木曜日に行われたEL-PO 1stレグ、デ・カイプにベルギーのAA ヘントを迎えたフェイエノールトはリロイ・フェルのゴールで1-0と勝利。来週行われるアウエーの2ndレグにグループステージ進出をかける。
Feyenoord - AA Gent 1-0 (0-0)
Opstelling Feyenoord: Mulder; De Vrij, Vlaar, Martins Indi; El Ahmadi, Bruins, Fer; Wijnaldum, Smolov en Schaken.
スタメン全員ダニ・フェルナンデスへの„We staan achter je”というメッセージ入りシャツで入場。
立ち上がりからエクセルシオール戦とは全く違う積極的なフットボールを見せたフェイエノールトだが、20分頃からはボールを持ちながらもなかなかゴールに迫れず、逆に度々サイドを突かれてカウンターを喰らう流れに。
CKからの流れでステファン・デ・フライが相手選手と頭をぶつけるも大事にはいたらず。
フェイエノールトは右サイドをスハーケンが何度も突破するがクロスは精度を欠き、数回得たCKもフラールのヘディングはバーの上に外れるなど得点には至らず。
36分エル・アマーディのパスを受けたスハーケンがゴール正面ペナルティエリアぎりぎり手前で倒されたが、主審はなぜかバックパスで間接FKのジャッジ。フラールが狙うもゴール左に外れる。
前半途中から右サイドに回ったワィナルドゥムが本来の動きを見せるも、チャンスに放ったシュートは枠外に。HT前にはヘントのウィンガーに中央でDF陣がちんちんにされたが、幸運にもシュートは宇宙でそのまま0-0でHT。
後半高めの位置でボールを回せる時間がやや多くなったフェイエノールト。
下がり目の位置からのスモロフのパスに抜け出したスハーケンのクロスにブラインスが狙ったが、このチャンスもDFに防がれる。72分フラールからのフィードをエリア内で受けたフェルがブラインスとのワンツーで狙ったが、この決定的チャンスに宇宙・・・。
75分スモロフを下げてカスタイニョスを投入。ワィナルドゥムがトップ下に入りテクニックと強引さを見せ始める。
78分何度目か分からないスハーケンサイドからのCK。ニアサイドでこぼれ球に素晴らしい反応を見せてたフェルが反転シュートを突き刺し、ついに先制!
エリア内でタックルを受け倒されたワィナルドゥムが、相手選手の頭突きジェスチャーに対して手で胸を押して、両者にイエロー。
そのままスコアは動かずに試合終了。
Feyenoord – AA Gent 1-0
Scoreverloop:
78’ 1-0 Fer
Scheidsrechter: Paixão (Portugal)
Geel: Wijnaldum (Feyenoord), Medrano, Skarabot, Coulibaly en De Smet (allen AA Gent)
Opstellingen:
Feyenoord: Mulder; De Vrij, Vlaar, Martins Indi, De Cler; El Ahmadi, Bruins, Fer; Schaken, Smolov (76’ Castaignos) en Wijnaldum.
AA Gent: Jorgacevic; Medrano, Wils, Hanstveit, Skarabot; El Ghanassy (83’ Smolders), Thijs, Grondin, Soumahoro (68’ De Smet); Azofeifa (68’ Ljubijankic) en Coulibaly.
マリオ・ベーン
「若いセレクションが成長を見せてくれた。ここ数日は落ち着かない日々が続いたが、今日は素晴らしいパフォーマンスだった。日曜のリベンジができた。みんなよくやってくれた」
「15分過ぎからヘントが危険なプレーを見せ始め、なんどかチャンスを与えてしまった。後半はほとんど完全にコントロールしていた。HT後の我々のプレーからすれば、勝利は相応しい結果だ」
「だがヘントで難しい試合になるのは間違いない。それでも欧州戦で無失点に抑えたのは素晴らしい結果。勝利して良い立場で2ndレグに臨める」
「ブルーノはみんなから『明日は出番だぞ』と言われて、『良い監督だ』と応えていた。彼はまたしっかりと見せてくれた。よくやってくれたよ」
「今日はブーイングは聞こえなかった。特に後半はサポートし続けてくれた。素晴らしい観客だ」
「フェルのゴールは基本パターン。レオンのもとでたくさん練習していたから決まって嬉しいよ」
「ティムは大人のプレーを見せてくれた。この試合は彼にとって良いリベンジになった」
「ルーベンは非常に前掛かりで、特に後半は良いクロスを何本もあげてくれた」
ブルーノ・マルティンス・インディ
「スタメンは前日になって言われたけど、準備はできた。出だし数分間は少しナーバスになっていたけれど、それからはしっかりやれたと思う。Coulibalyは力強い選手だったけれど、僕はアストン・ヴィラ戦でも大きなスピッツに対抗できるところを見せられたからね。相手が誰でも、どんなに大きくても僕には関係ない。父親にいつも怖れるなと言われてるんだ。だから怖れずにやったよ」
「だんだんこの試合に勝てるという気分になっていった。僕らのプレーは良かったし、ヘントはもう何もできなくなっていったからね。後半を見れば僕らが勝ったのは当然。とても自信になるし、日曜のヘラクレス戦に良い準備ができる」
「デビューの夢が叶った。最初が欧州戦なんて凄いよ。監督もよくやったと行ってくれた。もちろん素晴らしい褒め言葉だ」
久々の欧州戦で緊張感がありましたが、なんとかデ・カイプの力で勝利。エクセルシオール戦に比べたらまったく別物のパフォーマンスで、みんなまぁ良かったんじゃないかと。とにかくアウエーゴールを与えずに勝ててほっと一安心。
90分を通じてほぼゲームを支配。ヘントの左ウィンガーがなかなか強力でデ・フライはだいぶ苦労してましたが、CBコンビは安定してました。特にマルティンス・インディはとてもデビュー戦とは思えない素晴らしい出来。感動的です。泣けます。デ・クレルはもうちょっと男を見せてくれるかと期待しましたが、そんなんでもなく。CK蹴りまくってやっとアシスト(?)。
中盤ではフェルもラマダン中のエル・アマーディも、決してそんな良い出来ではなかったですが、及第点。前線でスハーケンが何度も何度も走ってくれたのが大きかった。クロスはいまいちでしたが、非常に頼りになる・・・。
ワィナルドゥムはやっぱりトップ下でプレーすべきですね。ブラインスも好調なのはわかるけれど、強引さに欠けるのと、下がってボールを受けても決してパスセンスを活かせているわけではないので、いまいち存在感を出せないのがどうももったいない。
スモロフは・・・やっぱりスピッツじゃないなぁ。結局トマソンさんはベンチ入りしなかったようですが、今週末のエールディヴィジでは出てくるんだろうか。