日曜に行われるエールディヴィジ第17節、シーズンの折り返し地点でフェイエノールトは今シーズン初の連勝を狙ってティルブルフでヴィレムIIと対戦する。フェイエノールトにとってこの1週間は嬉しいニュースと悲しいニュースの二つがあった。
まずは待望のスピッツであるヨン・ファン・ベウケリングとの契約。1週間のトライアルの末にテクニカル・スタッフを納得させ、今シーズンとさらに来シーズンのオプション付き契約をつかんだ。マリオ・ベーンは日曜のセレクションにも加え、デビューが期待される。
ヨン・ファン・ベウケリング
「フットボールでは奇妙な事が起こりえる。1ヶ月前はフェイエノールトに来るなんて想像もできなかったけど、マリオ・ベーンが誰にとっても手放せないチャンスをくれた。この1週間のトレーニングは一生懸命だったよ。この契約はそのご褒美だと思う。デ・カイプで契約できてとても幸せだ」
「ヴィレムII戦でデビューできたら嬉しいね。試合に戻れるかどうかは気がかりだけど、監督が必要としてくれるのなら用意はできている。監督も私も、私の役割については言っていないけど、監督が必要な時には私を使える。私というエクストラ・オプションを得たということだよ」
「もちろん来シーズンもここでプレーできたら嬉しい。こんな素晴らしいクラブでプレーし続けるのを望まない選手がいるかい?でもまずはこの数ヶ月で自分の価値を示したい。そうすればその先どうなるか分かるだろう」
悲しいニュースはオランダ・ベルギーでの共催を目指していたWK2018の招致失敗。新スタジアム建設を目指すフェイエノールトにとってこの1週間の大きなトピックだったが、木曜日に行われた投票でロシアの開催が決まり、デ・カイプで見守ったフェイエノールト首脳陣は落胆ムードに包まれた。
エリック・フッデ
「WK2018の開催地に選ばれなかったのはオランダにとって非常に残念なこと。しかし新スタジアム建設の目標は何一つ変わらない。WK開催はこのプロセスを推進する意味で大きな関心事をだったが、新スタジアム建設にために不可欠な要素ではない。約75年間を経てもデ・カイプはユニークで非常に魅力的なスタジアムだが、経済的な面で残念ながら寿命に来ている。フェイエノールトとロッテルダムの将来にとっても、早急に新スタジアム建設プロジェクトを実現することは非常に重要だ」
先週のADO戦での勝利でマリオ・ベーンと彼のチームははリラックスムードでティルブルフに向かうことができる。
マリオ・ベーン
「この数日笑顔が見られるし、グループ内はポジティブな空気に包まれている。次の試合にも勝てれば、ウィンターストップに向けてまったく違って見えてくるはず。ヴィレムII相手に自分たちの力を見せたい」
ルイジ・ブラインスが怪我から復帰。アンドレ・バイーアは出場停止でプレーできず、ブルーノ・マルティンス・インディが代わりを務めると思われる。