「土曜の日本戦でエリエロ･エリアがスタメンで出場すべきかどうか、議論が盛んに行われているのは当然のことだろう。月曜のデンマーク戦では彼投入が決め手になったからね。だが私はこの議論の本当のポイントはそこではないと思う。ラファエル･ファン･デル･ファールトをその犠牲にして外すような理由は何もないんだ」
「彼はこれまでもいつも良いプレーを見せてきたのだから、安易に選手たちを比較する事はチーム内の秩序を乱す事にしかならない。ベルト･ファン･マルワイクはそういうことはしないだろう。単純にベストの11人を選ぶのであって過去の結果は考慮に入れない、という考えもあるだろうか。いや、私はそれでもエリアを選ぶ事はしない。エリアは後から出す方がずっと良いんだ。それにスタメンにエリアが入る事でまったく別のプレーが必要になる彼は全く異なるタイプの選手だからね」
「私は日本戦でも、月曜のヨハネスブルクでの試合のスタメンと同じ11人でスタートすると思う。ファン･マルワイクが考え方を変える事はないと確信している。オランイェは確かにデンマーク戦ではそれほど良いプレーはできなかったが、とても堅実だった」
「特に守備面だ。ヨリス･マタイセンとヨン･ハイティンハは十分計算できる事を示した。非常に信頼できるように見えたよ。マルク･ファン･ボメルとナイジェル･デ･ヨングのコントローラー二人がいてくれることで、これから素晴らしい冒険ができるはずだ。後はデンマーク戦での個々のケースについて話し合う事も重要だろう」
「今後の事を考えると、私は特にウェズレイ･スナイデルについて頭を巡らせている。彼は日本戦ではしっかり自分の役割を果たしてチームをモーターとならなければならない。デンマーク戦では非常に悪かった所が上手く行くように願っているよ。スナイデルがFIFAによってマン･オブ･ザ･マッチに選ばれたのはジョークとしか思えない。まったくのでっち上げだよ！だがこれもWKでは希な事ではない。今週初めのコートジボワール戦でのポルトガルのロナウドのようにね。ボールが一度ポストを叩いただけでピッチ上のベストプレイヤーに選ばれるなんて。あり得るかい？信じられないね･･･」
「いずれにせよ、普通にやれば日本相手に多くの危険があるとは思わない。昨年のエンスヘデでの親善試合でオランイェが3-0と勝利したのを根拠に言っているのではないよ。あれはもうずっと昔の話だ。あの試合を重視するべきではない。日本も後で当たるカメルーン同様にそれほど良くないチームなのは事実。危険なのは元VVVフェンロの選手であるケイスケ･ホンダだけだ。特に時間的余裕を与えると危険なのは間違いない。だがハイティンハとマタイセンがこのゾーンで落ち着いてお互いにしっかりコミュニケーションをとり続けてホンダを捕まえていれば日本は非常に苦しくなるだろう」
「後はオランイェは日本のFKにいくらか注意すべきだろう。時々非常に危険なキックをしてくる。だがオランイェが素早く主導権を取れば、日本をペンチでつかむ事ができるだろう。それが彼らの最も嫌う事であり、彼らはいつもと全く違うパターンになれば、どうすべきか分からなくなるだずだ」
さすがフォッペおじいちゃん、今回は完全に納得のご意見。
