今週火曜から木曜にかけて行われたKNVB-Beker第2ラウンドはアマチュアの健闘が光った。特に火曜はFC オス、フォルトゥナ・シッタルト、エクセルシオール、AGOVV、アルメレ・シティ FCの5クラブがホーフトクラッセル、トップクラッセル相手に敗退に追いやられる歴史的な一日に。
水曜にもFC Volendamがアマチュアクラブに敗れ、ジュピラーリーグのコップローパー ヘルモント・スポルトがXerxesDZBの前にPK戦の末に敗退。エールディヴィジのコップローパー FC トゥエンテもRVVH相手に後半ロスタイムゴールで"歴史的赤っ恥"を危うく逃れた。
そして木曜にはアマチュア最強チーム アヒレスがオランダ最高の資金力を誇るビッグクラブ PSV相手に素晴らしいプレーを披露。残り10分は完全に優位に立ちながらもチャンスを逃して1点差で敗退した。
KNVB-beker: 2de ronde
dinsdag
18.45 uur Go Ahead Eagles - VVV-Venlo 4-4 (2-2) s.s. 4-3
5' B. Linssen 0-1 / 38' B. Linssen 0-2 / 78' J. van der Linden 1-2 / 81' J. Suk 2-2 / 95' U. Nwofor 2-3 / 100' M. Kolder 3-3 / 118' J. Suk 4-3 / 120' U. Nwofor 4-4
主導権を取りに行ったGAEだが、vdリンデンとマルスマンのミスコミュニケーションからVVVが開始5分であっさり先制。その後もほとんどGAEがボールを回すも低調な出来でVVVに落ち着いて対応されると、40分前にはマエンパからのロングキックに再びゴール前でvdリンデンとマルスマンのミスコミュニケーションからリンセンに決められる悲劇的展開。
後半攻撃に多少シャープさが出てチャンスを作ったGAEは残り30分でアントニア投入。70分にアントニアにシュートチャンスもポスト直撃。攻勢を強めると78分にvdリンデンが見事なFKを突き刺してようやく1点差。ここから低調だった試合が突然ヒートアップし、誰もが予想できなかったクレイジーな展開に。80分にスクがこぼれ球を狙うと美しい軌道でゴール隅に決まって同点に。ヴィルツフットを投入してこの試合初めて前へとプレーを始めたVVV。終了直前、ヌウォフォルの突破からゴール前でメーウウィスが狙ったが、マルスマンとDFが必死の守りで間一髪クリア。
延長前半ファン・ハーレンのパスにヨッペンが抜け出し、クロスにヌウォフォルがあわせてVVV勝ち越し。しかしGAEもハウトコープのクロスにコルデルが見事なワンタッチで3-3。
延長後半開始直後、ファン・ハーレンのシュートがバーを叩いてゴールライン上に落ちるもラインは割っておらず。
残り数分、右サイドのアントニアからのクロスにゴール前スクが飛び込んでついに勝ち越し。しかしこれでも決まらず、ヌウォフォルへの縦パスにマルスマンが飛び出すも、間に合わずにかわされ、角度の無いシュートを決められてまたしても同点。
PK戦、先攻のVVVは一人目のファン・ハーレンが枠を外し失敗。その後両チーム成功を続け、VVVの5人目サイプをこの試合3回に渡り悲劇的なミスを繰り返していたマルスマンがセーブしてようやく決着。
悲劇的な内容の前半から終わってみれば素晴らしい試合となり、カップファイター GAEは今シーズンもエールディヴィジクラブを撃破。
ニック・マルスマン
「信じられない夜。こうして歓声を上げることができて僕はラッキー」
「もっと早く試合を終わらせたかったけど、僕のミスでPK戦まで行ってしまった。負けてたらチームとしてもとてもガッカリしていたところ。僕らは必死にスーパーファイトして、いまこうしてお祝いができる」
トン・ロコフ
「私は怒っている、当然だ。ゴー・アヘッドにはあらゆる敬意を払っているが、計4失点、そして2-0のリードを無駄にしたことは非常に未熟で非プロフェッショナル。エールディヴィジの選手として許されることではない」
