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オランダのPK博士が5人を推薦

約10年前にオランダで『ペナルティーキック:究極のPKの追求』という本を出版し、PK博士として広く知られる存在になった経営コンサルタント ユーリ・フェルゴウ。先日のブラジル戦を前に120分で終わらずにPK戦になった時に誰が蹴るべきかという議論に対して、決定的な答えを出していた。

ロッベンマタイセンフンテラール、ファン・ブロンクホルストハイティンハが成功へのベルト・ファン・マルワイクのベストチョイス、というのが私の結論だ。何よりもGKに動きを読まれにくい左利きが優先される。さらに選手たちにはプレッシャーと自信の間のバランスが求められる。ピエール・ファン・ホーイドンクやロイ・マカーイのようなタイプが相応しい。もちろんたくさん練習しておかなければならないが」

PK博士がカイト、スナイデル、ファン・ペルシのような選手たちを選んでいないのは注目すべきだろう。

「カイトはまだ可能性がある。だがスナイデルとファン・ペルシは確実に無い。普段のファン・ペルシなら選べるが、現状では駄目だ。彼はフォームを崩しているし、選ばない方が良いだろう。

積極的に責任を負いたがる選手も避けるべき。セードルフのようなタイプだ。責任感も素晴らしいテクニックのクオリティも備えている選手は、自分の仕事に自信を持っている。スナイデルがそうだね。良いフットボールはできるが、自信過剰になる。良いフットボール選手にはあまりPKを蹴ったことが無い選手が多いんだ。ヨハン・クライフもフランツ・ベッケンバウアーもそのキャリアで6回のPKを蹴って共に3回失敗した。パウル・ブライトナー、アンディ・ブレーメ、ロナルト・クーマンのようなタイプの方が良い。ビッグスターでないが、自分にできることできないことをよく理解するだけのパーソナリティーを備えている」

クライフのせいで「PKは運」と考える人が多かった(今もか)オランダですが、ユーロ2000を前にフェルゴウが出版した本はこの国のフットボール界に衝撃を与えました。

まぁそれでもライカールトを初めとする当時のオランイェのスタッフ、セレクションは聞く耳を持たずにフランク・デ・ブールにPKを蹴らせて敗退したわけですが・・・。