フェイエノールトはスペインでのトレーニングキャンプをFC バーゼルとの3-3の引き分けで締めくくった。マルベラ・フットボール・センターでスイスのカンピューンに対してジョン・グイデッティ(2)とルーベン・スハーケンがゴール。ロナルド・クーマンのチームはシーズン後半戦へ向けての最後の練習試合で力強いスタートを切ったが、HTは3-1で折り返し。しかし後半に試合を振り出しに戻した。
スペインで素晴らしい立ち上がりを見せたフェイエノールト。15分前にグイデッティがモコチョのパスから先制点を決めたが、その前にもこのスウェーデン人スピッツがバーを叩き、ジェルソン・カブラルとアフリカカップ参戦のカリム・エル・アマーディのポジションでクーマンがチャンスを与えたモコチョにも大きな決定的があった。
先制点の直後にもルーベン・スハーケンのゴールがグイデッティのオフサイドで取り消されたが、その後フェイエノールト優勢の試合は流れが変わってしまう。忍耐強いバーゼルが前半中頃にXherdan Shaqiriのスペースを突いたパスに飛び出したZoua Daogariのシュートで同点に。
フィジカルの強いこのセントルムスピッツはHT直前にもペナルティ・エリアでのMarkus Steinhoeferが作ったチャンスを決めて3点目。前半最後の20分間にもバーゼルはカウンターアタックスからFW Scott Chipperfieldのゴールでリードを奪っていた。
後半のフェイエノールトはAユニオールのテレンセ・コンゴロとマテュー・ステーンフォールデンのCBコンビで同点ゴールを目指す。幸運もすぐさま54分にスハーケンのシュートがDFに当たってコースが変わり、バーゼルのGK Marcel Herzoglの逆を突いて1点差に。
ここから両チームとも勇敢なプレーを見せると、決して優勢ではなかったがフェイエノールトが同点ゴール。素早いリスタートからグイデッティがつま先でのシュートで再びHerzoglを破り、数百人のフェイエノールト・サポーターが歓声を上げた。
終盤は両チームとも決勝点を目指し、バーゼルの途中出場 Genseric KusungaがCKから強烈なヘディングであと一歩に迫ったが、途中出場のGK コスタス・ランプルーがセーブ。フェイエノールトはバーゼルとの引き分けでマルベラでのトレーニングキャンプを成功裏に終え、日曜にロッテルダムに戻る。
FC Basel – Feyenoord 3-3
Scoreverloop:
18’ 0-1 Guidetti
25’ 1-1 Zoua Daogari
33’ 2-1 Chipperfield
45’ 3-1 Zoua Daogari
54’ 3-2 Schaken
66’ 3-3 Guidetti
Scheidsrechter: Pino Blanco
Geel: Nelom, Steenvoorden, Martins Indi en Kongolo (Feyenoord), Shaqiri, Cabral (FC Basel)
Opstellingen:
FC Basel: Herzogl; Degen, Abraham (60’ Kovac), Dragovic (60’ Kusunga), Steinhoefer (70’ T. Xhaka); Shaqiri, Huggel (60’ Cabral), G. Xhaka, Stocker (46’ Buess); Zoua Daogari en Chipperfield (70’ Pak).
Feyenoord: Mulder (70’ Lamprou); Leerdam, Vlaar (46’ Steenvoorden), Martins Indi, Nelom (44’ Kongolo); Mokotjo (70’ Trindade De Vilhena), Clasie (59’ Swerts), Bakkal; Cabral (46’ G. Fernandez), Guidetti (70’ Achahbar) en Schaken (80’ Manu).
http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20120114_verslag_basel
ロナルド・クーマン
「相手は決して最強のスタメンではなかったが、それでもCLレベルの相手。それに3-3は悪くない。だが何より重要なのは我々がとても良い1週間を送れたということ。振り返って見て素晴らしいトレーニングキャンプだったと言える」
「前半20分過ぎからはCBのコミュニケーションがなさ過ぎたからもっと良くなければならない。組織としては我々良かった」
「ユースの選手たちを賞讃したい。彼らのおかげで我々は勝負に戻せた。みんな素晴らしい才能を持っているし、良くやってくれている。どれだけ早くブレイクできるかは彼ら次第。いずれにせよ我々はそれに対して道を開けている。火曜の午後にはオランダでまた一緒にトレーニングをするよ」
http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20120114_koeman_basel
ルーベン・スハーケン
「相手に当たってコースが変わってのゴールだから、運が良かったね。でもゴールを決めるのがFWにとっては何より」
「チームとしては満足できる内容。みんなでハードワークしたし、CLに参加しているバーゼル相手に3-3は良い結果だ。特に僕らはたくさん若手が出ていたしね」
「ユースの選手たちは素晴らしいモノを見せてくれた。彼らの才能は分かっていたけど、ここまでやれるとは。決して他の選手たちに劣っていなかった。もちろんまだ学ばなければならないことは多いが、ベースはできている」
http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20120114_basel_schaken
マッツ、シセ、ダニはベンチ入りせず。シセが微妙に別メニュー続いているのが心配です・・・。
問題のエル・アマーディのところは前半モコチョ、60分からレールダム。ボールを持った時のモコチョの才能は疑いようがありませんが、安定感でいうとまだレールダムの方があるので、ジルが血迷わなければそっちの方が良い気がしないでもない・・・。あと1週間でクーマンがどう判断するか。ネロムが前半途中で痛み、フラールも股関節が痛かったようでHTに退きましたが大した事はないでしょう、多分。キャプテンマークはクラーシ→バッカルと無難な経路。
カメラがかなり遠かったので何がどうなってたのかよく分からないんですが、プレスは効いていたようですし、グイデッティが相変わらず好調なのは心強い。スハーケンも左サイドがかなり板についてきてました。カブラルは「僕は良くできてたと思うけど、監督の考えは違ったらしくて替えられた」とのこと。
ユース組ではマテューとコンゴロのCBコンビがなかなか光ってたような。マテューはフットボールができるタイプで将来性ありそう。まぁレキクがいれば一番良かったと未だに思いますが・・・。ユース組が即セレクションに昇格、というのはどうやら現状無さそうで、怪我人次第という雰囲気。マヌはあるかな?まぁO/19もカンピューンスハップを争っているし、O/19オランイェでEKもあるのでそっちで頑張って成長して貰うのも良いのではないかと。
vハーレンの怪我が痛いもののトレーニングキャンプは無事終了。いよいよ来週からシーズン後半戦です。