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バッカルとグイデッティがフェイエノールトを勝利に導く

日曜午後に行われたエールディヴィジ第5節、フェイエノールトは新加入のオトマン・バッカルとジョン・グイデッティの初試合でその活躍を楽しむことができた。二人ともラト・フェルレーフ・スタディオンのネットを揺らし、フェイエノールトNACブレダ相手の1-3の勝利に大きく貢献。カリム・エル・アマーディは2列目からの素晴らしいシュートもあり、ロナルド・クーマンのチームは試合開始早々のビハインドから見事に逆転。フェイエノールトは無敗を保っている。

 

フェイエノールトは開始7分で、完全に自分たちのミスからビハインドを負った。ロベルト・スヒルデルが中盤でボールを持って立ち上がると、その前には全く何の障害もなく、簡単にペナルティ・エリア際からシュートを決めて1-0。

 

HT直前にもアントニー・ルールリングのシュートでホームチームが危険なシーンを作るが、その他はロナルド・クーマンのチームは前半をコントロール。大部分のポゼッションはフェイエノールトにあったが、ただチャンスを作るようなプレーには至らなかった。

 

前半決定的な場面にいたのはバッカル一人。この新人は30分過ぎに最初のシュートを放つと、37分にジェルソン・カブラルのCKに対してペナルティ・エリア内フリーで頭にあわせ、NACのGK イェレ・テン・ラウウェラールを破って同点に。

 

後半の最初の15分間はルールリングによってNACが危険なシーンを作ったが、60分過ぎからはフェイエノールトが力強いプレーの時間帯に。そこから3つの大チャンスが生まれ、エル・アマーディがその内一つを得点に変えた。このMFは25mの距離から強烈なシュートでゴールを射貫き、フェイエノールトにリードをもたらす。

 

ロナルド・クーマンのチームにはその前に間違いなくPKのシーンがあったはずであり、NACのDF ケース・ライクスが対面したフェルナンデスをペナルティ・エリア内でつかんだだけでなく、足で蹴ってもいたが、ジャック・ファン・フルテンはこれを取らなかった。

 

フェイエノールトは1-2にした後もチャンスを作り続け、それは特にルーベン・スハーケンの力強いプレーからだった。このウィンガーは67分にポストの外側を叩き、その10分前にはテン・ラウウェラールの前でフリーになったが、ミラノ・クーンダースに割って入られた。

 

バッカルが重要な同点ゴールで夢のデビューを飾ったが、グイデッティもまたラト・フェルレーフ・スタディオンで素晴らしいデビューを果たす。このFWはクーマンから30分の出場時間を与えられると、すぐにその素晴らしい才能を示し、何度も起点となり、チームメイトをコントロールし、ボールを危険な方へと動かした。

 

グイデッティはそのパフォーマンスをついにゴールで実らせる。試合終了3分前に自分で攻撃を続けると、そこからNACがケルフィン・レールダムをファールで止めてPKに。ボールの前に立ったスウェーデン代表は完璧なシュートを決めて最終スコアの1-3とした。

 

NAC Breda – Feyenoord 1-3

 

Scoreverloop:

7’ 1-0 Schilder

37’ 1-1 Bakkal

60’ 1-2 El Ahmadi

87’ 1-3 Guidetti

 

Scheidsrechter: Van Hulten

Geel: Gorter, Lasnik (beiden NAC Breda)

 

Opstellingen:

NAC Breda: Ten Rouwelaar; Koenders, Botteghin, Luijckx, Gorter; Gilissen (66’ Lasnik), Gudelj (83’ Bonevacia), Schilder; Kolk, Schalk (70’ Bayram) en Lurling.

Feyenoord: Mulder; Leerdam, De Vrij, Vlaar, Ramsteijn; El Ahmadi, Clasie, Bakkal (83’ Mokotjo); Cabral (70’ Cissé), Fernandez (61’ Guidetti) en Schaken.

