点ゴールをもたらした。ダリル・ヤンマートのミドルシュートを立ち足で巧みに逸らして1-1。
このゴールによって安堵したフェイエノールト。前半、チームは非常に守備的なN.E.C.相手に大きく優勢に立ってはいたが、大きなチャンスもほとんど作れなかった。ルート・フォルメルとケルフィン・レールダムがペナルティエリア内でのシュートチャンスに倒されるシーンがったが、どちらも主審 ポル・ファン・ブーケルがPKを取らず。
コンゴロの同点ゴールのおかげでフェイエノールトは同じやり方で自信を持って後半に入る。前半同様の積極性が追い風となると、再び結果としても現れる。60分過ぎにルーベン・スハーケンからの素晴らしいクロスをファーサイドのシセが決め、このゴールによってリードを得たのは順当と言えるものだった。
N.E.C.の監督 アレックス・パストールは失点直後にエクストラ・アタッカーとしてリロイ・ジョージを投入。この交代策が即座に結果を出し、シセのゴールから1分も経たない内に左サイドからのクロスをジョージが頭であわせて同点に。
このゴールによって規定時間残り30分、両チームとも全力で攻撃的なプレーを開始。しかし重大なチャンスはどちらも作れず、試合の決定は延長へ持ち越されざるを得なかった。
フェイエノールトは延長も長く緊張感ある試合を行い、サポーターがほとんどPK戦を覚悟した瞬間、延長後半のロスタイムに決勝ゴール。左サイドからのミケル・ネロムの素晴らしいクロスをフェルナンデスが頭で落とし、迷うことなくインマルスがゴール上部のネットへ強烈なシュートを叩き込んだ。フェイエノールトは大きな解放感に包まれ、主審 ファン・ブーケルが試合終了の笛を吹くのにそれから1分もかからなかった。
N.E.C. – Feyenoord 2-3 (n.v.)
Scoreverloop:
1’ 1-0 Kongolo (e.d.)
43’ 1-1 Kongolo
59’ 1-2 Cissé
60’ 2-2 George
120’ 2-3 Immers
Scheidsrechter: Van Boekel
Geel: Cmovs (N.E.C.)
Opstellingen:
N.E.C.: Babos; Will, Van Eijden, Cmovs, Breuer; Sno, Roorda (59’ George), Koolwijk (80’ Palsson), Foor, Platje en Rieks (109’ Ten Voorde).
Feyenoord: Lamprou; Janmaat, Kongolo, Martins Indi, Nelom; Vormer, Immers, Leerdam; Schaken (99’ Verhoek), Pellè en Cissé (81’ Fernandez).
http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20120926_nec_knvbbeker
ロナルド・クーマン
「PKのキッカーとしてインマルスの最初の2文字まで書いていたところだった。レクスの決勝ゴールは彼にとってもフェイエノールトにとっても非常に意味がある」
「試合全体を通して我々の方が優勢だったが、そう見てもらうよりも勝たなければいけない。N.E.C.は非常に守備的だったし、早々のリードの助けもあった。我々は何度か良いフットボールをしていたが、決めるべき時にまだシャープさが十分では無かった」
「今シーズンは昨年よりも長くベーカー戦に残りたい。だからもちろん我々はこの勝利に喜んでいるよ」
「両チームとも120分間プレーしたし、おそらく土曜にはまだ完全にフレッシュでない選手が何人かいるだろう。我々が層が厚いのはラッキーだ。これで不利になることは無いはず」
http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20120926_reactie_koeman
レクス・インマルス
「もちろんあの瞬間はホッとしたよ。ああいう時間帯に決勝ゴールを決めるのはとても嬉しいもの」
「僕らは正当な勝利だったと思う。1-2にしてからすぐ失点してしまったことが残念」
「今はまた前を向いていかないといけない。土曜にまたN.E.C.と試合をするし、この試合も振りかえるつもりはないよ。振り返っても意味はない。僕は自分の足で語るしかない」
http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20120926_immers_reactie_nec
テレンセ・コンゴロ
「僕のゴールはかかとでこすった感じ。右足だよ。多分右足で決めたのは初めて」
「CBの右でやっているのは監督の指示。僕は気にしてないよ。B1でもOnder19 オランイェでも何度も右CBでやっているからね」
ルーベン・スハーケン
「フェイエノールトでは1度キャプテンをやったことがあるけれど、あれは練習試合だった。だからプロの試合でキャプテンをやったのは初めてだよ」
「まだペッレと慣れが必要なのは確か。それはお互い様だね。彼は素晴らしいターゲットマンだし、その内良くなってくる」
「あんなにゴールを与えるべきではなかった。最初の不運だったけど、2点目はネロムが上手くなかった」
「PSV戦から立て直すという点では上手く行った。僕らは本当に良いプレーをしたと思う。ポジションプレーは素晴らしかったし、落ち着きを失わずにチャンスを作った。僕らは勝利に相応しかった」
苦戦しましたがなんとか勝利。ホッとしました・・・
結局チームの構成は大きく変わらず、クラーシとフェルフークを休ませただけ。フォルメルがまぁまぁのプレーを見せ、久々セクが力強いプレー。何よりも右サイドに戻った"キャプテン" スハーケンがマン・オブ・ザ・マッチ級の活躍をしたのが好印象。前線の組み合わせに今後影響するはずです。
いきなりのOGは完全に後ろに逸らしてしまったペッレの責任。フィニッシャーとして大きな期待はされていないものの、もうちょっとなんとかなってくれると嬉しいなぁと・・・。ただコンゴロは落ち込むことなく素晴らしいプレーを見せてくれました。前に出ていく勇気もあって今後楽しみです。2点目はいいクロスを入れられたものの、ジョージを一瞬見失ったネロムの責任か。
NECがあまり前に出てこなかったので優勢に試合を進められましたが、ジョージが出て一か八かの攻勢に出てこられるとかなり手を焼いていたので、土曜にどうなるか、という感じですねぇ。まぁ今日はレクスのゴールが大きかった!いろいろ言われてますが、大きな価値のある選手です。