ジェフリー・ライワカベシー
「怒りでいっぱい。2-0でリードしたらエールディヴィジのチームとしてそのリードを守らなければいけない。相手に苦しめられたのも確かだけれど、明日みんなとどう解決していくか話し合わないと」
「苦しいシーズンスタートの後のターニングポイントにしなければならなかったんだ。自信を取り戻すためにもベーカー戦でゴー・アヘッドと当たってみんな喜んでいたのに、そうならなかった」
20.00 uur Lisse - RKC Waalwijk 0-5
8' R. Sneijder 0-1 / 38' T. Chevalier 0-2 / 73' T. Chevalier 0-3 / 84' I. Najah 0-4 / 90' N. Boukhari 0-5
20.45 uur Roda JC - PEC Zwolle 0-1
108' F. Benson 0-1
30分過ぎにベンソンがペナルティエリア内でクルトに手を引っかけられて倒されたかに見えたが、ブロムがまさかのノーファール判定。
後半には抜け出したニメトをペナルティエリア内でアーフェスが手と足をかけて倒す明らかな一発退場もののプレーをブロムがまたしても信じられないノーファール判定。
Scheveningen - FC Oss 2-1 nv
Sparta - AGOVV 3-2
Sparta Nijkerk - De Graafschap 2-3
ピーター・ハイストラ
「重要なのは次のラウンドに進んだことだが、試合内容については非常にガッカリしている。もっと差を付けて勝たなければいけなかった」
JVC Cuijk - FC Eindhoven 2-4
Hollandia - Fortuna Sittard 1-0
Staphorst - Montfoort 2-0
ADO’20 - Almere City FC 4-1
VVOG - FC Emmen 0-0 s.s. 5-4
ONS Sneek - Excelsior 1-1, s.s. 5-4
レオン・フレミングス
「PK戦はくじ引き。残念だ。いい加減な守備であっという間に背負ったビハインドを取り返そうと必死にハードワークしたが、ミスが多くなってしまった。これは経験の欠如」
「同点後も力を尽くして決勝点を取りに行ったが、選手交代をしなければならなかったためにゲームへの粘りが失われてしまった。ニック・ソールスマがもう続けられなかったため、延長はずっと10人でプレーしなければならなかった。我々は良くやった」
woensdag
18.45 uur NEC - Feyenoord 2-3 (1-1) nv
1' Terence Kongolo 1-0 (E.D.) / 44' Terence Kongolo 1-1 / 59' Sekou Cissé 1-2 / 60' L. George 2-2 / 120' Lex Immers 2-3
NECは出場停止のコンボイに代わってヴィルを起用。フェイエノールトはクラーシとフェルフークを休ませてフォルメルとシセを起用。
開始30秒、NECの最初のFKがペッレ→コンゴロと頭に当たってOG。いきなりのビハインドを負ったフェイエノールトが引いてカウンターのNEC相手に一方的にボールを回し続けてるも、なかなかゴール前でチャンスを作れない展開。フォルメルがペナルティエリア内でスモフスに倒されたがファン・ブーケルはスルー。HT直前、CKのこぼれ球を後方のヤンマートが思い切ってミドルシュート、ゴール前にいたコンゴロがかかとでゴール隅に流して同点に。
後半も優勢に進めたフェイエノールトがスハーケンのクロスからシセが決めて逆転とするも、投入されたジョージが1分も経たずに同点ゴール。その後は一進一退の展開から両チームなかなかチャンスが生まれず延長へ。
延長後半、PK戦間違いなしの雰囲気のロスタイム、最後最後にネロムのクロスをフェルナンデスが落とし、インマルスが豪快に叩き込んで決勝ゴール!
