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グイデッティの活躍でフィテッセに苦戦の末の勝利

日曜午後に行われたエールディヴィジ第21節、フェイエノールトはジョン・グイデッティのホームゲームで3試合連続のハットトリックという類い希な活躍によって、苦戦の末にフィテッセに勝利した。この勝利は労せずに得られたものではなく、フェイエノールトの力強いスタートの後にフィテッセが優勢な展開を続けたが、試合終盤にグイデッティが3点目を決め、ビジターチームの夢幻も打ち砕いた。フェイエノールトはこのデ・カイプでの勝利で順位を4位へ上げている。

 

計算上、順位表でフィテッセに大差を付けるチャンスとあって、フェイエノールトは先週アウエーでN.E.C.を破った試合の様に序盤から大きな自信を露わにしたプレーを見せる。プレー困難なピッチでロナルド・クーマンのチームはビジターチームにデ・カイプで何かをつかめるという考えを持たせる瞬間を与えることなく、決めるべき時を辛抱強く待った。

 

この戦術によって30分までに2得点が生まれる。共に決めたのはジョン・グイデッティで、リーグ戦15点目と16点目。先制点は開始10分、彼のゴールとなったのはラッキーによるものだった。CKからケルフィン・レールダムがヘディングを放つと、ボールは最後にこのスピッツに当たってゴールの中へ。20分後にはグイデッティがペナルティ・エリア内でフランク・ファン・デル・ストライクに引き倒されて正当なPK。11mの位置に自らボールを置き、しっかりとシュートを決めた。

 

このゴールが前半のターニングポイントとなり、この瞬間からフィテッセがさらに主導権を取り始める。最初の30分間はビジターはエルヴィン・ムルデルの好セーブにあったアレクサンダー・ビュートネルのシュート以外チャンスは無かったが、前半終盤にはフィテッセは一気にピッチ上で最も危険なチームに。フェイエノールトは後方に重心を置き、ボールを前線でピープするのに苦労。その上股関節の負傷でヨルディ・クラーシがピッチを去ってしまった。

 

本当の大チャンスは間違いなくフィテッセ側にあり、ビジターチームはHT前に追い上げのゴールを決める。ケルフィン・レールダムがクロスに対して挙げた手にボールが当たったと判断した主審 サンダル・ゲズブユクによってPKが与えられ、元フェイノールダー ニッキー・ホフスがそれを決めた。

 

後半もフェイエノールトは試合のコントロールを完全に取り戻すことができない。難しいコンディションによってほとんどボールをキープできず、あまりにも多くボールを失った。フィテッセもまたボールをキープするのに苦しんでいたため、お互いプレーエリアの大部分は中盤に。

 

そのため後半は両チームとも落ち着きの無い印象。終盤までその印象は変わることなく、フェイエノールトに落ち着きを与えられる決定的なチャンスもルーベン・スハーケンが逃してしまう。フェイエノールトの素晴らしい攻撃からグイデッティがシュート、スハーケンがリバウンドに詰めたが、シュートは大きくバーを超えた。

 

ついに解放感が訪れたのは終了7分前になって。グイデッティがこの試合3点目、そして今シーズン17点目のシュートを決め、試合も決めた。スハーケンのパスで完璧な決定的ポジションに入ったスピッツは冷静なシュートでピート・フェルトハイゼンの横を抜いた。

 

Feyenoord – Vitesse 3-1

 

Scoreverloop:

12’ 1-0 Guidetti

31’ 2-0 Guidetti (strafschop)

41’ 2-1 Hofs (strafschop)

83’ 3-1 Guidetti

 

Scheidsrechter: Gözübüyük

 

Geel: Velthuizen (Vitesse)

 

Opstellingen:

 

Feyenoord: Mulder; Leerdam, Vlaar, Martins Indi, Nelom; El Ahmadi, Bakkal (84’ De Vrij), Clasie (37’ Mokotjo); Schaken, Guidetti en Fernandez (64’ Cissé).

 

Vitesse: Velthuizen; Van der Struijk, Kashia, Kalas, Van Aanholt; Chanturia (68’ Aborah), Van Ginkel, Van der Heijden, Büttner; Hofs (75’ Reis), Havenaar.

