Mijn Feyenoord

Feyenoordを中心にNederlands voetbalを追いかける

AZ相手に10人で今シーズン初の敗戦

フェイエノールトは日曜午後にエールディヴィジ首位に立つことはできなかった。ロナルド・クーマンのチームはアルクマールでAZに前半0-1とリードも、後半2失点で2-1と敗れた。AZの2点目の前にはケルフィン・レールダムへのレッドカードでフェイエノールトはカブラルは10人に。またカイ・ラムスタインが前半途中でロイ・ベーレンスとの競り合いの際に左膝を捻り、負傷し交代した。

 

出だしの15分間AZの激しいスタートダッシュに晒されたフェイエノールトホームチームは序盤から飛ばして一気に決めようとしたが、ロナルド・クーマンのチームはしっかりとした組織で対抗し、序盤こそAZに優勢に立たれたが、本当のトラブルには陥らなかった。

 

AZは監督 ヘルトヤン・フェルベークが望むコンビネーションプレーは見せるも、ブレッド・ホルマンの遠目からのシュート(枠の横)、ラスムス・エルムのFK(ダニ・フェルナンデスがゴールライン上でクリア)以外ににほとんどチャンスは得られず。これがフェイエノールトにとって大きなメリットになった。

 

今シーズン初めて3スピッツではなく2スピッツを採用したクーマンだが、それが功を奏す。フェイエノールトの戦術にAZは度々対応できず、前半は遠目からのシュートだけに。逆にカウンターに賭けたフェイエノールトは、ルーベン・スハーケンのスピードを最大限に活かすことができた。

 

HT10分前にこのウィンガーからゴールが生まれる。右サイドでシモン・ポウルセンを抜き去るt、低い弾道の見事なクロス。ゴール正面で待ち構えたバッカルがしっかりとゴールネットの上に叩き込んだ。

 

しかし後半はゆっくりとしかし確実にAZが優勢に。後半開始10分でロイ・ベーレンスがあわや同点の場面を作るが、シュートはゴール前を通り抜けた。だがその5分後、FKのスペシャリスト ラスムス・エルムが壁を越えてゴール隅にシュートを決めて同点に。

 

同点後、主審 ポル・ファン・ブーケルの短時間での二つのジャッジに助けられてAZはさらにペースアップ。60分過ぎにペナルティ・エリア内でスハーケンが倒されたがファールは取られず、その5分後にレールダムがディルク・マルセリスへのタックルにはレッドカードという重い罰。このカードが試合の行く末を決定づけた。

 

クーマンは残り20分のやり方をハッキリさせるために、即座にグイデッティを下げて中盤にカモヘロ・モコチョを投入。しかし10人のフェイエノールトにとって残り時間はあまりに長く、実際終了5分前にブレッド・ホルマンに決められてしまう。このオーストラリア代表FWは5分前にヘディングをムルデルにゴールライン上で止められていたが、今度は右サイドからのクロスをファーポストでヘディングを叩き込んだ。

 

AZ – Feyenoord 2-1

Scoreverloop:

36’ 0-1 Bakkal

60’ 1-1 Elm

85’ 2-1 Holman

 

Scheidsrechter: Van Boekel

 

Geel: Schaken, De Vrij, Martins Indi, Bakkal (Feyenoord), Wernbloom (AZ)

 

Rood: Leerdam (68’, Feyenoord)

 

Opstellingen:

AZ: Esteban; Marcellis, Viergever, Moisander, Poulsen; Wernbloom, Elm, Maher; Beerens (73’ Gudmondsson), Altidore (69’ Benschop) en Holman.

Feyenoord: Mulder; D. Fernández, De Vrij, Vlaar, Ramsteijn (27’ Martins Indi); Leerdam, Clasie (84’ Van Haaren), Bakkal, El Ahmadi; Schaken en Guidetti (71’ Mokotjo).