アレックス・パストール
「負けるのはいつも辛いが、延長最後の数秒で負けるのは本当にどうしようもない。ちょっと感情的にさえなったが、いまはもう選手たちは責められない。彼らはしっかりとファイトしてくれた。消耗戦だったが、後半は我々の方にも流れがあったと思う」
「土曜にはデ・カイプでまたフェイエノールトと当たる。同じ姿勢でプレーすればこの敗戦のリベンジをすることもできるかもしれない」
リロイ・ジョージ
「そう、入ってファーストタッチが頭でゴール。ヘディングは僕のクオリティじゃないけど、得点できたのは嬉しいよ。その後も僕は攻め続けようとしたけど、本当に疲れてる選手がいた。PK戦になると思ったけど、最後の数秒で2-3にされてしまった」
20.45 uur FC Utrecht - Ajax 0-3
ユトレヒトがアグレッシブなプレーでチャンスを作るも、ミスを突く形で効率良くアヤックスがリードを広げる展開。後半途中、シュプレヒコールと爆竹でヒートアップしたスタンドをクールダウンさせるためにナイハイスが15分の中断。
バス・ナイハイス
「全くあり得ない事。ピッチを出てKNVBの大会指示者と電話し、FC ユトレヒトの人々とも安全面について話し合った。再開後は何も起こらずに済んで幸運だった」
ヴィルコ・ファン・スハイク
「変なことを言ってると思われるかもしれないが、我々はアヤックス・ファンの方が許せない。本当に彼らに責任があるわけでないが、切っ掛けが彼らにあるのは確か」
「中傷コールは残念ながら個人が行ったものではない。全員をスタジアムから追放処分にすることはできないが、我々はなんらかのアクションを検討する」
ヤン・ヴァウタース
「アヤックスを褒めるしかない。彼らのプレーはファンタスティックだった。いつスペースを作るべきか正確に理解しているMFたちあいてに我々は答えを見つけられなかった」
「我々はリーグ戦でまずまずのスタートを切っていたし、期待感は高かったが、こういう日のアタックと当たってしまっては選手は責められない。我々はまだこのレベルには対抗できない」
RVVH - FC Twente 0-1
タディッチを始め主力を休ませ、控え組とユース&ヨング組で臨んだトゥエンテだったが、トップクラッセル相手に試合を決める事ができず。終盤チャドリとカスタイニョスを投入するも、結局ロスタイムにRVVHのGKの致命的ミスからボールを奪ったカスタイニョスが決勝ゴール。
RVVH 監督 テオ・デ・ローン
「この結果は非常に辛い。我々はトゥエンテ相手にしっかりした組織でプレーしていた。ファンタスティックな環境で負ける理由は一つも無かった。最後の1分で敗れたのはとても残念。我々がトゥエンテに負けてガッカリしているという事実がこの試合の内容を象徴している」
RVVH GK ヤコブ・ファン・デン・ベルト
「死ぬほど辛い。みんなでずっと粘っていたのに、93分目に僕がミスをしてしまった」
ルク・カスタイニョス
「最後の最後にゴールできたけど、今日はトップフォームじゃなかった。僕らは自分たち自身を責めるべき。相手はとても良くやっていたけど、僕は本当に酷かった」
「試合の入り方がとても悪かった。簡単に考えすぎていたんだ。最後に決めてもう30分やらずに済んでよかった」
Kozakken Boys - sc Heerenveen 0-4
リーグ戦まだ未勝利のヘーレンフェーンはトップクラッセル相手に恥も外聞もなく5-3-2で戦い、久々の勝利。
マルコ・ファン・バステン
「今日はトラブルに陥ることはなかった。ボールを持った時も失った時も戦術的にしっかりやれていた。試合全体を通してボールを回る事も上手く行っていた。これは土曜のNAC戦へ自信になることを願っている」
「アルフレッド(・フィンボガソン)のことは喜んでいるよ。プレーを読むのが上手い優秀なスピッツ。4得点は彼にとって間違いなく嬉しいこと。元スピッツの私も、これが次の試合への自信になるのは知っている」
Rijnsburgse Boys - FC Volendam 1-0
Kloetinge - Telstar 0-4
Deso - Van der Hors - SC Cambuur 1-5
Willem II - FC Dordrecht 0-2
MVV - NAC Breda 1-3
Lienden - Heracles 0-4
Capelle - HBS 3-4 nv
