フェイエノールトは土曜にマルベラでのトレーニングキャンプを締めくくるFC Baselとの練習試合を行い、旅行してきた多くのサポーターの声援をうけたもののマルベラ･フットボール･センターにおいて1-0で敗れた。唯一のゴールは15分過ぎにMarco Strellerによるもの。
FC Baselが国際舞台で洗練された相手であることは前半の内に明らかに。過去4シーズンでランズカンピューンを戴冠し、今年のCLでもChelseaを2回破ったスイス人たちはボールを持った際の説得力は全く無いものの、前半半ばに1-0とリード。Marco StrellerがStephan Andristのクロスをファーポストで押し込んだ。ただこのゴールがこのFWのラストプレートなり、ポストに衝突した彼はGiovanni Sioと交代を余儀なくされた。
このゴールはFC Baselのカウンターの一流ぶりを示したものであり、直前にはロッテルダマースの中盤でのボールロストがあった。しかしフェイエノールトがスイス人たちに劣っていないのも確かだった。チームは容易にボールを回し、前半最も危険な選手だったルーベン･スハーケンが良いチャンスを数回創り出していた。0-0の段階で彼のクロスがグラツィアーノ･ペッレの頭に届いたが、このヘディングはGK Sommerの手によって弾き出されてしまった。
その後スハーケンの見事なミドルシュートをSommerがかろうじてポストに当ててCKに逃れたシーンもゴールにあと僅かだったが、フェイエノールトはHT直前には最大のチャンスを得る。ジャン･パウル･ボエチウスが左サイドを突破しペッレにボールを渡すも、ここまで大きなフラストレーションを溜めていたスポッツのシュートはFC BaselのDFにブロックされた。
後半も意欲的に同点ゴールを目指すフェイエノールト。ボエチウスのクロスをペッレが至近距離からのヘディングで狙ったが、このイタリア人のフィニッシュは再び不運な結果に。一方でスイス人たちも後半開始直後にフレッシュな戦力をピッチに投入し、カウンターからSioに数回の好チャンス。終了15分前にはSalah Ghalyが試合を決める所だったが、彼のミドルシュートはフェイエノールトにとってポストの当たり所が良く、枠外に消えていった。
この次点でロッテルダマースのチームはクーマンのスタメンから11人が入れ替わり。監督は70分にスタメンを全て交代させ、他の選手たちに出場機会を与えた。特にAユニオールのロドニー･ロペス･カブラル(右バック)とリック･デッカー(右MF)の投入によってチームは敗戦を避けるかに思われたが、終盤の大チャンスもフェイエノールトのものにはならず、実りの多かったマルベラでのトレーニングキャンプは僅差の敗戦で幕を閉じた。
FC Basel – Feyenoord 1-0
Scoreverloop:
16’ 1-0 Streller
Geel: Philipp Degen (FC Basel)
Opstellingen:
FC Basel: Sommer; Philip Degen, Ajeti, David Degen, Delgado, Streller (17’ Sio), Safari, Andrist, Elneny, Xhaka en Ritter.
Feyenoord: Mulder; Janmaat, De Vrij, Mathijsen, Martins Indi; Clasie, Immers, Vilhena; Schaken, Pellè en Boëtius.
Na 70 minuten: Lamprou; Lopes Cabral, Van Beek, Kongolo, Nelom; Dekker, Bakkal, Goossens; Verhoek, Te Vrede en Armenteros.
http://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/wedstrijden/feyenoord-fc-basel/verslag
ロナルド･クーマン
「技術的にも身体的にも強い相手に対して我々は劣っていなかった。攻撃面では我々の良い所が出ていたが、最後の段階で正確さに欠け、運も無かった。あまりに簡単にゴールを許してしまったが、良いモノは見れた」
「彼らは伊達に何年間もCLでプレーしていない。技術的、身体的に強い相手であり、試合をどうプレーし、どう勝たなければならないかを知っている。待ち構えるプレースタイルから決めるべき瞬間を決めることにかけては一流。その点で我々にとってこの試合は良い教訓であり、有益なテストだったのは間違いない」
「我々にとって良いトレーニングキャンプだった。このフィーリングを持ってリーグ戦再開に向かうが、来週のユトレヒトで準備ができていることを実際に見せなければいけない」
http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/koeman-goede-test-tegen-sterke-tegenstander
ヨルディ･クラーシ
「僕らはゴールを決められず、彼らは僕らのミスを即罰したという差。非常に大人びたチームでほとんどミスをせず、素早いカウンターを決められる。これはトップレベルでの多くの経験を積んだ結果。欧州戦の無い僕らの劣っているところだ。だからこの試合は僕らにとって良い勉強だったよ」
「前半の内容からは自信を得られる。2，3回ボールを決める事もできたはずだけど、それができなかった。効率性が低すぎるのは前半戦多くの勝ち点を落とすことになった問題点でもある。その点で前へ進まないと」
「たくさんハードトレーニングをしたし、この試合はリーグ戦再開へ良いテストになった。フェイエノールトはこの数年ウィンターストップ明けに良いスタートを切れてないけど、過去を振り返っても意味は無い。来週はしっかりやらないと」
http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/clasie-spreekt-van-leerzame-oefenwedstrijd