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20110925_az_verslag

 

ロナルド・クーマン

「負けた気はしないし、選手たちを責めることも私には何一つできない。それどころかチームを大いに褒めてやらないといけないと思うし、誇らしく感じるほどだ。敗戦後にこう感じられるのはかなり久しぶり。メディアは試合前にこれはテストだと行っていたが、もしこれがテストだったとしたら、我々は敗れたと言っても合格だろう」

 

100%フィットしてないカブラルをベンチに下げて戦術を変更。

「我々は自分たちのプランをしっかりと実行できた。ルーベン・スハーケンのスピードをとても上手く活かしていた。そこからゴールも奪えたが、もしかしたらもっと決めれたかもしれない」

 

エルムのFKで同点に。

「AZのセットプレーがとても強力なのは分かっていた。しかしあのシュートは見事だった」

 

試合を決めた二つのジャッジ。

「レッドカードが正当かどうかと言う疑問は別にして、レールダムは中盤のあのポジションで当然リスクを冒すべきではなかった。無茶なタックルだ。マルセリスが踏ん張っていれば足を折っていたかもしれない。あのポジションのプレーとしては賢明ではなかった。あのカードの後、我々は押し込まれて結局2-1にされてしまったが、常に普通よりも悪い方を考えれば、審判のせいにすべきではないだろう」

 

カイ・ラムスタインの怪我。

「重傷に見えるが、月曜に検査をしてハッキリするだろう」

 

カタコンベでは勝利を祝うAZの選手たちを待った。

「ほとんどの選手たちは私のAZでの短い期間に知っている。彼らとは良い関係を築けた。特にブレッド・ホルマンとはね。残り5分で彼が決勝点を決めたのは残念。でも彼を妬むことはしないよ」

 

ロン・フラール

「エルムのFKまでは僕らが試合をコントロールしていた。あのゴールがこの試合のターニングポイントだった」

 

「僕らが今シーズンこれまでAZレベルの相手に当たってこなかったのは事実。僕自身はこの試合をテストとは見ていなかったけれど、僕らは良いフットボールをしたし、あらゆる所でファイトした。チームとしてしっかりやれたことは今後への自信になる」

 

オトマン・バッカル

「今は試合に負けた失望感に支配されている。ゴールは嬉しいけど、僕らは何も得られなかったから辛い気持ちでいっぱいだ」

 

「チームにはとても素早く溶け込めた。比較的若いチームだけど、この数週間でフェイエノールトには多くのクオリティがあるのは良く分かったよ」

 

 

判定は全く抜きにしても微妙な後味ですが、とにかく負けは負け。前半AZに疲れがあるのか、「あれ、こんなものかな」と思いましたが、後半は普通に圧倒されて10人になってからはさすがのコンビネーションプレーで崩されまくり。懸念のベーレンスサイドは、前半ラムスタインが「中に抜かれなければOK」的な守備で対応、中央のCBのコンビがアルティドルを完全に抑えたので問題なし。替わったブルーノもスピードとパワーでしっかり対応。むしろポウルセンの上がりと中で動き回るホルマンに苦労しましたが、後半はダニがホルマン役にはっきり付いていって、エル・アマーディがポウルセンの相手をする、で上手く行ってたんですが・・・。最後に完璧なクロスを入れられて高さの違いで完敗。

 

AZが前半いつものレベルで無かったことを考えると、4-4-2が上手く行ったことを考えても「テスト」に合格だったかどうかはちょっと疑問なような・・・。実際後半立ち上がり主導権を得ようと前に出たところを見事に押し返され、ほとんどチャンスは作れなかったので・・・。後半から3スピッツにするか、10人になった時点でスハーケンではなくギオンの1スピッツにする策もあったのではと。まぁやっぱり前半もっとチャンスを決めるべきでしたね。

 

良い面もたくさんあった試合ですが、トッパー入りへの道はまだまだ厳しいのも事実、ということで来週は日曜にデ・カイプに戻ってADO戦。ここからホーム2連戦で、再来週のVVV戦を経ていよいよ待ち受けるは今シーズン最初のデ・クラシケル・・・。2連勝で勢いをつけたいところ。

 

ラムスタインは長期離脱の可能性があり、こんな形でのポジション奪取ですが頑張れブルーノ。