フェイエノールトは宿敵アヤックスに歴史的勝利を収めた。監督 ジョヴァンニ･ファン･ブロンクホルストのチームはデ･クラシケルで6-2での勝利。ロビン･ファン･ペルシ(2)、イェンス･トールンストラ、スティーヴン･ベルフハイス、トニー･フィレーナ、ヤシン･アユプがこの歴史的午後に得点を記録。
ジョヴァンニ･ファン･ブロンクホルストはデ･クラシケル用に特別の戦術を用意。ロビン･ファン･ペルシを攻撃の先端に起き、中盤にイェンス･トールンストラ、守備の中心にエリック･ボテギンを置いて彼はアヤックスを苦しめるだけではなく、倒せることも期待した。
スタート失敗
しかしスタートに失敗。8分でフェイエノールトはビハインドを背負ってしまった。ラッセ･シェーネがFKを上隅に決めた。ホームチームはいきなり躓き、さらに数回のチャンスを与えたが即座に追いつく。
アヤックスの先生～10分もせずにトールンストラがフェイエノールトに同点ゴールをもたらした。スティーヴン･ベルフハイスのクロスをコントロールし、反転からボールを押し込んでGK アンドレ･オナーナを破る。さらに31分には素早いカウンター、トールンストラのお膳立てをベルフハイスが決めて2-1.
狙いを外さないファン･ペルシ
ハキム･ツィエクがまたすぐさま2-2としたが、ファン･ペルシが前半をリードして終わらせた。彼もまたトールンストラのパスを受け、強烈なシュートを決める。後半開始10分過ぎには再びファン･ペルシが、今回はベルフハイスのパスから決めて4-2.
フェイエノールトはその後もピッチ全面で戦い続け、もう何の問題も無かった。ファン･ペルシと左バック ケルヴィン･フェルドンクがピッチを去った後も、代わりに入ったニコライ･ヨルゲンセンとリチアーノ･ハプスがフェイエノールトをさらに前に進ませる。
大勝
ハプスの良いインターセプトからトニー･フィレーナが強烈なシュートでオナーナを破り、終盤にはベルフハイスに代わって途中出場 ヤシン･アユプが6-2の最終スコアに。これによってアヤックス戦では1964年の9-4以来の大勝となった。
フェイエノールトはこの勝利で2位 アヤックスとの差を8ptsに縮め、来週日曜にチームはクラーリンゲンでエクセルシオール戦。
改めて言おう、これは本当だ。
Feyenoord - 020 6-2
scoreverloop:
8' 0-1
16' Jens Toornstra 1-1
31' Steven Berghuis 2-1
34' 2-2
42' Robin van Persie 3-2
56' Robin van Persie 4-2
75' Tonny Vilhena 5-2
84' Yassin Ayoub 6-2
Scheidsrechter: Danny Makkelie
Gele kaarte: -
Opstellingen:
Feyenoord: Vermeer, St. Juste, Botteghin, Van Beek, Verdonk (73' Haps);
Clasie, Toornstra, Vilhena; Larsson, Van Persie (68' Jørgensen), Berghuis (83' Ayoub).
020: Onana, Mazraoui, De Ligt, Magallan (60' Sinkgraven), Blind;
Schöne, De Jong, Van de Beek (60' Neres); Ziyech, Dolberg (72' Huntelaar), Tadic.
https://matchcenter.feyenoord.nl/feyenoord-ajax-2018-2019
ジョヴァンニ･ファン･ブロンクホルスト
「とても素晴らしい日だ！歴史的な日だよ。今日自分たちが見せたものを我々全員が誇りに思って良いだろう」
「いや、こんな結果は絶対に予想してなかった。選手たちには何年間も語り継がれる試合にしなければいけないと話したんだ。それを選手たちはものの見事にやってくれた。人々が注目する試合であり、クラブにとって重要な試合なのはみんな分かっている。こういう形でやれたのはとても誇りに感じる」
「情熱と活気が決定的な要素だったと思う。試合の入りはナーヴァスでとても雑だった。本来の自分たちでは無かった。アヤックスはそれを上手く突いたが、1-1が自信を取り戻す重要なゴールだった。最終的にあの瞬間から我々は解放されて持てるもの全てを出して戦い続けることができた。勝つために全力を尽くすメンタリティと共に、それがピッチ上で何度も上手く出ていた」
「前半はどう転んでもおかしくなかったが、我々は走力のある選手たちでアヤックスを痛めつけることができるのは分かっていた」
「ロビンのスピッツと10番でのクオリティを我々は分かっていた。今日はイェンスを10番に置くのが正しい選択だったんだ。今日の彼がどれだけ走ったか私には分からない。あれが彼のクオリティ。正しいタイミングで奥行きを作る能力が彼にはある」
「良い相手に6-2で勝てれば･･･アヤックスはベターなチームの一つ。それに対する我々のプレーを見れば、これは私にとって監督として今までの最も素晴らしい試合の一つだ」
