Mijn Feyenoord

Feyenoordを中心にNederlands voetbalを追いかける

ワールワイクで難を逃れる

日曜午後におこなれたエールディヴィジ第14節、フェイエノールトは終盤力強いプレーを見せてRKCになんとか勝利。ロナルド・クーマンのチームは前半不当なリードを奪われ1-0で折り返したが、残り15分からジョン・グイデッティと途中出場ジェルソン・カブラルのゴールによって1-2とした。それ以前にRKCはロベルト・ブラーベルへのレッドカードで10人になっていた。

 

RKC戦への準備期間に、今シーズン チームの不安定さが話題になっていたのは理解していたロナルド・クーマン。良い試合の後はいつも調子を続けられないフェイエノールトに対し、先週日曜のフィテッセ戦4-0の後、彼はこの1週間ワールワイクでも調子を継続させようとしていた。

 

だがマンデマーカース・スタディオンでの彼のチームのプレーは、先週のアーネムでのような説得力のあるものではほとんどなかった。HTまでほとんどチャンスを与えないものの、自分たちのフットボールもテンポが遅すぎて本当に大きなチャンスを作るまでには至らなかった。RKCが前半唯一のチャンスを逃さなかったため、フェイエノールトは1-0のビハインドで折り返すことに。

 

RKCのゴールは大部分アディル・アウアサルの貢献によるもの。今シーズン フェイエノールトからレンタルされているMFはペナルティ・エリアにドリブルで侵入すると、スピッツのリック・テン・フォールデへ完璧なクロス。テン・フォールデはインサイドで合わせるだけだった。

 

RKCはこのリードで後半は自陣を固め、カウンターに賭ける体勢に。それは60分、オトマン・バッカルへのタックルで主審 ケフィン・ブロムがロベルト・ブラーベルにレッドカードを与えた後さらに顕著に。その直前フェイエノールトには途中出場ジェルソン・カブラルのクロスからカリム・エル・アマーディに決定機があったがポストの外側に。

 

エクストラFW アナス・アシャバールの投入でラスト30分間はRKCをゴール前に押し込む。それでもロッテルダマースのプレーテンポは大きなチャンスを作るほど十分に速いものでは無かった。

 

しかし残り15分、ジョン・グイデッティのクラッセな個人技で同点ゴールが生まれる。エル・アマーディからペナルティ・エリアでボールを受けたスピッツは、自分のためのスペースを巧みに作るとGKズートの手の先を抜くゴール隅へ美しいシュートを決めた。その3分前にはエル・アマーディが遠目から狙ったが、再びポストに弾かれた。

 

残り15分、次のゴールを狙いつつも、同点でも少なくとも満足という姿勢に見せたフェイエノールト。攻撃的プレーは雑だったものの、途中出場のカブラル一人の力で試合終了7分前に決勝ゴール。中盤でボールを得たカブラルは、力強いドリブルで攻め上がり遠目から思い切ったシュートを放つと、ボールはDFに当たって綺麗なカーブがかかり、GKは一歩も動けずネットを揺らした。

 

RKC Waalwijk – Feyenoord 1-2

 

Scoreverloop:

36’ 1-0 Ten Voorde

76’ 1-1 Guidetti

83’ 1-2 Cabral

 

Scheidsrechter: Blom

 

Geel: Bakkal, El Ahmadi, Nelom (Feyenoord), Van Peppen, Duits (RKC Waalwijk)

 

Rood: Braber (62’, RKC Waalwijk)

 

Opstellingen:

RKC Waalwijk: Zoet; Bandjar, Drost, Martina, Van Peppen; Sno, Braber, Duits (53’ Ramos), Aussar (83’ Meijers); Ten Voorde en Castillon (66’ Van Hout).

Feyenoord: Mulder; Leerdam, Vlaar, Martins Indi (69’ Achahbar), Nelom; El Ahmadi, Clasie, Bakkal; Schaken, Guidetti (88’ Mokotjo) en Cissé (55’ Cabral).

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20111127_wedstrijdverslag_rkc

 

ロナルド・クーマン

「topでもflopでもなかった。中味の無い勝利。しかし我々にとっては価値のある、励まされる勝利だ」

「スタートは良くなかったと思うが、後半からプレーが良くなり出した。ビハインドを負ってはいたが、我々は後半ボールに激しくプレッシャーをかけ続けた。やらなければならないことをやり続けたんだ。それは賞讃に値する。我々が忍耐強さを見せた結果RKCは10人になり、最終的に実を結んだ。」

 

「もちろんプレーできないのはカブラルにとって失望だろう。しかし失望もフットボールの一部。こういうふうに選手がそれとつきあえたらとても良い。我々がこの試合に勝てたのは非常に安心できること。大きな自信になる」

 

ジェルソン・カブラル

「今日決勝点を決められてラッキーだったよ」

「ベンチでもピッチにいつでも入れる感覚は持っていた。多分前よりもすんなりと流れに乗れたと思う。もちろん決勝点を決められたのは嬉しい」

 

ジョン・グイデッティ

「普通ならボールを失わない選手たちが今日は足元でボールを滑らせていた。フットボールにはこういう日もある。何も手にできなかったらとても酷い気分になっただろうけど、僕らはみんなでハードワークを続けて3ptsをつかんだんだ」

「オランダのフットボールに慣れるのに時間が必要だった。オランダとイングランドのリーグは全く違うからね。それに僕はイングランドではリザーブでプレーしていた。ここに来てからもしばらくフィットできなかったのはそのせい。あとチームメイトとの連携もどんどんどくなっている」

「来週はビッグゲーム。簡単では無いだろうけど全力を尽くすよ。ファンのサポートも期待しているよ。みんなで僕らを支えてくれるはず。GKに1度ボールを戻したからって試合開始5分でボーイングをされても何にもならないからね。日曜はファンの力が必要だし、みんなが僕らを後押ししてくれることを期待している」

 

 

"Top of flop"とか「totoファン泣かせ」とかいろいろ言われましたが結局不安定さは今回も変わらず。まぁこういう試合を一つ勝てたという事で良しとしましょう。逆に考えれば来週また良くなる気がしないでもない。

 

今日もほとんどフットボールになりませんでしたが、ステファンの代わりがブルーノだったせいでも何でもないのも明らか。本当にどうにかならないんだろうか・・・。特に中盤は4対3でスノが余ってたため、なぜかサイドで余るネロムがマーク役になってましたがかなりの混乱模様。20分くらい非常にドタバタ危なっかしい感じでした。RKCフットボールできるチームなのは分かってましたが、予想よりも差があったのはちょっと残念。

 

NEC戦同様100%のチャンスは作れなかったので決めた二人を心の底から賞讃。特にグイデッティは新のフェイエノールトスピッツとして何よりも必要な資質「情熱と信念」を兼ね備えている素晴らしい選手です。これがレンタルじゃなかったらカイト並みに愛される選手になりますが、レンタルでもすでに十分それに近い人気者。あの情熱で周りを引っ張っていくくらいの働きを期待したくなります。

 

スタメン落ちカブラルも意地のゴール。クーマンは依然スハーケンを愛用してますが、彼を外すのはやはりもったいない。グイデッティ同様「俺がやってやる」というメンタリティを持った選手なので、いろいろあってもやはりいつもスタメンで見たい選手。まぁ次は戻るでしょう。

 

さぁ来週はいよいよ前半戦の山場。何が起きるかは言うまでもありません。ステファンが戻って来れそうという話に期待しつつ1週間待ちます。