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20110911_verslag_nac

 

ロナルド・クーマン

「前半は今シーズン最悪の出来だった。悲劇的としか言いようがない。受け入れられるモノではないよ。プレーが雑すぎて何度も何度もボールを失い、NACを助けてしまっていた。後半かなり良くなって全く違うフェイエノールトが観られたのは幸運だが、45分間良いプレーができるからといって試合に勝ち続けることはできない」

 

「後半は私が見たいようなプレーができていた。支配的なフットボールをして、奥行きも作ろうとする。それが上手くできていたし、後半をベースにすれば我々は勝利に相応しかった。やらなければならないことができていた」

 

「バッカルのプレーはとても良かった。前半落ち着いて自分のプレーをしていた数少ない一人だった。正しい選択をし、重要なゴールも決めてくれた。彼のCLレベルの経験はこのチームに取って非常に大きい。予めそれを期待して獲得を望んだが、実際その通りになってくれたのは素晴らしい事」

 

「ジョンはスペースを上手く使えるスマートなフットボール選手。相手の注意を惹きつけられるし、ゴールに向かう力強さもある。終了直前のPKを蹴ろうとしたのは彼の積極性を物語るモノ」

 

ロン・フラール

「後半は僕らがボスだった。5試合で11pts取れたことにはとても満足している」

「オトマンとジョンは正真正銘の補強だよ」

 

オトマン・バッカル

「あれは重要なゴールだったね。僕らは決して良いプレーはできてなかったけど、フェイエノールトでのスタートが切れたのは最高だよ」

「あのパターンは練習していたし、試合で決められて嬉しいね。フリーでニアに走り込んでヘディングで決める。美しいゴールだ。前半の僕らのプレーはかなり雑だったけど、後半はしっかり戻せて良かった」

 

「他の選手たちとの連携はもうちょっと慣れないといけない。試合中に少しずつ良くなったのは今後への自信を与えてくれるよ。この試合は良い気分で振りかえられる。僕らは勝ったし、僕も得点を決められたからね。素晴らしいスタートだ」

 

「僕らの試合の後に、PSVがVVV相手に0-2のリードから3-3で引き分けたと聞いた。その時自分が冷めてるのに気づいたんだ。クラブのみんながその場にいたからじゃ全く無い。今は僕はフェイエノールトのためにプレーしていて、それに集中しているんだ」

 

ジョン・グイデッティ

「チームに取って3pts取れたのが大切。スコアボードに名前を載せられて嬉しいよ。主審がPKの笛を吹いた時、みんなが僕が蹴るべきだと言ってくれたんだ。でも当然大切なのは3ptsの方だよ」

「選手たちはみんなファンタスティック。とてもリスペクトを払ってくれている。チームメイトとファンに対してはとても幸せだ」

 

「夢のようなデビュー?全くそんなことはないよ。ハットトリックでもしないとね。もちろんスタートラインには立てた。でもフェイエノールトのファンはまだ本当のジョン・グイデッティを何一つ見ていない。それはこれらかだ。土曜日に素晴らしいスタディオン・デ・カイプで見せられることを願っているよ」

 

PKを決めた後はNACのサポーターに向けて指を口元に当てるジェスチャー

「NACのサポーターは熱かったね。でもあんなブーイングはすべきじゃない。フットボールは偉大なスポーツだから。僕はただ彼らを止めたかっただけ」

 

 

クラブサイトの文章とは違い、前半はほとんどポゼッションできてなかった気がしますが・・・。失点シーンは取れると思ったクラーシがあっさりターンで抜かれて後ろに誰もいないという状態。立ち上がりはチーム全体でプレスの位置を下げていた印象でしたが、前が前進守備したら後ろの選手はスペースを埋めてくれないと困りますねぇ。ブレダでビハインドを負うのはなかなかやっかいなもので、その後は押し込まれ、いつもどおり受けに回ってgdgdに。パスミスが多すぎました。特にエル・アマーディとラムスタイン。ラムスタインは本当に酷かったので、いいかげんそろそろ替えても良いよクーマン・・・。ラインが間延びして距離感が開き、中盤にスペース空きまくりだったので、もう少し危険な相手ならもっと失点していたかも。

 

まぁバッカル様々ですね。10番としての能力もありますし、期待通りのクオリティの高さを見せてくれました。同点ゴールはもとより、あの落ち着きが素敵です。

そしてグイデッティ。待望のターゲットマンです。どう見ても本物なのは間違いなし。ギオンとは違います。スハーケンのクロスがようやく活きる予感。twitter上では若干厨二臭いやんちゃキャラですが、まぁファン・ペルシに比べればかわいいもの。1年間頑張ってください。

 

それにしても新加入選手がこれだけ即大活躍って久しぶりですね~。クラーシも頑張っているけれど、やはりバッカルとグイデッティでチームのレベルが数段上がった印象。ファン・ヘールgjとしか言いようがない。

 

さあ、来週はデ・カイプに戻って土曜日にデ・フラーフスハップ戦。昨シーズン以上にイヤらしい相手になってますが、いつもどおりファイティングスピリットで負けなければ大丈夫。その次がアルクマールでAZ戦あのデもうちょっと上位で粘りたい。