https://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/reactie-gvb-feyaja-270119
https://www.fr12.nl/nieuws/49567-van-bronckhorst-een-van-de-mooiste-wedstrijden-tot-nu-toe.html
ロビン･ファン･ペルシ
「素晴らしい雰囲気だ、最高だよ！もの凄い試合、素晴らしい試合、ゴール、バトル、そして良いフットボールの全てがある試合だった。試合を決めた要素？僕らのスピリットだ。2-1にした後にすぐ追いつかれたのは痛かったけど、イェンス、スティーヴン、みんなが戦い続けた。僕らは試合に戻って相手を完全に叩きのめしたんだ」
「最も素晴らしいシーン？実際僕らがピッチに入った瞬間だけど、HTに戻る時も周りを見て『ああ、本当に素晴らしい！』と思ったよ。みんなに歓びと情熱があった。みんなが『今日は僕らが勝つ』と本当に信じていた。このチームはファンタスティックなグループだ。時々僕をウンザリさせる人々がいるけど、僕はこのチームのみんなのことを本当に信じている。みんな本当に素晴らしいフットボールができる」
「ああ、これをもっと増やさないといけない。もっとコンスタントにならないと。それが目指すところでもある。今日のプレーを見れば、本当に凄いからね」
https://www.fr12.nl/nieuws/49565-van-persie-geniet-mooi-sfeertje-he-prachtig.html
イェンス･トールンストラ
「今シーズンが凄く不安定なのはみkんな知ってる。幸いにも全て上手く行く試合が何度かあるし、今日はその一つだった。僕らはチームとしてとても良いプレーをした」
「さっきもクラーシに『なぜ僕らはこれを毎週できないんだろう？』と聞いたよ。それが残念！僕らにはこういう事ができる力が明らかにある。アヤックス戦のようにプラスαの刺激が必要なのが残念」
https://www.fr12.nl/nieuws/49566-toornstra-we-kunnen-het-blijkbaar-wel.html
スティーヴン･ベルフハイス
「したいこと、やりたいことが全て出た試合だね。今日はとても多くの事が上手く行った。もちろん最初の失点でスタディオンが不穏な雰囲気になるのは感じていたから、1-1のゴールは落ち着きを取り戻すため、フィーリングにとって凄く重要だった。0-1の後で冷静さを保つのは難しかったよ。デ･カイプは前へ急かせるけど、彼ら相手にポジションを離れて動けば罰せられる。コンパクトにプレーしていれば僕らには中盤で飛びさせる選手たちがいる。距離が離れすぎたらそれはできない。今日は明らかにまた良い例だった」
「僕のゴールは頭から飛び込みたかったけど、胸でトラップした。ちょっとラッキーだったよ」
もっと大勝するチャンスがあった？6点でもまだ足りないの？w」
https://www.fr-fans.nl/nieuws/38994/vind-je-zes-niet-genoeg-dan
https://www.fr12.nl/nieuws/49568-berghuis-de-kuip-schreeuwt-je-naar-voren.html
トニー･フィレーナ
「サポーターみんな喜んでる？確かに。自分でもまた実感が無いけど、アヤックスにホームで6-2勝利は決して忘れられることはないだろう」
「僕らはこれを学んでコンスタントにならないといけない」
「監督の退任発表の影響？実際これから毎試合同じアプローチになるとは思わない。この試合も僕らにとってはフィナーレのようなものだった」
https://www.fr-fans.nl/nieuws/38995/vilhena-deze-wedstrijd-was-ook-weer-een-finale-voor-ons
信じられない！
まさかクーン時代のようなこんな伝説的試合を見る人が来ようとは思いませんでした。本当に夢のようです･･･
出だしはどうなるかと思いましたが、同点に追いついてからはほぼ優勢と言って良い内容で、後半は完全に圧倒。前半をリードして終えられたのはイェンスとファン･ペルシのおかげです。特にファン･ペルシはピッチ上で別格のクオリティを示し、もう数ヶ月で引退するのが詐欺みたいなプレー。圧倒的なテクニックで相手DFを全く寄せ付けず、グイデッティ以来のハットトリックするかと思いました･･･ イェンスは1ゴールと3アシストという無双ぶりで、このチームに絶対に欠かせない存在であることを例のごとく再び証明。
ベルフハイスも良かったですが、もう一人大活躍した選手を挙げるならフェルドンク。力強い守備でツィエクを封じ込め、ボールを持てば落ち着きを持って正しい選択をし、トニーに決定機を与えるなどキャリアのベストゲームでした。良い選手だとは思ってましたが左バックとしてここまでポテンシャルがあるとは･･･
ジオの退任発表があった直後にこのスーパーなパフォーマンス。PSV-thuisに続いてトッパーで異様な強さを見せてますが、退任発表の影響も間違いなくあったでしょう。できればこういうパフォーマンスがもう少しでも増えて欲しいもの。そして4週間後のベーカー･クラシケルでもう一度･･･
