フェイエノールトが公式戦4試合連続で敗れたのは2008年12月が最後。現在3連敗中と低調なパフォーマンスによって、明日のフィテッセ戦へ向かうロッテルダマースの旅には大きな疑問符が付いているが、「僕らはまた胸を張って前へ進まないと行けない。この下り坂は全く必要のないものだ」とエル・アマーディは語る。
デ・カイプでのトレーニング後、カフェプレスに座っているエル・アマーディの数m後ろで、監督ロナルド・クーマンはこのモロッコ人選手が今のフェイエノールトにどれだけ重要な存在かを話した。
「エル・アマーディはコンスタンにパフォーマンスを発揮している。彼はチームのフォームに影響されないんだ」
彼には明日のアーネムでのフィテッセ戦でフェイエノールトを再び正しい方向へ戻す事が求められているが、ゴー・アヘッド・イーグルス戦、FC フローニンゲン戦、NEC戦と続く悪い流れを、フィテッセとのタフなアウエーゲームで断ち切れるだろうか?
「僕はアーネムでのフィテッセとフェイエノールトは50-50だと思うよ。ここまで3試合の僕らが悪い方へ行っていたのは分かっているけど、いま僕らが危機的状況のように言われているのは馬鹿げてる。だってたった3週間前のアレナでのアヤックス相手のプレーには誰もが賞讃を贈ったんだから」
だがこの現状については説明できる?
「ゴー・アヘッド・イーグルス戦でのベーカー・トーナメント敗退はもちろんとても悪いサインだった。でもその後もリーグ戦ではまだ僕らは良いところにいたんだ。FC フローニンゲン相手に10分で絶望的状況になってしまった。明らかにあの敗戦は大きかったけれど、それでも下り坂に入っているという話にはならないよ。NEC相手のホームでの負けは普通にいけば決してあり得なかった」
トレーニングでのフェイエノールトの選手たちを見ると、6週間前とここ数週間では明らかに違いがある。
「言いたい事は分かるよ。いまはちょっと気持ちが落ちて頭が下がってしまっている。良いシーズンスタートを切った後はみんな胸を張って走っていたからね。早くあの状態に戻さないといけない。このチームはそのクオリティを見せなければならないんだ。全てが上手く行ってる時にだけ自分たちのベストのプレーが見せられる、という事ではいけない」