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20120212_verslag_vitesse

 

 

ロナルド・クーマン

「この試合は我々がチームとして成長したのが見えた。シーズン序盤の我々はこういう試合に勝てなかったが、今はアグレッシブさ、効率の良さ、良い守備をベースに勝つことができる。これはこのチームが成長してきたことを物語っている」

 

「前半はフィテッセの方が優勢で、我々は支配的なプレーができていなかった。後半のにもいくつかそういう時間帯があった。フィテッセがボールを持った時に戻りすぎてしまい、あまりに大きなスペースを与えてしまった。2-0の状況でのプレーができていないと感じた。後半は相手によりプレッシャーを与え、良くなったと思う。フィテッセより我々の方がアグレッシブだった。そうやって3点目に近づいていった」

 

「3-1で勝ったのだから落ち込むことはないが、我々は試合に入っていなかったし、雑で期待通りではなかった。上位争い、首位争いに加わってはいるが、我々は他のチームより劣っておりそれを楽しめる立場ではない。今日は5位、6位へ向けて良いステップになった。それが目標だからね」

 

「ホームで3試合連続ハットトリックは普通じゃないね。ジョンは1チャンスあれば1点。彼のような選手がチームにいるのはとても大きい」

 

フェイエノールトの誰もが彼がもう1シーズン残るのを期待している。もちろん私もだ。だが我々には彼を買う可能性は無い。マンチェスター・シティが彼をどうするか?それが問題。我々は待つしかない」

 

第4審判にボール交換を提案し、交換直後に先制ゴール

「オランイェボールはプラスチックのような感触があるんだ。ピッチにほとんど雪はなかったし、普通のボールでやれると思った。直後に我々が得点を決めたからファン・デン・ブロムは楽しくないだろうけどね、ハハ」

 

「我々は1試合1試合やっていかなければいけないし、もっっとパフォーマンスを安定させることに気を向けないといけない」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20120212_reactie_koeman_vitesse

 

ジョン・スーパーグイデッティ

ホームゲーム3試合連続ハットトリックはCees Groot (Ajax)に続いて2人目。1シーズン3回のハットトリックは2005/2006のディルク・カイト以来。

 

「今夜以降も両足を地に付けてやっていかないといけない。デ・カイプが僕にとってスペシャルなのは事実。今日からは完全にそうなった。チームメイトやファンに感謝しないといけないね。彼ら無しにはこの記録は達成できなかった」

 

1点目は運が良かったと賛同

「あれはCKから素晴らしいヘディングをしたケルフィンの記録になるべきゴール。僕はボールを止めてしまったと思ったけど、ゴールの中へ飛んでくれた。僕はスピッツだから、そうなればもちろん自分のゴールだと主張するよ。重要なのはボールがゴールの中へ入ったこと」

 

「1試合1試合やっていかないといけない。野望はあっても口に出さないよ。見てよ、素晴らしいじゃないか。このファンは何にもかえられない。何があっても彼らは毎週集まってくれる。誰も僕らを信じなくても、ファンは信じてくれる。彼らこそティトールに相応しい。彼らは本当に素晴らしい。僕はデ・カイプでプレーするのが大好き。この雰囲気は本当にファンタスティックだ。彼らのためにカンピューンになれたら素晴らしいことだろう」

 

オトマン・バッカル

「今日は3ptsが何よりも重要だった。これでフィテッセに8pts差をつけたからね。ベストのフットボールではなかったぇど、今日はリードを守るためにファイトした。上手く行って良かった」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20120212_reactie_guidetti_vitesse

 

エルヴィン・ムルデル

「この数週間は上手く行っていると言うほか無い。チームとクラブのために力になれてるのが嬉しいよ」

 

「今日は重大な試合だった。僕らは良いフットボールはしてなかったと思うけど、全ての場所でファイトしていた。直接の競争相手に3-1で勝って8pts差を付けたんだから満足できる」

 

 

期待通りのプレーではなかったものの、とにかく再び3pts。喜ぶべきは決定力のあるスピッツの存在。ますます署名が集まります。

あまりに雑なプレーが多かったのはピッチコンディションでいろいろあるでしょうが、2点差つけてクラーシがいなくなってみんなで下がって守りに入ったのが大きな失敗。クラーシがいないと後半は競り合いに勝てる選手がほとんどいないという悲惨な状況に。まぁモコチョが代わりになるなんて一瞬も期待してなかったですが・・・。ゴール前で決定的なチャンスはほとんど作られなかったのが幸いでした。クラーシは月曜に検査ということで、軽傷を祈ります。

 

みんな良くやってましたがエルヴィンとクラーシとグイデッティでなんとかなってるチーム。レールダムはビュートネルにかな~り苦戦。中盤もかなりホフスにやられてました。ギオンはやっぱりサイドじゃ苦しいか、次はセクがスタメン復帰でしょう。スハーケンの決定力は最初から期待してませんが、マカーイさんが泣いてます。

 

とりあえずホーム連戦が終わるまで順位はあまり考えない事にちて、次節は土曜日にデ・カイプでRKC戦。ワールワイクでも苦戦したようになかなか難敵。