Gemert - Vitesse 0-3
IJsselmeervogels - ADO Den Haag 0-2
GVVV - FC Groningen 1-2
XerxesDZB - Helmond Sport 3-3 s.s. 6-5
donderdag
Achilles '29 - PSV 2-3 (1-3)
アマチュア最強チームアヒレスが開始2分でザンカのミスを突いて先制。その後3点を返されたが、後半にはダーン・パーウがデライクを翻弄し、完璧に崩しての見事な2点目で試合に緊張感を取り戻す。数分後にワィナルドゥムがPKを獲得するもGK ディトヴィヒが見事にストップ。
負傷者が出てボールを蹴り出す際にスタンドのアヒレス・ファンの顔面めがけて全く不必要に強いボールを蹴るマルセロ。
80分、デライクとマルセロの恒例ハイボールの処理ミスからアヒレスが同点ゴールの大チャンスを得るも、スピッツ リフテルがワーテルマンとの1対1で枠を外す。終盤明らかにアヒレスが優勢に立って多くのシュートチャンス。85分にはスローインからパーウがゴール前でシュートもポスト直撃。
結局同点ゴールを決められなかったアヒレスだったが、フットボールファンに大きな印象を残して今大会を去った。
ディック・アドフォカート
「アヒレスは普通に3-3に出来ただろう。このレベルではあってはならない事。我々は普通に試合をきめなければいけなかったが、全員ポジションを捨てて捨てて動いていた。全く不要な苦戦。この試合のことは早く忘れたい」
AZ - SC Veendam 4-1
ヘルトヤン・フェルベーク
「へールケスは試合前にフェーンダムが素晴らしい結果を出すことはできると言っていたが、私は彼らがここに何をしに来たのか聞きたいね。この試合の彼らはほとんど説得力が無かった。3-0になるまで試合を変えようと努力することは無かったし、前半我々がもっとしっかり決めていれば6-1か7-1になっていても私にとって驚きではなかった。後半も我々が優勢で、テンポがいくぶん落ちただけ」
De Zouaven - EHC Hoensbroek 0-1
Deze 32 clubs gaan later vanavond in de koker voor de loting:
Eredivsie (13): PSV, AZ, Feyenoord, Ajax, FC Twente, Vitesse, SC Heerenveen, FC Groningen, ADO Den Haag, PEC Zwolle, Heracles Almelo, NAC Breda, RKC Waalwijk.
Eerste Divisie (9): FC Dordrecht, De Graafschap, Telstar, Cambuur, FC Eindhoven, FC Emmen, Sparta Rotterdam, Go Ahead Eagles, FC Den Bosch
Topklasse (6): Rijnsburgse Boys, HBS, Hollandia, ADO’20, Scheveningen, SWZ Boso Sneek.
Hoofdklasse (4): EHC, Xerxes, Staphorst, ONS Sneek
LOTING 3DE RONDE
FC Twente - FC Den Bosch
Vitesse - Staphorst
Sneek Wit Zwart - AZ
Xerxes - Feyenoord
ONS Sneek - Ajax
SC Heerenveen - Hollandia
PSV - EHC
RKC Waalwij - PEC Zwolle
ADO’20 - FC Eindhoven
Cambuur - Telstar
De Graafschap - Go Ahead Eagles
FC Dordrecht - Scheveningen
FC Groningen - ADO Den Haag
Rijnsburgse Boys - FC Emmen
Heracles Almelo - Sparta Rotterdam
NAC Breda - HBS
De derde ronde wordt gespeeld op dinsdag 30 oktober, woensdag 31 oktober en donderdag 1 november.